しげの秀一氏の新作漫画『MFゴースト』に登場する注目の5台

かつて絶大な人気を誇り、走り屋のバイブルとまでいわれた大ヒット漫画『頭文字D』。その著者である、しげの秀一氏による新作が『MFゴースト』です。2017年9月に連載が開始された『MFゴースト』は、市販車による公道を使ったレースを舞台にした作品。登場するハイパーカーを含めクルマ好きの間では、ちょっとした話題になっています。そのなかから、注目の5台を紹介しましょう。

文・吉川賢一

Chapter
①トヨタ 86
②日産 GT-R(R35型)NISMO
③ポルシェ 718 ケイマンS(982型)
④フェラーリ 488GTB
⑤ランボルギーニ ウラカン LP610-4

①トヨタ 86

トヨタ 86

主人公のカナタ・リヴィントンが乗るトヨタ 86は、2012年にトヨタとスバルの共同開発により誕生したスポーツカーです。スバルからはBRZとして販売されています。

トヨタは、”かっこよく、だれでも楽しめるスポーツカー”を開発の目標とし、それはFRで低重心なクルマであると考えました。

その実現のため、当時、トヨタとの資本提携が始まったばかりのスバルが得意とする水平対向エンジンが採用され、それをベースにトヨタの直噴・ポート噴射併用技術D-4Sを組み合わせることで、自然吸気の4気筒ながら最高出力152kW(207ps)を実現。同時に、ヒップポイント400mmという、超低重心も実現させることに成功しました。

そろそろ次期型のうわさも聞こえてきたトヨタ 86。さらなる進化を期待したいです。

②日産 GT-R(R35型)NISMO

日産 GT-R NISMO 2018

兄貴分として主人公のカナタを見守る相葉 瞬(あいば しゅん)がドライブする日産 GT-R NISMOは、2014年から製造・販売されているスポーツカーです。

V型6気筒 3.8リッターツインターボのエンジンには、レース用車両にも使用されているGT3タービンを搭載。最高出力は441kW(600ps)を発揮します。

”NISOMOだからできた”という、その圧倒的なパフォーマンスは、ニュルブルクリンク北コースにおいて、これまでGT-Rが記録したベストラップを、なんと10秒以上短縮するタイムに更新。まさに「量産車世界最速マシン(発表当時)」です。

③ポルシェ 718 ケイマンS(982型)

ポルシェ 718 ケイマンS

若き天才ドライバーという位置づけのミハイル・ベッケンバウアーがドライブする、ポルシェの718 ケイマンS(982型)は、ボクスターのハードトップモデル。ボクスターと多くの部品を共用しています。

この982型は、2016年から販売されており、エンジンをこれまでの水平対向6気筒から、新開発の水平対向4気筒ターボエンジンに換装し、最高出力257kW(350ps)を発揮します。

このクルマに付けられた718の名称は、1950年代にポルシェが製作した水平対向4気筒をミドに搭載したレーシングカー、718RSKからいただいたもの。水平対向4気筒エンジンに換装したモデル、ということで718のサブネームがつけられました。

④フェラーリ 488GTB

フェラーリ 488 GTB

26歳のドライバー、赤羽 海人が、フェラーリ 488GTBにしている理由は、"道具として優秀だから"というもの。この488GTBは、458イタリアの後継モデルとして、2015年から販売されています。

458イタリアと同じV8ながら、排気量を4.5Lから3.9Lへ縮小。しかし、488GTB専用に開発されたIHIツインスクロールターボチャージャーを搭載することで、最高出力は425kW(578ps)から493kW(670ps)へと引き上げられています。

488のネーミングは、1気筒当たりの排気量が488ccであるためです。

⑤ランボルギーニ ウラカン LP610-4

ランボルギーニ ウラカン LP610-4

フェラーリ 488GTBをドライブする赤羽 海人が、大きなライバル心を抱くMFGドライバー、大石 代吾が乗るのは、ランボルギーニ ウラカン LP610-4。

現ランボルギーニのなかでは、最小のボディサイズのウラカンは、ランボルギーニ史上最大のベストセラーとなったガヤルドの後継モデルとして、2014年から販売が開始されました。

エンジンは自然吸気のV型10気筒ユニットをガヤルドから踏襲しつつ、新たに筒内噴射とポート噴射を併用するデュアルインジェクションシステムを採用。これにより、ガヤルドより40ps増の448kW(610ps)を実現し、同時に低燃費化にも成功しました。


このほかにも、漫画『MFゴースト』には、ポルシェ カレラ GT3(991型)、アウディ R8 V10 plus、アルファロメオ 4Cなど、現代のスーパースポーツカーが数多く登場します。この漫画のヒットにより、かつて『頭文字D』によって沸き起こったスポーツカーブームが再来することを期待したいですね。