宅配便が駐車時にストッパー(輪止め)を使う理由

ストッパー

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佐川急便やヤマト運輸など、日本国内の物流において大きな役割をはたしています。とくに宅配便で、お世話になっている方も多いでしょう。それら宅配便のトラックが路肩に駐車しているとき、ストッパー(輪止め)を使っている光景を目にします。坂道でもない平坦な道路でも、ストッパーを使うのには、どんな理由があるのでしょうか?佐川急便やヤマト運輸に訊いてみました。
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ストッパー(輪止め)を使う理由を佐川急便に訊いてみた
ストッパー(輪止め)を使う理由をヤマト運輸に訊いてみた
社内ルールが違う理由
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ストッパー(輪止め)を使う理由を佐川急便に訊いてみた

まず佐川急便のある営業所に電話して、駐停車の際にストッパーをする理由を訊いてみました。その電話に応対していただいた担当者によれば、駐車時のストッパーをする理由は、社内で決められたルールとのこと。

佐川急便では、配達時に車を駐停車する際、どんなに短い時間でもストッパーをするそうです。

そうなると、駐停車時のストッパー以外にもルールがあるのではないかと興味関心がわいてきます。質問してみると、確かに他にも社内ルールがあるようです。

そのひとつが、駐停車時にサイドミラーを必ず折りたたむこと。佐川急便では、駐車するごとにサイドミラーを折りたたむとのことです。

ストッパー(輪止め)を使う理由をヤマト運輸に訊いてみた

日本国内の運送会社は佐川急便だけではありません、今回もう1社直電したのがヤマト運輸です。比較してみましょう。

黄色と緑色の配達車で有名なヤマト運輸でも、社内規則で駐停車のルールを設けているとのことです。定められているルールをいくつか紹介しますと、まずひとつがストッパーで、駐停車する際には必ず置くことが決められています。

同時にサイドミラーを閉じるのもルールとなっていて、大型車の場合は自動開閉ですが普通車・中型車の場合にはすべて手動で行っているそうです。しかし、開閉に関しては道路状況で判断するとのことでした。

ヤマト運輸のルールで特に気になったのが、ステアリングホイールを道路の縁石側に向かって切るというものです。ストッパーに加えて、タイヤを縁石側に切ることで、誤発進を抑制しているのですね。

社内ルールが違う理由

荷物の配達を1日で大量に行う宅配便では、事故なく安全な運転操作が求められるドライバー全員が同じルールを共有して、誰でも同じように業務を遂行できるようにすることが重要です。そのために、各運送会社はそれぞれに社内ルールを設けて、確実に荷物を届けることに奔走されているのですね。

そのなかで、いくつかの違いがあるのは、それぞれの企業のトラブル対策アプローチの違いではないかと思われます。

同じ事業を展開する企業でも運送時のルールに違いがあるので、見かけた際に分析してみてはいかがでしょうか。

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