今でもあります!12気筒エンジン搭載の新車で買えるクルマ11選
更新日:2024.09.09
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エンジンのダウンサイジング化により、大排気量、多気筒エンジンを搭載するモデルは、年々減少傾向にあります。しかし、時代にあらがうように12気筒エンジンを今なお墨守し続けるモデルが、少なからず存在します。ここでは、そんな12気筒エンジンを積んだ、新車で買えるモデルを紹介します。
文・西山昭智
文・西山昭智
- Chapter
- 1、メルセデス・ベンツ S600ロング(2,357万円)
- 2、メルセデス・マイバッハ S650(2,791万円)
- 3、BMW M760Li xDrive(2,520万円)
- 4、アウディ A8 L W12 クワトロ(2,262万円)
- 5、ロールス・ロイス ゴースト(3,410万円)
- 6、ロールス・ロイス レイス(3,640万円)
- 7、ロールス・ロイス ドーン(3,740万円)
- 8、ベントレー コンチネンタルGT(2,568万円)
- 9、ベントレー フライングスパー(2,665万円)
- 10、ベントレー ベンテイガ(2,786万円)
- 11、フェラーリ GTC4 ルッソ(3,470万円)
1、メルセデス・ベンツ S600ロング(2,357万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒SOHCツインターボ
総排気量:5,980cc
最高出力:390kW(530ps)/4,900-5,300rpm
最大トルク:830Nm(84.6kgm)/1,900-4,000rpm
メルセデス・ベンツSクラスのなかで、もっとも高価なS600 ロングは、V型12気筒エンジンを搭載しています。ほかのSクラスは、V6もしくはV8で、V12を搭載するのはこのモデルのみ。
全長5.2m超、車重2.3トンの巨体を6.0LのV12エンジンで軽々と動かす動力性能は感動もの。S600ロングをベースにしたAMG S65ロングも同じくV12エンジンを搭載しています。
エンジン:V型12気筒SOHCツインターボ
総排気量:5,980cc
最高出力:390kW(530ps)/4,900-5,300rpm
最大トルク:830Nm(84.6kgm)/1,900-4,000rpm
メルセデス・ベンツSクラスのなかで、もっとも高価なS600 ロングは、V型12気筒エンジンを搭載しています。ほかのSクラスは、V6もしくはV8で、V12を搭載するのはこのモデルのみ。
全長5.2m超、車重2.3トンの巨体を6.0LのV12エンジンで軽々と動かす動力性能は感動もの。S600ロングをベースにしたAMG S65ロングも同じくV12エンジンを搭載しています。
2、メルセデス・マイバッハ S650(2,791万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒SOHCツインターボ
総排気量:5,980cc
最高出力:463kW(630ps)/5,000-5,300rpm
最大トルク:1,000Nm(102.0kgm)/2,300-4,300rpm
メルセデスブランドの最高峰マイバッハS650は、S600ロングよりもさらに大きな全長5,465mmというサイズを誇るリムジン。エンジンはAMG S65ロングと同じスペックのV12を搭載しています。
エンジン:V型12気筒SOHCツインターボ
総排気量:5,980cc
最高出力:463kW(630ps)/5,000-5,300rpm
最大トルク:1,000Nm(102.0kgm)/2,300-4,300rpm
メルセデスブランドの最高峰マイバッハS650は、S600ロングよりもさらに大きな全長5,465mmというサイズを誇るリムジン。エンジンはAMG S65ロングと同じスペックのV12を搭載しています。
3、BMW M760Li xDrive(2,520万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒DOHCツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:448kW(610ps)/5,500rpm
最大トルク:800Nm(81.6kgm)/1,550-5,000rpm
BMWのV12エンジンを搭載するモデルは、フラッグシップである7シリーズのなかでも、高性能を誇るM Performanceとしてラインナップされています。V12ツインパワーターボの排気量は、6.6LとメルセデスのS600 ロングを上回り、駆動方式は4WDを採用します。
エンジン:V型12気筒DOHCツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:448kW(610ps)/5,500rpm
最大トルク:800Nm(81.6kgm)/1,550-5,000rpm
BMWのV12エンジンを搭載するモデルは、フラッグシップである7シリーズのなかでも、高性能を誇るM Performanceとしてラインナップされています。V12ツインパワーターボの排気量は、6.6LとメルセデスのS600 ロングを上回り、駆動方式は4WDを採用します。
BMWの最上級セダンである、BMW 7シリーズ。今回は、V12気筒エンジンを搭載したM760Li xDriveをご紹介します。2020年現在、生産される数が少なくなっているV12気筒エンジンのサウンドやフィーリングに加え、最上級セダンらしい”おもてなし”が随所に現れるM760Li xDrive。CARPRIMEナビゲーター、河西啓介が解説します。
4、アウディ A8 L W12 クワトロ(2,262万円)
【エンジンスペック】
エンジン:W型12気筒DOHC
総排気量:6,298cc
最高出力:368kW(500ps)/6,200rpm
最大トルク:625Nm(63,7kgm)/4,750rpm
アウディのフラッグシップとなるA8には、V12ならぬW12というシリンダー配列の12気筒モデルがあります。狭角V型6気筒を2つ組み合わせたエンジンはWR12と呼ばれ、フォルクスワーゲングループが開発したもの。同じグループのブガッティ ベイロンに搭載されたWR16も有名です。
エンジン:W型12気筒DOHC
総排気量:6,298cc
最高出力:368kW(500ps)/6,200rpm
最大トルク:625Nm(63,7kgm)/4,750rpm
アウディのフラッグシップとなるA8には、V12ならぬW12というシリンダー配列の12気筒モデルがあります。狭角V型6気筒を2つ組み合わせたエンジンはWR12と呼ばれ、フォルクスワーゲングループが開発したもの。同じグループのブガッティ ベイロンに搭載されたWR16も有名です。
5、ロールス・ロイス ゴースト(3,410万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:420kW(571ps)/5,250rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,500-5,000rpm
ファントムをひと回り小さくしたような4ドアセダン、ゴーストのマイナーチェンジ版として2014年にデビューしました。ファントムと同じように後席ドアは観音開きになっています。車両重量は2,480kg、ファントムと同じようにエクステンデッドホイールベースも用意されています。
ちなみに、フラッグシップとなるファントムには、最大トルクが900Nm/1,700rpmに引き上げられたV12が搭載されます。
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:420kW(571ps)/5,250rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,500-5,000rpm
ファントムをひと回り小さくしたような4ドアセダン、ゴーストのマイナーチェンジ版として2014年にデビューしました。ファントムと同じように後席ドアは観音開きになっています。車両重量は2,480kg、ファントムと同じようにエクステンデッドホイールベースも用意されています。
ちなみに、フラッグシップとなるファントムには、最大トルクが900Nm/1,700rpmに引き上げられたV12が搭載されます。
6、ロールス・ロイス レイス(3,640万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:465kW(632ps)/5,600rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,500-5,000rpm
ロールス・ロイスのファストバック2ドアクーペ。ボディサイズは、全長5,280mm×全幅1,945mm×全高1,505mm、車両重量は2,430kgとほかのロールス・ロイスよりも少しだけコンパクトです。
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:465kW(632ps)/5,600rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,500-5,000rpm
ロールス・ロイスのファストバック2ドアクーペ。ボディサイズは、全長5,280mm×全幅1,945mm×全高1,505mm、車両重量は2,430kgとほかのロールス・ロイスよりも少しだけコンパクトです。
7、ロールス・ロイス ドーン(3,740万円)
【エンジンスペック】
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:420kW(571ps)/5,250rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,600-4,750rpm
ロールス・ロイスの2ドアオープンモデルです。ボディサイズはレイスとほぼ同じですが、開閉ルーフがあるため車両重量が2,640kgと若干重めになっています。電動ソフトトップはおよそ22秒で開閉します。
最新のSUV、カリナンに搭載されるのは、ドーンと同じスペックのV12です。
エンジン:V型12気筒ツインターボ
総排気量:6,591cc
最高出力:420kW(571ps)/5,250rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/1,600-4,750rpm
ロールス・ロイスの2ドアオープンモデルです。ボディサイズはレイスとほぼ同じですが、開閉ルーフがあるため車両重量が2,640kgと若干重めになっています。電動ソフトトップはおよそ22秒で開閉します。
最新のSUV、カリナンに搭載されるのは、ドーンと同じスペックのV12です。
8、ベントレー コンチネンタルGT(2,568万円)
【エンジンスペック】
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,950cc
最高出力:467kW(635ps)/6,000rpm
最大トルク:900Nm(91.7kgm)/1,350-4,500rpm
フォルクスワーゲングループであるベントレーにもW12気筒モデルが存在します。アウディと同じ、WR12を搭載したGTは、2018年にモデルチェンジを敢行。エンジンスペックも向上しました。
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,950cc
最高出力:467kW(635ps)/6,000rpm
最大トルク:900Nm(91.7kgm)/1,350-4,500rpm
フォルクスワーゲングループであるベントレーにもW12気筒モデルが存在します。アウディと同じ、WR12を搭載したGTは、2018年にモデルチェンジを敢行。エンジンスペックも向上しました。
9、ベントレー フライングスパー(2,665万円)
【エンジンスペック】
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,998cc
最高出力:467kW(625ps)/6,000rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/2,000rpm
コンチネンタルGTの4ドアセダン版ともいえるフライングスパー。V8エンジンを搭載するモデルもありますが、こちらにもW12エンジンを搭載するモデルがあります。ちなみにベントレーのフラッグシップとなるミュルザンヌは、W12ではなくV8が搭載されています。
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,998cc
最高出力:467kW(625ps)/6,000rpm
最大トルク:820Nm(83.6kgm)/2,000rpm
コンチネンタルGTの4ドアセダン版ともいえるフライングスパー。V8エンジンを搭載するモデルもありますが、こちらにもW12エンジンを搭載するモデルがあります。ちなみにベントレーのフラッグシップとなるミュルザンヌは、W12ではなくV8が搭載されています。
10、ベントレー ベンテイガ(2,786万円)
【エンジンスペック】
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,945cc
最高出力:447kW(608ps)/5,250-6,000rpm
最大トルク:900Nm(91.7kgm)/1,250-2,000rpm
ラグジュアリーSUVの先鞭をつけたベンテイガ。W12エンジンを搭載し、その最高速度は301km/hにも達するモンスターSUVです。ちなみに最近話題のランボルギーニ ウルスはV8、ロールス・ロイス カリナンはファントムと同じV12ツインターボエンジンを搭載しています。
エンジン:W型12気筒ツインターボ
総排気量:5,945cc
最高出力:447kW(608ps)/5,250-6,000rpm
最大トルク:900Nm(91.7kgm)/1,250-2,000rpm
ラグジュアリーSUVの先鞭をつけたベンテイガ。W12エンジンを搭載し、その最高速度は301km/hにも達するモンスターSUVです。ちなみに最近話題のランボルギーニ ウルスはV8、ロールス・ロイス カリナンはファントムと同じV12ツインターボエンジンを搭載しています。
11、フェラーリ GTC4 ルッソ(3,470万円)
エンジン:V型12気筒
総排気量:6,262cc
最高出力:507kW(690ps)/8,000rpm
最大トルク:697Nm(71.0kgm)/5,750rpm
フェラーリFFの後継モデルとして、2016年に登場したGTC4 ルッソ。フロントにV12エンジンを搭載する4輪駆動のフェラーリです。V12は自然吸気エンジンで、前モデルのFFよりも最高出力が30psアップされています。
総排気量:6,262cc
最高出力:507kW(690ps)/8,000rpm
最大トルク:697Nm(71.0kgm)/5,750rpm
フェラーリFFの後継モデルとして、2016年に登場したGTC4 ルッソ。フロントにV12エンジンを搭載する4輪駆動のフェラーリです。V12は自然吸気エンジンで、前モデルのFFよりも最高出力が30psアップされています。
日本では、トヨタ センチュリーがV型12気筒エンジンをやめ、V8エンジン&ハイブリッドに移行することが発表されて話題を集めましたが、海外にはまだまだ新車で買える12気筒エンジン車があります。
重い・長い・複雑といわれる12気筒エンジンですが、その性能の高さや美しいエキゾーストサウンドには定評があり、多くの車好きをこれからも魅了し続けていくことでしょう。
重い・長い・複雑といわれる12気筒エンジンですが、その性能の高さや美しいエキゾーストサウンドには定評があり、多くの車好きをこれからも魅了し続けていくことでしょう。
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。