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いきなり爆音!マフラーが折れてしまった際にはどうすればいい?

マフラーが折れると…突然始まる爆音タイム※音量注意

マフラーというのはクルマのエンジンから出る排気ガスを導いて後方や適当な場所に排出する「排気管」の役目を果たします。その役目としては排気のみならず、「消音」も兼ねています。

車体の下を覗き込んでマフラーを見れば、途中にズン胴のように太い、あるいはそこだけジャンボフランクのように太くなった部分がありますが、それが「タイコ」と呼ばれる消音装置の部分です。
ちなみに「太いマフラー」として注目されがちな排気口の部分は、正しくは「テールパイプ」と言い、あくまでマフラーの一部に過ぎません。

ともあれ、このタイコが無いとマフラーというものは排気管としてはともかく、消音装置としては全く役に立たなくなるので、昔のレーシングカーのように爆音を発することになります。そして、消音装置というのはその中に排気ガスを通して本来出る音を消音しているので、結構な抵抗が発生します。

ゆえに、わざとタイコの中身を抜いて爆音マフラーにする人もいれば、筆者のように漫画の真似をしてダウンヒルを全開で攻めている最中にタイコの中身が爆裂して脱落、急に爆音を出してしまうという状況に陥るわけです。

よく折れるのはタイコの付け根あたり

マフラー

そんなマフラーとタイコの関係ですが、極力抵抗の無い「1本もの」と呼ばれるマフラーでも、たいていはタイコとは「フランジ」と呼ばれるボルト穴のついた接合部分でつながっています。

排気はそのフランジ部分を通してタイコに入り、またフランジでつながったテールパイプから外気に放出されるので、ここばかりは大抵のマフラーは別部品となっているか、見栄えを重視しても溶接でつないでいます。

フランジとタイコの間には「ガスケット」という、排気ガスがそこから漏れないためのパッキンがついていますが、そのガスケットの劣化や、溶接の場合でも排気抵抗が集中するゆえの高熱、さらに融雪剤や潮風による塩っ気が付着しやすい形状から、とにかくその付近が錆びます。
フランジの首が錆びる事もあれば、タイコ側が錆びる事も。

そして、マフラーというのはエンジンの振動で揺さぶられるものですから、錆びて弱った部分がポッキリと…よくある話です。

それだけならマフラー本体もタイコもテールパイプも「マフラーハンガー」と呼ばれる溶接された金具と、「マフラーゴム」あるいは「ハンガーゴム」と呼ばれるゴム材で吊られていますから、簡単には落ちません。

しかし、筆者のように油断していると、三軒茶屋で折れて爆音になったままのマフラーで走り続け、池袋駅前でタイコごとテールパイプを落とすという恥ずかしい目にあう事もあるわけです!

折れたらとにかく外すか固定しよう

筆者はたまたま車を路肩に寄せて止める時に落ちたからいいようなものの、普通は走行中にマフラーを落とすなど言語道断!落としたマフラーに他の車が接触でもしようものなら、整備不良に加えて、どんなお咎めがあるのか知れたものではありません。

真っ当なドライバーであれば、「折れる兆候」となる爆音状態の段階で一旦走行をあきらめ、車を止めるべきでしょう。

その上で既に破断しているか、破断しかけているなら落とさないように外せる部分はテールパイプなりタイコなりを外し(マフラーハンガーから外すだけなので、もぎ取るだけ)、トランクなりラゲッジなりに放り込みましょう。

残った部分は路面に接触しそうであるとか、それ以上の走行が難しい場合には素直にレッカーを呼ぶべきですが、そうでなければそのまま爆音状態ではあるものの、走行は可能です。

ちなみに、トンネルの中に入ると反響ですごくレーシーな雰囲気を味わえますが、クルマによっては「ただマフラーが壊れただけ」とすぐ気づかれるので、余計に恥ずかしくなります。

折れる前なら、修理の道もある

なお、爆音になっただけで破断までしていないなら、まだ応急修理で保たせる事も可能です。

カー用品の多いホームセンターやカー用品店では「マフラーパテ」なるものも売っていますので、排気漏れしている箇所に塗りたくって乾くのを待てば、とりあえずしばらくは使えます。フランジのガスケットが飛んでしまっている場合はガスケット交換だけで済みますが、大抵は他に何らかのダメージがあると思って間違いありません。

なお、爆音だけならいいやと放っておくと、漏れた排ガスが車内に入り込む事がありますから、排気漏れは応急修理でもちゃんと直しておいた方が無難です。そうしないと、筆者が別な車で体験したように、床に開いていた穴から排ガスがダイレクトに車内に流入し、有毒ガスで目がチカチカするような羽目になります。

修理に関しては、錆の具合によっては溶接で本格的に直す事も可能ですが、そうして直すのは1~2回が限度です。古い車などで新品マフラーの入手が難しい場合には、その段階で次のマフラーを探しておく事をオススメします。

以上、マフラーが折れた際に対処法についてでした。なにはともあれ、まずはマフラーが折れないようなメンテナンスを心がけましょう!

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