エアクリーナー、純正とキノコ型の違いは?交換の効果と注意点は?
更新日:2024.09.09
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車のチューニングにおいて、エアクリーナーの交換は定番と言えます。このエアクリーナー交換ですが、いわゆる純正交換タイプとキノコ型の2種類がありますが、それぞれ性格が大きく異なります。その効果と注意点は?
まずは純正交換タイプ
通常、市販車のエアクリーナーは、エアクリーナーボックスのなかに装着されており簡単に交換できます。多くのエアクリーナーボックスは、特別な工具が無くても開けられるように設計されており、カー用品店でエアクリーナーを購入して、その場で交換してしまうことも可能です。
価格も、国産車なら2,000-5,000円ぐらいで、車両側のセッティングを変更することなく利用することができます。ただし、エンジンが同じならある程度同じものを使うなど、共有化している場合が多いですが、すべての車種が同じというわけではないので、購入する際には注意が必要です。
価格も、国産車なら2,000-5,000円ぐらいで、車両側のセッティングを変更することなく利用することができます。ただし、エンジンが同じならある程度同じものを使うなど、共有化している場合が多いですが、すべての車種が同じというわけではないので、購入する際には注意が必要です。
大気開放タイプのキノコ型の特徴は?
その形状からキノコ型と呼ばれるエアクリーナーは、純正のエアクリーナーボックスを取り払い装着します。ボックスに入っている純正品や純正交換タイプに比べて、吸気量が向上します。
吸気パイプ径が同じで、エアクリーナーと固定用金具の取り付けスペースがあれば、おおむね付いてしまうのがキノコ型。設定のない車種でも、パイプ径が合えば流用できる場合もあります。※厳密には取り付けスペースの問題などが有り、車種別設定がされているケースが多いです。
フィルター部分は汎用品で、交換の際にはチューニングパーツを取り扱っているお店で購入することができます。
吸気パイプ径が同じで、エアクリーナーと固定用金具の取り付けスペースがあれば、おおむね付いてしまうのがキノコ型。設定のない車種でも、パイプ径が合えば流用できる場合もあります。※厳密には取り付けスペースの問題などが有り、車種別設定がされているケースが多いです。
フィルター部分は汎用品で、交換の際にはチューニングパーツを取り扱っているお店で購入することができます。
エアクリーナーだけ交換してもだめ
まず純正交換タイプですが、それがアフターパーツであっても、性能変化を体感できるほどの性能向上が望めるものではありません。エンジンルームの音に注意して聞いていると、もしかしたら吸気音が少し大きくなったかも…程度の変化はありますが、大きくパワーアップ、燃費が変わるなどの性能変化を体感するのは難しいでしょう。
一方キノコ型は、吸気量がUPします。ECUは、その増えた吸気量に対し、ある程度まで燃料を濃くするなどの調整を行います。しかし、それによって増えた排気ガスを十分に排出できなければ十分な性能向上は見込めません。
そのため、キノコ型のエアクリーナーを付ける場合、マフラー交換と燃調セッティングなどが必要になると考えたほうが良いでしょう。
一方キノコ型は、吸気量がUPします。ECUは、その増えた吸気量に対し、ある程度まで燃料を濃くするなどの調整を行います。しかし、それによって増えた排気ガスを十分に排出できなければ十分な性能向上は見込めません。
そのため、キノコ型のエアクリーナーを付ける場合、マフラー交換と燃調セッティングなどが必要になると考えたほうが良いでしょう。
ゴミを吸い込むトラブルも
もうひとつ、キノコ型で気を付けなくてはならないのがメンテナンスです。
吸気量が増えるキノコ型のフィルターは、フィルターの目も粗くなっています。目が粗いぶん、細かい鉄粉や砂などを吸い込みやすく、エンジンオイルが汚れやすくなったり、エンジン内部へのダメージが大きくなるなどの問題が生まれます。キノコ型エアクリーナーにした場合、3000㎞程度でもオイルが真黒になることさえあります。
キノコ型エアクリーナーを取り付ける場合には、燃調セッティングやマフラー交換などと並行して行い、同時にオイル交換のサイクルが早くなると考えた方が良いかもしれません。
チューニングパーツは、車検に通過するパーツであれば、交換も手軽にできるようになりました。ディーラーオプションなどのパーツでも発売されており、非常に簡単に入手できます。
しかし、車はあらゆるバランスで最適な状態を保っていますので、部分的な改造はかえって逆効果。トータルでのバランスアップを目指したいですね。
吸気量が増えるキノコ型のフィルターは、フィルターの目も粗くなっています。目が粗いぶん、細かい鉄粉や砂などを吸い込みやすく、エンジンオイルが汚れやすくなったり、エンジン内部へのダメージが大きくなるなどの問題が生まれます。キノコ型エアクリーナーにした場合、3000㎞程度でもオイルが真黒になることさえあります。
キノコ型エアクリーナーを取り付ける場合には、燃調セッティングやマフラー交換などと並行して行い、同時にオイル交換のサイクルが早くなると考えた方が良いかもしれません。
チューニングパーツは、車検に通過するパーツであれば、交換も手軽にできるようになりました。ディーラーオプションなどのパーツでも発売されており、非常に簡単に入手できます。
しかし、車はあらゆるバランスで最適な状態を保っていますので、部分的な改造はかえって逆効果。トータルでのバランスアップを目指したいですね。