よく見かける時差式信号機の仕組みとは?

右折が多い交差点に時差式信号機

時差式信号機

対面道路の交差点でこちらが青なのに、反対車線は赤というミステリアスな信号機は、時差式信号機と呼ばれています。

時差式信号機は、対面交通の道路の上下線で青の表示時間を意図的にずらしたものです。右折車や、交差点が連続することで渋滞するような交差点に設置されます。

それにより直進・右折各車両をコントロールし、円滑な交差点交通を可能にします。

時差式信号機の種類

時差式信号機には、3種類の制御方法があります。

その①:後発式

右折車線のある方向の青信号が延長され、対向車線は赤信号になる方式。時差式信号機では、もっとも一般的な形式です。

その②:先発式

右折車線のある信号が先に青になり、対向車線は赤のままという方式。先に右折車を通してから、対向車線が青信号になります。その際、対向車線に左折専用車線がある場合には、左折のみ矢印が表示される方式も存在します。

その③:右折車分離式

右折車線の信号が青、または青矢印が、直進と左折に点灯。対向車線が赤になると、進行方向は青信号、または全方向の矢印が点灯します。

時差式信号機の管制方法

時差式信号機での青表示の時間の決め方は、2種類あるといわれます。

ひとつ目は感応式センサーにより車両が何台通行したかを計測し、次の青の表示時間に反映させる方法です。信号機の管制センターに集中制御方式が採用されている地域で用いられます。青表示の上限時間はあるものの、ほぼリアルタイムで青信号の表示時間が交通実勢により変化します。

もうひとつは、あらかじめ青の表示時間を設定し、定周期的に表示を切り替えるもの。右折車両により大きく交通渋滞が起きない、または定量的な右折車が見込まれる地域に設置されている時差式信号機は、この方法で制御されます。

時差式信号機の問題点

時差式信号機で矢印が青になったので右折しようとしたところ、対向車線の直進車が交差点に進入してきて事故になるケースがあります。相手側が赤信号であっても裁判では右折車のドライバーに過失があるとみされてしまいます。時間差式信号機といっても、確認もせず交差点に進入するのは危険です。注意して右折するようにしましょう。

また時差式信号機を導入したことで右折車両が右折できないという想定外の事態が、一部地域で発生しています。一部の運転者が時差式信号に従っていないことが原因ですが、結果として時差式信号が上手く機能していない状態となっています。

さらに右折車分離式に多いトラブルとしては、信号の意味がわかりづらいというケースもあります。

右折車分離式のなかには、赤信号と一緒に全方向進行可能な青矢印が表示される場合が多く見られます。この場合、従うのは青の矢印なのですが、初めて遭遇した筆者は、はたして進んでも良いものなのか、交差点内で迷ってしまった経験があります。

知らない地方では、ときおり前述したような信号機に出くわすことがありますが、そのような場合でも慌てず慎重に状況を判断してから、車を進めるようにしましょう。

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