車ファンからの根強い人気!ジャガーEタイプを振り返る。

ジャガー Eタイプ

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Eタイプは、イギリスの高級車メーカー、ジャガーが販売していたスポーツカーで、1961〜1975年まで14年に渡って生産されました。2017年には、EV化されたEタイプをジャガーが作ったことでも話題になったモデルです。そんなEタイプを振り返ってみましょう。
Chapter
そもそもEタイプとはどんな車?
シリーズ1
シリーズ1½
シリーズ2
シリーズ3

そもそもEタイプとはどんな車?

同社のXKシリーズに代わり、スポーツカーラインナップを担うモデルとして開発されたジャガー Eタイプは、1961年のジュネーブショーでデビューしました。

車名にXKを使わなかった理由は、レースシーンで活躍していたCタイプやDタイプのイメージを利用するためでした。ロングノーズの流麗なスタイルに優れた性能で、アメリカでは特に大ヒットとなりました。

このEタイプは、生産された14年の間に大きなモデルチェンジを3回行い、それぞれは1、2、3シリーズと分類されています。

シリーズ1

1シリーズは、1961年から1966年まで生産されたモデルで、当初直列6気筒DOHCの3.8リッターエンジンを積んでいましたが、1964年からは排気量の変更があり、同じ直列6気筒DOHCながら4.2リッターエンジンに変更されました。

ボディ形状は、クローズドボディのクーペとオープンの2種類でしたが、1966年にロングホイールベース化によって生まれた2+2クーペを追加。

トランスミッションは、当初4MTのみの設定でしたが、2+2発売と同じくして3ATが追加設定されました。

シリーズ1½

1967年から1969年の間に、アメリカの連邦安全基準に適合させるために、徐々に変更を行ったモデルで、正式にはシリーズ1なのですが、シリーズ2との共通点が多いため、後々マニアの間でシリーズ1½と呼ばれるようになりました。

シリーズ1との外観上の識別点は、それまでにあったガラスカバーが取り除かれたヘッドライトとバンパー、センターロックホイールにスピンナーを持たないことで、4MTミッションはフルシンクロタイプとなりました。

シリーズ2

1968年にシリーズ2となったEタイプは、シリーズ1の欠点や弱点であったところは改良され、現在においてはもっとも実用性の高いEタイプとして知られています。

ただし大型化され、バンパーの下に移されたウインカーとリアコンビネーションランプなど、デザインの点ではあまり人気がないようです。

エンジンは、シリーズ1と同じ、4.2L 直列6気筒DOHCを搭載。ラジエターを大型化して信頼性を向上させました。

ボディタイプは、クーペとオープン、2+2クーペが用意されていました。

シリーズ3

1971年に発売されたシリーズ3は、それまでの直列6気筒から、5.3リッターのV12エンジンに変更されたことがおおきなトピックです。

このエンジンは、Eタイプなき後も、XJ-Sやダイムラー ダブルシックスといったモデルで採用され、20年間も現役で使用されることになりました。

ボディタイプはクーペが廃止され、オープンと2+2というラインナップ。オープンモデルは、2+2と共通のシャシーを使っていたため、ロングホイールベース化。これにより、オープンでも3ATが選べるようになり、パワーステアリングも付きました。

外観上の識別点は、大きなオーバーライダーとワイヤーからスチールに変わったホイール、太いタイヤを収めるためフレアしたフェンダーなどです。

アメリカでおおいに人気を博したジャガーEタイプ。年ごとにさまざまな変更がされていったモデルで、シリーズごとに人気の度合いが変わります。もっとも人気のあるのは、本来の流麗な姿をまとったシリーズ1のクーペもしくはオープンです。

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