一般人からは理解されない?なぜ車好きは、自身でタイヤやオイルの交換をするのか?

「お金を払ってやってもらう」はもちろん間違いではない

実際のところ、オイル交換どころかクルマいじりの初歩中の初歩ともいえるタイヤ交換でさえ、「やろうと思うけど場所がない」という人は少なくありません。

マンションで機械駐車場に入れている、駐車場にスペースが無い、集合住宅などでクルマのジャッキアップ作業なども禁止されている。そうした人たちの場合は、そもそも作業自体ができません。

どこか近くの広い駐車場などで作業をしても良いのですが、昼間は混む時もありますし、夜は治安が心配です。

コネでもあればタイヤショップやガソリンスタンドの片隅で作業する手もありますが、誰もがそういうコネがあるわけでも無いでしょう。

田舎なら、家なりアパートの前の道路でちょっとジャッキアップしてというのは容易な話ですが、環境がそれを許さないならば仕方ありません。

そうしたユーザーはタイヤなどの保管スペースも無いので、お店などに預けているケースもあると思いますから、そういったサービスはうまく使ったほうが良いでしょう。

タイヤ交換を自ら行うクルマ好きでも、いえ、クルマ好きだからこそ、そのあたりの事情は痛いほどよくわかります。

オイル交換は処分の問題もある

オイル

オイルについては処分や汚染の問題もあります。

カー用品店などに売っている吸って固めるタイプの廃油パックで燃えるゴミに出したり、ポリタンクに貯めてガソリンスタンドやタイヤショップなど、オイルを取り扱っているところで引き取ってもらうことができることもあります。

ただし、うまく処分先ができたとしても、問題はオイルを抜くときの作業です。

うまくオイルが抜ければいいのですが、万が一、自宅前の道路や排水口にダラダラと漏れてしまえば環境汚染につながります。

その場合は、環境汚染だけではなく単純に漏れたオイルでスリップしやすくなりますので、滑り止めの石灰を撒くなど、後始末もきちんとしないといけません。

そこまで考えると、自宅敷地内でそれなりのスペースがある方で無ければ、エンジンオイルでさえも交換には慎重になったほうがいいかもしれませんね。

また、いまどきのクルマではあまりありませんが、オイル交換直後はエアツールで圧送してやらないといけないようなクルマも皆無ではありませんから、その意味でも安易に手をつけず、まずは理解することが大事だと思います。

その意味ではオイル交換に関しては、タイヤ交換よりはハードルが少しだけ高いと思っていいでしょう。

タイヤ交換に繁忙期は2−3時間待ちもざら。それなら自分で

ポルシェ タイヤ

ただ、それでもタイヤやオイル交換を自分でやる人の場合は、単にクルマ好きだからそうしているとは限りません。

お店で何かの作業を依頼した経験のある方ならわかると思いますが、クルマの作業というのは病院のようなもので、とにかく待たされてしまうもの…。

小さなショップなどでたまたま空いていれば良いのですが、量販店やディーラーなどは客の数に作業員が追いつかないもので、特にタイヤ交換の繁忙期などは2時間3時間待ちで済めば良いほうです。

タイヤ交換などは、どんなに慣れない人でもせいぜい1時間、慣れていてフロアジャッキや十字レンチなど便利な道具があれば30分以内、インパクトレンチなど電動工具やエアツールがあれば15分程度で4輪のすべて交換ができてしまいます。

つまり、自宅でタイヤ交換をする人は、別に好きでしているわけではなく、単純に「そのほうが早い」からなのです。プロの作業員より自分が早いというわけではなく、単に順番待ちを嫌うだけなのですが…。

ただ、クルマ好きの場合だとスタッドレスタイヤと夏タイヤの交換で年2回しかやらない、というものではなく、サーキットに行っては一日に2回も3回も交換することがあるので、作業に慣れてしまったから早いということでもありますよね。

作業可能な環境なら、いい運動にもなる

タイヤ 交換

オイル交換も基本的には同じで、変に待ち時間を作るなら自分でやったほうがいいのですが、オイルの場合は処分のための手間を考えると、場合によってはお店に任せたほうが結果的に面倒が無くていいかもしれません。

でもタイヤ交換は、可能な環境なら自分でやるのはオススメです。クルマいじりのなかでも、安全にさえ気を使えば一番簡単な作業ですし、タイヤを運ぶのもたまにはいい運動ですからね。

ただ、最近はタイヤ交換キットが入っていないクルマもあったり、あったとしても備え付けのパンタジャッキなどは本当に緊急用で、倒れやすいですから使うには最新の注意が必要です。

カー用品店で高い値段ではないフロアジャッキが売られていますし、パンタジャッキでも油圧式の頑丈でどっしり安定したタイプも売っていますから、そうしたものを使ったうえで、ジャッキアップ後の落下防止のウマや、車止めなどをしっかりつけておけば、難しい危険な作業ではありません。

タイヤ交換を覚えたら、パンクした時に自分でスペアタイヤに交換できるなど、いざというときに役立ちます。ぜひ、興味のある方はトライしてみてはいかがでしょうか。

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