グッバイV12…次期センチュリーはどんな車に?

トヨタ センチュリー 2017

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トヨタは、2017年10月25日から11月5日まで開催される、第45回東京モーターショー2017において、3代目となる新型センチュリーを初披露すします。

はたして、どのような車になったのでしょうか。

※ 2017年10月時点
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新型センチュリーの進化ポイント
新型センチュリーのエクステリアは?
新型センチュリーのインテリア

新型センチュリーの進化ポイント

今回発表される新型センチュリーは、次期型のプロトタイプです。市販型とは若干の違いはあるかもしれませんが、その完成度をみると、ほぼ同一仕様で市販されるものと思われます。発売は、2018年中頃予定です。

では、進化となるポイントをみていきましょう。

拡大したボディサイズ

新型センチュリーのボディサイズは、全長5,335mm×全幅1,930mm×全高1,505mm、ホイールベースが3,090mmです。先代に比べて、全長(+65mm)、全幅(+40mm)、全高(+30mm)、ホイールベース(+65mm)すべてが拡大されています。

ホイールベースの延長分は、すべて後席空間の拡充に充てられ、後席乗員の足元や膝周りの空間に余裕が生まれています。後席ドアも2代目より大型となり、スカッフプレートとフロアの低段差化、開口部高さの拡大によって、乗降性を向上させています。

新型パワーユニット搭載

国産唯一の5.0L V12の1GZ-FEに代わり搭載されるエンジンは、5.0L V8の2UR-FSE。このエンジンは、直噴技術D-4Sによって低燃費・高出力を実現したもので、それをTHS IIハイブリッドシステムと組み合わせています。

正式な数値は発表されていませんが、クラストップレベルと目指すとされるJC08モード燃費は、BMW7シリーズのPHEVは別格としても740iの12.2km/Lや、レクサス LS600hLの11.6km/Lは凌駕したいところ。13km/L以上は期待したいですね。

衝突回避支援システムの充実

新型センチュリーは時代に合わせ、衝突回避支援システムが装備されます。

Toyota Safety Sense P、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなどを搭載。現在トヨタで用意している衝突回避支援システムは、フル装備のようです。

新型センチュリーのエクステリアは?

直線水平基調のスタイルや、ひと目でセンチュリーとわかる大型グリルと水平方向にスッキリと配置された灯火類で構成されるフロントマスクは、先代デザインを踏襲しています。

先代よりも小型化されたヘッドライトは、プロジェクター式3灯とLEDランプを組み合わせたもの。LEDにはアダプティブ ハイビーム システムも備え、夜間の前方安全確保にも抜かりありません。

クォーターピラーの傾斜を減らしたキャビンは、ショーファーカーらしい後席中心のデザイン。あわせてCピラーの存在感を強め、後部座席に適度な閉鎖感を与え、寛げる空間となっています。

新型センチュリーのデザインで大きく変わったのは、外板の面構成です。先代モデルは横から見ると直線、正面から見るとほぼ平面でした。しかし新型では、横から見た時の直線感は変わりませんが、正面から見ると曲面を多用していることに気付きます。

シンプルで落ち着きあるデザインながら、フロントフェンダーの盛り上がりは、先代までとは比べ物にならないほどダイナミックです。

新型センチュリーのインテリア

インパネは歴代モデルを踏襲する水平基調。ワクワクする感じはありませんが、確実な運転ができるように仕上げられています。シート表皮は、100%ウールのファブリックを基本に、オプションで本革を選択できます。個人的には、馴染みのない100%ウールのほうが上質な感じがします。

内装材では後席空間に、伝統的な柄を施した折り上げ天井様式を採用。国産最高級車に相応しい設えです。
後部座席は大型センターコンソールを挟んで、2座用意されます。助手席後方のシートには、無段階調整可能なオットマンやアジャスタブルリヤシートを採用。もちろんマッサージのリフレッシュ機能付きです。

先進装備はありませんが、いかにも手堅くセンチュリーらしいフルモデルチェンジです。東京モーターショー2017まであと少し。早く実物を見てみたいですね。
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