かつてスープラやレガシィに採用されたシーケンシャルターボって?

シーケンシャルは、ターボラグを消すために生まれた

ターボシステムは、排気の力を利用してタービンを回転させ、フレッシュエアを強制的にシリンダーに送り込み、それによって排気量以上のパワーを発生させます。

つまり、単純にいえば排気の力に比例して、吸気量も増えるというもので、反対に排気の力が弱ければ、その効果は期待できません。

そのため、ターボ車ではアクセルオフから再度加速する際、タービンの回転数が足りず、効果を得られない領域が発生します。これをターボラグといいます。

このターボラグはターボエンジンの弱点の一つで、NAのリニアなレスポンスに近づけない要因のひとつです。

普通のツインターボと何が違うのか

アンフィニRX-7 13B型ロータリーエンジン

ターボはタービンを1機搭載するシングルターボ、2機搭載するツインターボなどがあり、今回紹介する“シーケンシャルターボ”は、いわゆるツインターボです。

シーケンシャルターボには、直列式と並列式の2つのタイプがあります。直列式は小型のターボチャージャーと大型のターボチャージャーを直列で接続します。

一方、並列式は2つのターボチャージャーを並列に設置し、プライマリーとセカンダリーに分かれ制御を行う形式です。

シーケンシャルツインターボのメリット・デメリット

RX-7 ターボ

シーケンシャルツインターボは、ターボ車の弱点であるターボラグを解消することを目的に開発されました。

直列式では、エンジンの回転数が低い時には排気ガスを小型ターボに集中させることでターボラグを少なくし、エンジンが高回転時には、大型ターボへ切り替えます。並列式では、低速域ではプライマリー1機が作動、中高速域ではプライマリーとセカンダリー、2つのタービンで過給を行います。

いずれにしてもターボラグを少なくできることは大きなメリットです。ターボの弱点を消したシーケンシャルターボですが、デメリットもないわけではありません。

絶対的なパワーはシングルターボの車にはどうしても劣ってしまうことや、高回転タービンの回り始めでトルクの谷間ができることがあり、どうしてもどっかんターボのような加速をしてしまう車両もありました。

国産スポーツカーでも大活躍!

マツダ RX-7 3代目

シーケンシャルターボは、スープラなどの国産スポーツカーなどでも採用され、一時はさまざまな車種に搭載されていました。

また、少々仕組みは違いますが、同じ効果を狙ったツインスクロールターボというものもRX-7などの車に搭載していたこともあります。

やはりターボ全盛期だったので、各社ターボの開発をかなり進めていたようですね。

過給機にはさまざまなものがありますが、今回はシーケンシャルツインターボを取り上げました。

現在はダウンサイジングターボが非常に流行っていますので、ターボについていろいろ調べてみるのも面白いかも知れません。

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