観音開き、傘収納…ロールスロイスに隠された、知ってるようで知らない装備って?

ロールス・ロイス レイス 2014

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高級車の代名詞ともいえるのがロールスロイス。その豪奢な装備は、ときに私たちの想像を超えるものがあるのです。そうした装備の一旦を紹介してみましょう。
※価格等は2017年4月時点の情報となります。
Chapter
極上のおもてなし…ロールス・ロイスの装備とは!?
デフォルト装備!?「観音開きドア」
142万円の天井「スターライトヘッドライナー」
リアドアに仕込まれた、「傘」の値段は…
ロールス・ロイス ファントムのパワーユニット

極上のおもてなし…ロールス・ロイスの装備とは!?

ロールス・ロイス、というメーカーはなんとなく知っている、という方も多いでしょうし、高級車ブランドである、という事も広く周知されているところです。

しかし周囲に乗っている人がまずいない…という事から、意外と知られていない存在といえるのかもしれません。

ロールス・ロイス社は1906年にイギリスで設立されたメーカー。こうした自動車黎明期に「世界最高の6気筒車」という触れ込みでリリースしたのが「シルヴァーゴースト」。ロールス・ロイスは世界の王侯貴族はもちろん、1922年には、大正天皇の御料車になっていました。

このシルヴァーゴーストのキャッチコピーが短縮され、「世界最高の自動車」と呼ばれるようになったことから、ロールス・ロイスのブランドが確立された、そんな歴史があるようです。

さて時計の針を2017年に戻すと、現在ロールス・ロイスは、「ファントム」、「ゴースト」、「レイス」の3車種を主軸に展開しています。

いったい、どのような装備が用意されているのでしょうか?

デフォルト装備!?「観音開きドア」

ファントム、ゴーストといった4ドアモデルのドアは観音開きドア(コーチドア)が奢られています。リアドアは当然後ろ側に開きます(クーペモデルのレイスも同様)が、この理由が実に素敵なのです。

リアシートに乗っている方が優雅な振舞い(女性であればドレス、男性であればタキシードでしょうか)で降りる事を配慮しての設定なのだとか…。やはり王侯貴族に愛され続けた歴史を持つだけのことはありますね。

勿論開閉は電動で行われます。

142万円の天井「スターライトヘッドライナー」

ロールスロイスは当然ながらオーナーと綿密な打ち合わせを行い、カスタムメイド仕様となるのが常です。そんな富豪たちがほぼ選んでいる装備というのが、「スターライトヘッドライナー」です。

これは天井のレザーに1430本の光ファイバーで編み込み、プラネタリウムさながらのエレガントにライトアップする装備。お値段は142万円のオプションなのだとか。とはいえ、3000万~5000万以上もするモデルを購入する方にとっては些少な価格…なのでしょうか。

リアドアに仕込まれた、「傘」の値段は…

ロールス・ロイスのモデルのリアシートには、なんと「傘」が左右に仕込まれています。

突然の雨でもオーナーや同乗者が濡れないように、というきめ細やかな配慮からなのですが、この傘の価格に驚きます。なんと一本10万円、なのです。つまり2本装備なので20万円の傘が装備となっているわけです。

エルメスの傘も一本10万円と言われていますから、まさに高級ブランドの傘が仕込まれている、といった状況。使おうにも庶民では気おくれしてしまいそうです。

ロールス・ロイス ファントムのパワーユニット

英国の最高峰といえるブランド、ロールス・ロイス。そのパワーユニットはBMW製6,749cc V12気筒エンジンが搭載されています。

■ロールス・ロイス ファントム
最高出力:338kW(460PS)/5,350rpm
最大トルク720 Nm(73.4 kgm)/3,500rpm
0-100 km/h加速:5.9 秒
最高速:250km/h(リミッター作動)
車両価格:5,176万円~

またクーぺモデルの「ロールス・ロイス レイス」はV12気筒ターボエンジンを搭載し、ロールス・ロイス最強の465kW/632PSを発揮するモデルとなっています。

このように、おもてなしの精神にあふれた豪奢な装備に加え、強大なパワー、トルクを持っているのがロールスロイスのモデル達。滅多に見かける事はありませんが、とにかく、選ばれた方だけが乗れるクルマ、というべきでしょうね…。

商品詳細