490.48km/h、1,500馬力3億円のブガッティ・シロン!購入前審査もある?どんな人たちが買ってるの?
更新日:2024.09.09
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かつて世界最速の1台といわれた自動車といえばブガッティ ヴェイロンでした。その後継車がシロンです。エンジン出力も魅力ですが、ヴェイロンをさらに洗練させたスタイリングと、ラグジュアリーとスポーツ性を両立したコックピット。あまりの美しさにうっとりしますね。では、ブガッティ シロンを購入する場合、いくらかかるのでしょうか?一説にはトヨタ センチュリーのような購入前審査もあると聞きますが、その真相は?
ブガッティ・シロンとは?
ブガッティはフランスに本社を置く自動車メーカーで、フォルクスワーゲンの100%子会社です。
製造する車両は、ゴージャス、ラグジュアリー、ハイパフォーマンスという要素を兼ね備え、日本では実業家となった楽しんごさんが所有するヴェイロンが有名です。
ヴェイロンは、車両価格およそ1億8,000万円、エンジンパワー1,200ps、タイヤ交換に450万円、メーカーが定めた1年点検が180万円と、一般庶民には縁もゆかりもないスーパーカーです。
そのヴェイロンの後継車が、シロンです。エンジンは、ヴェイロンと同じW型16気筒で各バンクにターボを装備したクアッドターボ。排気量8.0L、最高出力1,500ps、最大トルクは1,600Nm(163.2kgm)を発生。世界一のエンジンスペックを誇るスーパーカーです。
気になるシロンの車両価格は、260万ユーロ。1ユーロ=122円で換算すると、およそ3億1,765万7,662円です。しかしこの3億円オーバーの価格はベース車両価格で、ユーザーの好みに応じたカスタマイズを行うと、実際の購入価格はさらに跳ね上がります。
製造する車両は、ゴージャス、ラグジュアリー、ハイパフォーマンスという要素を兼ね備え、日本では実業家となった楽しんごさんが所有するヴェイロンが有名です。
ヴェイロンは、車両価格およそ1億8,000万円、エンジンパワー1,200ps、タイヤ交換に450万円、メーカーが定めた1年点検が180万円と、一般庶民には縁もゆかりもないスーパーカーです。
そのヴェイロンの後継車が、シロンです。エンジンは、ヴェイロンと同じW型16気筒で各バンクにターボを装備したクアッドターボ。排気量8.0L、最高出力1,500ps、最大トルクは1,600Nm(163.2kgm)を発生。世界一のエンジンスペックを誇るスーパーカーです。
気になるシロンの車両価格は、260万ユーロ。1ユーロ=122円で換算すると、およそ3億1,765万7,662円です。しかしこの3億円オーバーの価格はベース車両価格で、ユーザーの好みに応じたカスタマイズを行うと、実際の購入価格はさらに跳ね上がります。
エクステリア 画像
インテリア 画像
3億円オーバー!ブガッティシロンの購入方法
2015年11月にブガッティ ジャパン株式会社が南青山に設立されてからは、商談は誰でも行えるようになりました。
ネットで掲載されている購入審査の多くはヴェイロンの、2009年から2015年にかけての基準で、現在の基準はネットに情報がありません。そこでどのようなステップを踏んで商談を進めるのか、ブガッティ ジャパンの担当者に伺ってきました。
まず商談ですが、これは誰でも行えます。たとえ転売目的であっても、普通に車を購入してくれたら良い、とのことです。この商談で条件が折り合えば、ブガッティ本社との購入契約を行います。フランス語を理解できなくても、ブガッティ・ジャパンのスタッフがサポートしてくれるので心配は無用です。
契約締結前にフランス本社では人物審査を行います。フランス国内法で、自動車を販売してはいけない職業の人が定められています。たとえばテロを起こしそうな人、テロ組織に所属している人などです。普通に公序良俗に反せず、武力を日常的に用いない職業の方であれば、どなたでも契約できるようです。
購入契約を交わしたら、ブガッティ社の定める期日までに何回かの支払いをユーロで行います。ユーロ送金ができれば問題ないとのことですが、海外口座を用意した方が良いようです。
シロンの場合、最初の支払いは20万ユーロ(約2,500万円)と決まっています。じつは、この最初の支払いを期日までに行えるかが、最大の審査基準とのことです。これは何としてもクリアしなければなりません。
20万ユーロを振り込むと、いよいよあなたのシロンの仕様を決めていきます。その際、打ち合わせにフランス本社まで足を運ぶ必要はなくなりました。
ボディカラー、シートの調整、好みの内装素材など、専用のシミュレーターを使って仕様を決定していきます。ヴェイロン時代の日本代理店には、このシミュレーターがなかったため、フランスまで行かざるを得なかったのです。
この後、何回かの支払いをそれぞれの期日までに支払い、納車を待ちます。シロンは全世界で500台限定生産。日本からも何台かオーダーが入っているそうですが、まだ完売していないとのことなので、一度はご検討されてみてはいかがでしょう。
ネットで掲載されている購入審査の多くはヴェイロンの、2009年から2015年にかけての基準で、現在の基準はネットに情報がありません。そこでどのようなステップを踏んで商談を進めるのか、ブガッティ ジャパンの担当者に伺ってきました。
まず商談ですが、これは誰でも行えます。たとえ転売目的であっても、普通に車を購入してくれたら良い、とのことです。この商談で条件が折り合えば、ブガッティ本社との購入契約を行います。フランス語を理解できなくても、ブガッティ・ジャパンのスタッフがサポートしてくれるので心配は無用です。
契約締結前にフランス本社では人物審査を行います。フランス国内法で、自動車を販売してはいけない職業の人が定められています。たとえばテロを起こしそうな人、テロ組織に所属している人などです。普通に公序良俗に反せず、武力を日常的に用いない職業の方であれば、どなたでも契約できるようです。
購入契約を交わしたら、ブガッティ社の定める期日までに何回かの支払いをユーロで行います。ユーロ送金ができれば問題ないとのことですが、海外口座を用意した方が良いようです。
シロンの場合、最初の支払いは20万ユーロ(約2,500万円)と決まっています。じつは、この最初の支払いを期日までに行えるかが、最大の審査基準とのことです。これは何としてもクリアしなければなりません。
20万ユーロを振り込むと、いよいよあなたのシロンの仕様を決めていきます。その際、打ち合わせにフランス本社まで足を運ぶ必要はなくなりました。
ボディカラー、シートの調整、好みの内装素材など、専用のシミュレーターを使って仕様を決定していきます。ヴェイロン時代の日本代理店には、このシミュレーターがなかったため、フランスまで行かざるを得なかったのです。
この後、何回かの支払いをそれぞれの期日までに支払い、納車を待ちます。シロンは全世界で500台限定生産。日本からも何台かオーダーが入っているそうですが、まだ完売していないとのことなので、一度はご検討されてみてはいかがでしょう。
どんな人がブガッティ シロンを購入しているの?
さて、いよいよ本題。どんな人がブガッティ シロンを購入しているのか?
当たり前ですが、それはブガッティ社と購入契約を交わし、代金をユーロでブガッティ本社に送金でき、維持費を支払える人です。ただし、その維持費が高い。日本車でも日産 GT-Rは、日産ハイパフォーマンスセンターでしか保守点検を行いません。ブガッティも、このパターンです。
ブガッティ シロンは、すべてのパーツが専用品と言っても過言ではありません。そのためブガッティ ジャパンでは、保守点検は必ず同社に依頼してください、としています。
以前は日本にブガッティ車専用の保守点検設備がなかったため、フランスまで空輸して整備点検をしていました。ヴェイロンのタイヤ交換一式450万円は、空輸費用込だったのです。
しかし、現在は国内にブガッティ専用の保守点検設備が整えられています。空輸費用がかからないぶん、以前よりは割安になったとのことです。
それでもタイヤ交換は4,000kmごと。その費用は、1セットで300万円以上。さらにメーカー点検が、1回に付き200万円程度です。加えて燃費が3km/L(カタログ値)と、日常的に使用できる車ではありません。
仮に年間5,000km走行したら、カタログの燃費通りでもハイオクガソリン代だけでおよそ25万円です。ここにブガッティ社の定める点検やタイヤ交換なども含めたら、年間1,800万円程度は必要になりそうです。
ヴェイロン時代よりは、お得(笑)ですが、この維持費を何事もなく支払うことができなければ、オーナーになる資格はありません。
どんな職業の方がご購入になったのかは、個人情報保護法に抵触するので聞きませんでした。ネットでは世界的に有名な大富豪、起業家、スポーツ選手などの名前が挙がっています。
当たり前ですが、それはブガッティ社と購入契約を交わし、代金をユーロでブガッティ本社に送金でき、維持費を支払える人です。ただし、その維持費が高い。日本車でも日産 GT-Rは、日産ハイパフォーマンスセンターでしか保守点検を行いません。ブガッティも、このパターンです。
ブガッティ シロンは、すべてのパーツが専用品と言っても過言ではありません。そのためブガッティ ジャパンでは、保守点検は必ず同社に依頼してください、としています。
以前は日本にブガッティ車専用の保守点検設備がなかったため、フランスまで空輸して整備点検をしていました。ヴェイロンのタイヤ交換一式450万円は、空輸費用込だったのです。
しかし、現在は国内にブガッティ専用の保守点検設備が整えられています。空輸費用がかからないぶん、以前よりは割安になったとのことです。
それでもタイヤ交換は4,000kmごと。その費用は、1セットで300万円以上。さらにメーカー点検が、1回に付き200万円程度です。加えて燃費が3km/L(カタログ値)と、日常的に使用できる車ではありません。
仮に年間5,000km走行したら、カタログの燃費通りでもハイオクガソリン代だけでおよそ25万円です。ここにブガッティ社の定める点検やタイヤ交換なども含めたら、年間1,800万円程度は必要になりそうです。
ヴェイロン時代よりは、お得(笑)ですが、この維持費を何事もなく支払うことができなければ、オーナーになる資格はありません。
どんな職業の方がご購入になったのかは、個人情報保護法に抵触するので聞きませんでした。ネットでは世界的に有名な大富豪、起業家、スポーツ選手などの名前が挙がっています。
ZOZO TOWNの社長である前澤社長
サッカー選手 クリスティアーノ・ロナウド
【動画】0-400-0km/hの世界最速記録を樹立
2019年9月2日…ブガッティ シロンスポーツが最高速490.48km/hを達成!
フォルクスワーゲングループは、ブガッティ シロン(Bugatti Chiron)のプロトタイプの最高速計測を実施し、490.48km/hを達成しました。ベースとなるシロンは、0~100km/h加速2.5秒、最高速420km/hというまさにハイパーカーと呼ばれるにふさわしい性能をさらにパワーアップさせた格好になります。
スペックは、8.0リットルW16気筒+4ターボ、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000-6000rpm。
本記録は、ドイツのTUVによって公認されています。
スペックは、8.0リットルW16気筒+4ターボ、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000-6000rpm。
本記録は、ドイツのTUVによって公認されています。