なぜ、自動車のハンドルは丸いのか?

自動車のハンドル、最初は円形ではなかった!

ダイムラー

自動車のハンドルは丸いもの。これはもはや世界の常識です。乗用車、バス、トラックやダンプカーに至るまで、自動車のハンドルは丸いのです。ではいつ頃から、自動車のハンドルは円形が採用されているのでしょう?

内燃機関を搭載した現在の自動車のご先祖様は、1769年にフランスで開発された蒸気自動車です。大砲運搬のために製造された大型車両で、最高時速は10km/hほど。ハンドルは、棒状です。ちなみにこの大砲運搬車は、世界初の自動車事故も記録しています。重量物を積載して市街地を走るには、棒状のハンドルでは意のままに車両をコントロールできなかったようです。

1899年、フランスでジャメ・コンタント号という電気自動車が開発され、時速105.9km/hをマークしました。この車両のハンドルはというと、まだ丸形ではありません。棒で組んだ二等辺三角形のような物体がステアリングロッドに接続してあります。搭乗者は行きたい方向とは逆の方向へハンドルを切って操作していました。

ここまで紹介した棒状や三角形のハンドルは舵を切る役目しか果たせず、切り返しや操作性に難があることが分かります。

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