少ない排気量と馬力なのに、BMWが200km/h以上出る理由

小さな排気量でも速い理由はターボにある?

BMW 1シリーズ 2015

BMWの1シリーズは、わずか1.5Lの3気筒ターボエンジンを搭載しています。

そのスペックは、118iの場合、最高出力100kW(136ps)/4,400rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,250-4,300rpmと、数値上のパワーは低く抑えられています。

ただし、特徴的なのは1,250rpmという低回転から最大トルクを発揮することで、これによりダウンサイジングエンジンながら、キビキビとしたイメージになっています。

ちなみに「118i」は、最初の1がシリーズを表し、後ろの2桁の数字が1.8L相当のエンジンという意味合い。このようにターボは、自然吸気エンジンに比べると排気量以上のパワーが得られることが特徴です。

ちなみにレースの世界では、ターボエンジンには係数があり、現在の規定は1.7。つまり、1.5Lエンジンにターボを搭載し、フルブーストを掛けた場合は、2.5Lの自然吸気エンジンと同等とみなされるのです。

つまり、トルクの増加による加速はもちろん、馬力もアップするので最高速も伸びます。(ダウンサイジングターボでは馬力を抑え、トルクアップを重視する場合が多いです)

輸入車が高性能といわれる要因の一つは、小さな排気量でこれだけのパワーを出していることにあるのかもしれません。

しかし、ターボはダウンサイジングを謳う欧州車では良く見られるものですが、日本では搭載しているモデルはまだ数えるほどしかラインナップしていません。なぜでしょうか。

BMW 1シリーズ 画像ギャラリー

なぜ日本ではダウンサイジングターボが普及されないのか

BMW 1シリーズ 2015

決して日本にターボの技術がないわけではありません。日本でダウンサイジングターボが多く普及されない理由には、欧州との交通事情の違いにあります。

巡行時は燃費のいいターボですが、加速時には多くの燃料を消費します。そのため、ストップ&ゴーといった運転が多い日本は、ターボを搭載するよりも、ハイブリッドなどのほうが効率が良いため採用が見送られてきたのでしょう。

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