どのようなタイヤがドリフトに適しているのか?

ドリフト初心者には滑りやすいタイヤ

ドリフトでは、まず、定常円旋回や8字旋回などで練習を始めます。最初のうちは、広いジムカーナコースなどを使って、リアを滑らせることが練習の基本。

そこで、サイズやグリップなどは別として、「滑らせ易いタイヤ」が最適と言えます。扁平率も高め、空気圧も高めに…。そしてグリップ力の低いコンフォートタイヤや、すでに使い古した後でスリップサインが出ているタイヤなど、とにかくグリップ力がなく、滑り出しが早いタイヤでリアを滑らせる練習をするのが良いです。

また、アジアンタイヤのような激安タイヤも、練習のためと割り切れば、適しているかもしれません。そして、コンパウンドの硬いものを選びましょう。当然ですが、公道で利用するには危険なタイヤ(スリップサインが出ているなど)もあるので、あくまでも練習会場のみで使うタイヤと割り切りましょう。

また、サーキットの土手に乗り上げたり、グラベルに落としたりすることも考慮して、ホイールもあまり高価なものではなく、純正などを履いておく方が無難です。ただし、フロントはちゃんと良いものを履くのがポイント。フロントが滑りにくければオーバーステアにしやすいですので、よりリアを出しやすくなります。

ドリフトできるようになってきたら

240SX

この段階では、ある程度グリップはするけど、滑らせ易いタイヤ、というのがポイント。ドリフトはリアを滑らせて走る競技ですが、どこまでも滑っていけばよいわけではありません。その動きを自在にコントロールする必要があります。

ある程度、横幅を持たせたり、キャンパー角の調整なども始める頃と思われるので、ハイグリップタイヤとまではいかなくとも、方向性のあるスポーツタイヤを選ぶほうが良いでしょう。

ドリフトでは横に滑るのではなく、テールをスライドさせつつも前に進むことが重要です。これがある程度のレベルになれば、前後とも同じ性格のタイヤを履いて、フロントもリヤもコントロールする練習をするのが良いでしょう。

上級者=コンテストに出られるような人

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煙と角度とコントロール性という点では、国産ハイグリップタイヤが良いようです。はるか昔、D1グランプリが始まったころは、セミスリックタイヤが許可されていた時代もありました。

現在、多くのドリフト競技では、公道走行が可能なタイヤの装着が前提。きちんとスライドをコントロールできるトップドライバーの皆さんは、セミスリックやセミスリック同等にグリップ力のあるハイグリップタイヤを履くようです。

事実、D1でも、ブリヂストンならポテンザRE71、ヨコハマならアドバン・ネオバ、ファルケンならアゼニスなど、サーキットでグリップ走行を行うときにも使用できるようなタイヤを使っています。

もちろん、コンパウンドは柔らかく、耐久性は低く、コストも高いのですが、ドリフトコンテストに出れるレベルまで来たら、エンジンパワーや足回りのセッティングもそれなりのため、ハイグリップタイヤが良いでしょう。

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初心者
とにかく滑らすことが最優先。安くて硬くて滑りやすいタイヤ。耐久性も高くて安いですが、煙は出ません。

中級者
滑ってからのコントロールと、練習量を増やすのが大事。安いけどグリップするアジアンタイヤなどを中心に掃くのがポイント。

上級者
滑り始めや止めるポイントなどのコントロールと煙の量が審査ポイント。よって、コスト度外視で良いタイヤを履きましょう。

ドリフトのタイヤの消耗の激しさは、他のモータースポーツと比べても群を抜いています。特に、ドリフトさせるために、パワーをあげたり、また白煙を出すためにより多く滑らせるとタイヤはあっという間に無くなります。長く続けるためには、自分の課題にあったタイヤを履くことが重要ですね。

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