タイヤを1本だけ新品に交換して走っても大丈夫?起こりうる問題と対策

どのような場合、車に負担がかかるのか?

タイヤ パンク

タイヤを1本だけ交換する状況の多くが、パンクやサイドウォールを傷つけてしまった!などのトラブルが原因です。もしもこれといった原因がなく、タイヤが1本だけ減っているという場合は、足まわりの不具合を疑ったほうがよいでしょう。

さて、そんな状態のとき、該当するタイヤ1本だけを新品に交換するのか、左右2本を交換するのか、それとも1台分すべて交換するのか迷うことがあるでしょう。

予算やそのときの状況もあるので、必ずこうするべき!というものではありませんが、1本だけ交換する場合は、知っておきたいことがあるのです。

FF、FR車の場合

日産 GT-R 2015

2WD車で、1本だけ新品タイヤにする場合は、原則的に後輪の左右どちらかに装着します。

FR車でLSDが装着されている場合は、タイヤの銘柄が同じでも、磨耗したタイヤと新品のタイヤで左右のタイヤ外径に差があれば、その回転差でLSDが常に作動して、オイルが加熱してしまうことがあるので、注意が必要です。リアデフオイルの量は1L前後と少なく、走行距離やスピードに比例してオイル負担が増加して過熱していきます。

また、厳密にはグリップ力の差も生じるので、同寸のタイヤであっても、まっすぐ走らないという症状が発生することもあります。

空気圧を1本だけ減らして走る場合と症状は似ていますが、車にかかる負担は、こちらのほうが高くなります。そのため、2WD車で1本だけ新品に変える場合は、同じタイヤを選択するか、磨耗が激しい場合は左右2本を1セットで交換することが安全です。

4輪駆動車での1本交換はNG

トヨタ ランドクルーザープラド 150系 TZ-G

次に4WD車ですが、1本だけ新品交換するのは基本NGとなります。理由は、スタンバイ式、フルタイム式問わず、センターデフをはじめとする駆動系に大きな負担がかかり故障の原因になるためです。

ビスカス式センターデフの4WD車は、前後のタイヤサイズを変更したり、違う銘柄のタイヤを付けて高速走行すると、センターデフに大きな負担が掛かります。タイヤ交換の際は、4本同時に、同じサイズ・銘柄で交換しましょう。

スタッドレスタイヤの磨耗によるトラブルも

スタッドレスタイヤ

4WD車でスタッドレスタイヤを装着している場合は、摩耗の違いによって前後タイヤの直径差が回転数差を生んでしまい、トラブルが発生することもあるようです。このトラブルは、タイヤの空気圧を適正に保ち、ローテーションを行うこと。スリップサインや片減りを目視点検して早めの交換で防ぐことが可能です。

タイヤゴムの寿命は、生産から5年といわれます。目視で溝が十分に残っていても、5年以上経っているタイヤであれば、高速・高負荷走行は控え、早めに交換しましょう。

タイヤを1本だけ新品に交換するのは、基本的にNGですが、4本すべてを新品に交換後、一般道の走行で3,000km未満なら1本だけの交換も可能かもしれません。とはいえ判断が難しい場合があると思います。そんなときは、タイヤメーカー直系の販売店や整備工場に相談しましょう。

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