クラウンアスリートにイナズマ型グリルが採用された理由とは?

1999年以降、クラウンのマスクはどう変わったか?

1999年、S170系クラウンアスリート。この頃はまだ保守本流のクラウン像を見て取れますが、これでも当時は大胆に変わったといわれたものでした。ハードトップボディを廃止し、全車セダンとされて全高をたっぷり採って室内空間を確保。同時に側面衝突への対応を強化しました。

2003年、ZEROクラウン。それまでのクラウンの常識を覆し、V6エンジンに広いキャビン、またこれまでよりずっとヨーロッパナイズされた内外装と走りの良さで大好評を得たモデル。いうなればクラウンの大改革。身も心も体もすべて新しくなりました。

2008年、S200系クラウン。基本的に前モデルであるS180系ZEROクラウンを引き継ぎながら、やや流線型も強くなり、クラウンとしてはかなりスポーティな雰囲気を身につけていることがわかりますよね。ハイブリッドも本格的に始動し、新しい時代を予感させました。

そして2012年、S210系クラウンアスリートデビュー当時のイナズマ型グリル。出たときは相当衝撃がありましたが、見慣れてくるとこれもクラウンの顔なのかな、というふうに妙に納得してしまう、その説得力がすばらしいですね。ここ数年はモデルチェンジのたびに新しいクラウンのあり方を模索しつつ、時間がたつとそれがしっかりクラウンになってしまうというあたりが、やはり歴史のなせる業といったところでしょうか。

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