なぜ中古車価格に「ASK」「応談」があるのか?

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中古車サイトなどを見ていると、まれに「ASK」や「応談」などと表示されている車を見かけることがあります。これはどういう意味を持つのでしょうか?またどんな車に付けられることが多いのか?について探っていきます。
Chapter
中古車の価格はどうやって決まる?
1.車種(需要)
2.仕様(グレード・オプション)
3.年式
4.走行距離
5.状態
「ASK」「応談」が付くことが多い車は?
なぜ価格をハッキリと表示しないのか?

中古車の価格はどうやって決まる?

中古車の価格というものは、大まかには以下の要素で決まります。

1.車種(需要)

これは最も大事な要素ですね。

要は人気のある車種かどうかということです。軽自動車などは維持費も安いため、常に人気で高めの価格を付けられていることが多いジャンル。一方、時代によっても影響し、ミニバンやSUVが流行っている時は、それらの車種は比較的高くなりますし、スポーツカーが流行っている時代はスポーツカー系の車種が高くなります。

2.仕様(グレード・オプション)

同じ車種でもナビが付いているかどうか、革シートか布シートか、右ハンドルか左ハンドルか、といった仕様や廉価版モデルか最上級モデルかによって値段は違ってきます。

一般的によく言われるのは、スポーティーなグレードで、革シートだったり、シートヒーター付きのものなどは高めの値段設定になっていることが多ようです。

3.年式

これは新しいか古いかです。同じ仕様の同じ車種でも新しいものが当然高くなります。

4.走行距離

走行距離もできるだけ低走行車の方が高くなります。特に10万キロ以上走っていたりすると一気に安くなることが多いようです。

ちなみに私の経験から言うと、低年式で走行距離が比較的多い場合は、あまり気にすることは無いように思いますが、これはまた別の機会でお話させていただきます。

5.状態

バンパーやドアなどに傷があったり、フロントガラスの傷、タイヤ、ホイールの状態、内装の汚れ、臭いなどによっても当然値段は変わります。

「ASK」「応談」が付くことが多い車は?

以下のようなジャンルの車に多いようです。

・希少車・限定車
販売台数がそもそも少なく、不人気車である場合も。しかし、このような車は一部のマニアには熱狂的な信者がいる場合が多く、比較的高い値段で取引されています。

・超高級車
数千万以上~1億円を超えるような車種。自ずと生産台数も限られ、手に入れるのが難しく最近では投資目的で取引されることも多いようです。

・ビンテージカー
1950年〜70年台にかけての車。当時の独特のデザインや操作性、雰囲気などを好むファンは多く、高値で取引され、特に古いポルシェやジャガーなどは人気が高いことで有名ですね。

なぜ価格をハッキリと表示しないのか?

これにはいくつかの理由があるようですが、中古車屋の方にお聞きすると、

・販売価格を知られたくない場合
・同業者による買い付けを防ぎたい場合
・買い手を店側が選びたい場合
・問い合わせしてほしい場合

などが主な理由のようです。

よく高い車にのみ付けられるものと思われていることが多いようですが、そうでもないようですね。

具体的には、不人気車のため格安で仕入れたが、マニアには人気があるので高く設定したいけど売主には知られたくない場合や、ビンテージカーなどでレストアや修理が必要なため、そのことを理解してくれるお客様にだけ売りたい場合、興味が無い人に価格を知られて高い店と思われたくない場合、などなど…

そんな特殊な事情を持った車に付けられるのが「ASK」「応談」なのです。

ですので、一概に高い車に付けられるものではないので、もし興味ある車があれば安心して問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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