NAマシンの加速を速くするチューニングは可能なのか?

NAマシンとは

「NA」とは、Normal Aspiration(ノーマルアスピレーション)、Natural Aspiration(ナチュラルアスピレーション)の略で、「自然吸気エンジン」の車のことです。国産車で言えば、フェアレディZ34、レビン/トレノ、S2000、インテグラタイプR、などがNAマシンにあたります。十分すぎるほど速い車が並んでいるように思いますが…。NAエンジンはターボチャージャーやスーパーチャージャーなどの過給機を使わず、大気圧でシリンダー内に吸気。過給機を使っていない分、馬力もトルクも小さいため、加速時の伸びはターボ車に劣ります。

しかし、NAエンジンは過給機エンジンに比べて一般的に燃費がよく、アクセル操作に対する出力レスポンスに優れるため、車を操ってる感を求めるドライバーには人気があります。ターボ車はアクセルを踏み込んだ時、ターボが効き始めるまでに一瞬の間が開きますが、NA車は踏み込んだ分だけスムーズに加速していき、さらに高回転までふかす楽しみも味わえます。では、NAマシンがターボ車に負けないほど加速を速くするチューニング方法はあるのでしょうか?

エアクリーナーを変えてみる

まず考えられるのは「エアクリーナー交換」です。

ターボ車の場合は、エアクリーナー交換で1割でも吸気量が増えると、数百ccの排気量アップになることもあります。車によりますが、ターボ車では10馬力を超える出力増加も十分狙えるかもしれません。

しかし、残念ながらNAエンジンではそうはいきません。エアクリーナー交換では殆ど変化が現れず、馬力は数馬力上がればいい方です。体感できるほどの違いはほぼ現れないどころか、燃費が悪くなることもあります。そもそもNA車の場合、一箇所をイジっただけで劇的に性能が向上することはありません。まずは吸気を変えてみて、少しずつ効果を期待しましょう。

マフラーを交換してみる

マフラー

次に「マフラー交換」はどうでしょう?

ターボ車のマフラー交換はものすごい効果を発揮します。モノによってはマフラーを変えただけで2~30馬力上がったなんてこともよくある話です。マフラー交換をすることにより排気効率を向上させ、高回転域でのパワーアップが期待できます。その反面、排気ガスの充填効率が低下する為、低回転域ではトルクが低下してしまうというリスクもありますが…。

では、NAエンジンのマフラー交換の効果はどうでしょうか?残念ながら、これもほとんど違いを感じられないようです。上がってほんの数馬力。エアクリーナーと組み合わせてやっと少し違いが感じられるか?というくらいでしょうか。

NAマシンは楽しさをアップさせるべき?

他にもエンジンオイルを変えてみたり、軽量化してみたり...いろいろ方法は考えられますが、結果を言ってしまえばNAマシンのチューニングはとてもお金がかかる割に飛躍的な馬力アップはかなり難しいのが現状のようです。速さを求めていくと、結局「ターボを付けるのが一番簡単で効果的」という答えにたどり着いてしまいます。

しかし、そもそもの馬力も十分にありますし、NAマシンは速さの向上を求めるのではなく、自分に合ったマシンにチューニングしていくのを楽しむ車なのかもしれません。アクセルを踏み込んだ時の爽快感、高回転までふかした時の高揚感などは、NAマシンならではの楽しさです。ターボ車、NA車、それぞれを乗り比べて、自分にあったマシンを作り上げてみてください。

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