メルセデス・ベンツの中古価格|なぜ"小金持ちの社長"は中古ベンツに乗るのか?

オーナー社長は"中古のベンツ 4ドアセダン"を好む?

フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなど、お金持ちに限らず一度は乗ってみたい高級車はかなりの車種があります。お金持ち、それも社長ともなればそんな高価なクルマに乗っているのかな?と思いがちですが、実際はそうでない場合の方が多いようです。

「お金持ちは高級車」という時代の兆候はバブル時代こそ見られたものの現在は落ち着いている印象を受けます。最近では低燃費且つ高性能のクルマも多く発売されてますので、お金持ちの社長でも”プリウス”を好むという傾向も見られます。

そんな中で昔と変わらず、"お金持ちのクルマ"というイメージであり続けているクルマがあります。それが"ベンツ"です。それでは、なぜベンツが現在においてなおオーナー社長から寵愛を受けるのか。そして、なぜ"中古のベンツ"なのでしょうか。

ズバリ、その理由とは?

先に結論を言ってしまうことになりますが、社長が"中古のベンツ"を好むのはズバリ"節税"のためです。

確かに、「経費で高級車を買う=節税」という考え方は一般に広く知れ渡っていることと思いますが、実際の社長さん、または経理の方以外は"経費"でクルマを買うイメージが湧きにくいのではないでしょうか。そこで、まずは経費の仕組みについてご説明します。

高級車を経費で買う?意外と知らない経費の仕組み。

ベンツ Eクラス

会社経営に重くのしかかる税金。なるべく節税したいのが社長さんの本音です。法人税は会社の利益に準じて課税されるため、事業主はなるべく利益を小さくみせるようにします。

その方法は①売上を小さく申告すること、②コストを大きく見せることの2通りがあります。経費で高級車を買うというのは②のコストを大きく見せるという方法に分類されることになります。

例えば、1,000万円のベンツを購入し経費で2年かけて落とすとすると、1年間で500万円の経費を生み出すことができます。そうすれば、経費(コスト)を高めに申告可能なので節税になるんですね。

なぜ"中古"のベンツ?

ベンツcクラス

それではなぜ"中古"なのでしょうか。その理由はクルマ購入の経費はその後の推定耐久年数によって決定するため、新車より中古の方が”経費”で落としやすいからです。

例として新車で500万円の車を買った場合と中古で500万円の車を買った場合で比較してみましょう。新車の場合、新しいのであと5年乗れると判断されたとすると「500万円÷5年間」で1年間で落とせる経費の額は100万円になります。

反対に、中古の場合、あと2年しか乗れないと判断されたとすると「500万円÷2年間」となり1年間で、250万円を経費として申告できます。このように、推定耐久年数が少ないほど1年間のコストが高く算出できるんですね!

中古の中でも"4年落ち"が最も人気?

メルセデスベンツ・Cクラス

ここでもう一歩踏み込んでみましょう!

では、中古車とはいっても実際どの程度の中古が良いのでしょうか。ここで考えなければいけないのが車の「減価償却」です。車は乗れば乗るほど価値が落ちていくものですが、大体以下のような基準で決まります。

1年落ち=5年償却、2年落ち=4年償却、3年落ち=3年償却、4年落ち=2年償却、5年落ち=2年償却、6年落ち=2年償却

こう見ると4年落ちが最も買い時の中古車ということがわかりますね!

4年後以降は減価償却(=推定耐久年数)が2年で続いていますが、3年落ちだとあと3年は乗れると判断されてしまうわけです。そうなるとコストを大きく見せて節税することはできませんね。

なぜ"ベンツ"?それも、なぜ"4ドアセダン"?

ベンツ C217

オーナー社長が持つベンツは”4ドアのセダン”が多い印象を受けます。なぜでしょうか。

その理由は「豪華過ぎるクルマを買うと、余計な出費と考えられて経費が落ちないからです」。あくまで"事業用のクルマ"として申告するため豪華さは無駄なものと判断されてしまうんですね。2ドアクーペなどは事業用のクルマとしては認められにくいということです。ベンツが好まれる理由もBMWやAudiなど他の外車に比べて事業用と認定されやすく経費として承認されやすいからとのこと。

更にボディーカラーもブルーやレッドなどの派手目な色もボディタイプと同じ理由からNGとされています。なるべくホワイト、ブラック、グレーなどの事業用に向いた色合いのクルマを選定する必要があるんですね。

なぜベンツが事業車として認定されやすいのかは定かではありませんが、さすがにSクラスを購入したりすると審査に通らなそうですが…。「経費でクルマを買う」というのも簡単な話ではなさそうですね…。

それではベンツの中古車市場はどうなっているのでしょうか。

ベンツの『認定中古車』と『中古車』の違い

よく中古車には『認定中古車』と普通の『中古車』という区分けがあります。

この『認定中古車』というのは、その車の正規インポーターやディーラーが『認定』した中古車ということになります。

もちろん、『認定』というメルセデスからの公式な証拠がつくだけあり、メルセデス・ベンツの厳しい基準に合格した車両だけが認定中古車を名乗れます。ちなみに、ベンツの認定中古車の制度は「サーティファイドカープログラム」と言い、2種類のカテゴリーがあるのをご存知でしょうか。

1つは、「サーティファイドカー」、もう1つが「サーティファイドカーバリュー」です。

サーティファイドカー

こちらは、初度登録5年未満でかつ、走行距離6万キロ未満のもの。保証期間は2年で走行距離無制限保証。

サーティファイドカーバリュー

このカテゴリーは初度登録5年以上10年未満で走行距離は無制限、もしくは初度登録から5年未満で走行距離が6万キロ以上のもののいずれかであれば該当します。保証期間は2年で走行距離無制限保証。


また、これらの認定車には最大100項目にも及ぶ点検整備項目が設定されており、厳しいサービス基準に適合した充実の設備を備えたサービス工場と、メルセデス・ベンツに精通したスタッフにより点検整備が実施されるのです。

このような認定中古車は、普通の中古車に比べると若干価格は高めのことが多いですが、手厚い保証がうけられますので、中古車は少し心配だと言う方にも安心して購入いただけるようになっています。

筆者はいくつか輸入車の中古車を購入した経験があり、その中で数多くの中古車を見てきましたが、明らかに認定中古車の方が内外装ともに綺麗で、程度が良いものが多かったように思います。また、認定中古車であれば保証期間中は何ら心配することなく乗れますので、精神的な意味でも余計な気を遣う必要がありませんので、これは大きなメリットだと感じます。

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