メルセデス・ベンツがSUVに注力する理由
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
圧倒的なブランド力で、AクラスからAMGモデルまで、各セグメントで隙のない展開をしているメルセデス・ベンツ。
ここ数年、人気のSUVのラインナップも充実させています。
ここ数年、人気のSUVのラインナップも充実させています。
SUV市場も巧みに攻略するメルセデス・ベンツ
日本でも近年、SUV人気が高まっています。
トヨタを例に取ると、デビューしたてながら大ヒットが予想できるコンパクトSUV「C-HR」を筆頭に、ハリアー、ランドクルーザー、レクサスNX、RXと、セグメントを埋めるようにSUVラインナップを充実させています。その理由は、世界のSUV市場に商機があるからです。
当然これは、メルセデス・ベンツもよく理解しており、2014年に投入したGLAクラスをはじめ、GLC、GLE、GLSと、毎年のようにSUVモデルを市場に送り込んでいます。
グレードヒエラルキーに沿った価格設定は、GLAの358万円から1,000万円以上するGLSまで、幅広い層に訴求する展開としています。
トヨタを例に取ると、デビューしたてながら大ヒットが予想できるコンパクトSUV「C-HR」を筆頭に、ハリアー、ランドクルーザー、レクサスNX、RXと、セグメントを埋めるようにSUVラインナップを充実させています。その理由は、世界のSUV市場に商機があるからです。
当然これは、メルセデス・ベンツもよく理解しており、2014年に投入したGLAクラスをはじめ、GLC、GLE、GLSと、毎年のようにSUVモデルを市場に送り込んでいます。
グレードヒエラルキーに沿った価格設定は、GLAの358万円から1,000万円以上するGLSまで、幅広い層に訴求する展開としています。
メルセデスがSUVに注力する理由
SUVマーケットを考えた際、メルセデス・ベンツがトヨタをライバル視しているか?といえば、必ずしもそうではないでしょう。レクサスであれば、多少あるかもしれませんが、ライバルは間違いなくBMWです。
BMWは、いち早く市場に高級SUVモデルを投入しています。2000年より販売を開始したX5はヒットモデルとなり、この成功からX1、X3、X6といったバリエーションを増やしていきました。
BMWと顧客層が近似しているメルセデス・ベンツとしては、これまで手薄だったSUV市場にラインナップを用意しなければ、BMWにシェアを取られるという危機感があったのは間違いありません。事実、先んじて市場を開拓したのはBMWとそのX5であるのです。
SUVモデルは悪路を走破するというイメージもありますが、実際のところは都市生活者のニーズが多く、クロスカントリーよりも一般道での性能が求められる傾向にあります。
そうした意味では、既存のプラットフォーム&パワーユニットを流用するSUVの開発は、開発コストを抑えながら新規モデルを追加できるというメリットもあるのでしょう。
それゆえにSUVラインナップを拡充しやすいともいえますし、実際メルセデス・ベンツでは、GLBクラスを開発中とも噂されています。
BMWは、いち早く市場に高級SUVモデルを投入しています。2000年より販売を開始したX5はヒットモデルとなり、この成功からX1、X3、X6といったバリエーションを増やしていきました。
BMWと顧客層が近似しているメルセデス・ベンツとしては、これまで手薄だったSUV市場にラインナップを用意しなければ、BMWにシェアを取られるという危機感があったのは間違いありません。事実、先んじて市場を開拓したのはBMWとそのX5であるのです。
SUVモデルは悪路を走破するというイメージもありますが、実際のところは都市生活者のニーズが多く、クロスカントリーよりも一般道での性能が求められる傾向にあります。
そうした意味では、既存のプラットフォーム&パワーユニットを流用するSUVの開発は、開発コストを抑えながら新規モデルを追加できるというメリットもあるのでしょう。
それゆえにSUVラインナップを拡充しやすいともいえますし、実際メルセデス・ベンツでは、GLBクラスを開発中とも噂されています。
競争が激化するからこそ進化・充実するSUVモデルたち
スタイリッシュかつ実用性に富んだカテゴリーでもあり、今後もしばらくSUV市場は過熱していくことが予想されます。その時、なるべく幅広い層に網を掛けておくため、各メーカーは売れるモデルを持っておきたい。
そのためには、他メーカーが用意していないセグメントにもラインナップを用意しなければならない…そんなメーカーの思惑が見えますね。
今後メルセデス・ベンツ、BMWを中心に高級SUV市場が動いていくのは間違いありませんし、そこにイタリアや英国、さらには日本メーカーがどう絡んでいくのかも非常に興味深いところです。
こうした激戦区で各メーカーが凌ぎを削るのはメーカーにとってはたまらないでしょうが、ユーザーにとっては大いに歓迎すべきこと。競争があればこそ、より素晴らしいパッケージが生まれるのですから。
今後もメルセデス・ベンツのラインナップ含め、SUV市場にどんなニューモデルが投入されていくのか、注目していきましょう。
そのためには、他メーカーが用意していないセグメントにもラインナップを用意しなければならない…そんなメーカーの思惑が見えますね。
今後メルセデス・ベンツ、BMWを中心に高級SUV市場が動いていくのは間違いありませんし、そこにイタリアや英国、さらには日本メーカーがどう絡んでいくのかも非常に興味深いところです。
こうした激戦区で各メーカーが凌ぎを削るのはメーカーにとってはたまらないでしょうが、ユーザーにとっては大いに歓迎すべきこと。競争があればこそ、より素晴らしいパッケージが生まれるのですから。
今後もメルセデス・ベンツのラインナップ含め、SUV市場にどんなニューモデルが投入されていくのか、注目していきましょう。