軽自動車に軽油、入れるとどうなる?

軽油

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軽自動車の魅力の一つといえば維持費が安いことですが、燃料費も抑えようと軽油を入れようとしていませんか?そう思っている方は、ご注意ください。軽油を入れてしまうと大きな出費となってしまう可能性があります。

文・PBKK
Chapter
なぜ軽自動車に軽油を入れてはいけないのか
軽油を軽自動車に入れるとどうなるのか
入れてしまった場合の対処

なぜ軽自動車に軽油を入れてはいけないのか

軽自動車に搭載されているエンジンは全てガソリンエンジンだからです。ガソリンと軽油のどちらも原料は石油ですが、よく燃えるために必要な温度が異なります。そのため、ガソリンエンジンでは軽油をうまく燃焼できずに様々な不具合が起こるのです。

・エンジンが重くなる
・排気ガスを浄化するための処理装置が必要になり経済性に劣る

の2つの理由から軽自動車には軽油を燃焼させるディーゼルエンジンが搭載されていません。

軽油を軽自動車に入れるとどうなるのか

タンクの中で軽油とガソリンが混ざってしまうと、燃焼効率が下がるため出力が大きく下がってしまい加速が鈍くなります。上り坂などの勾配が強い場所では車が動かなくなってしまう、といったような状況にもなりえます。

タンクに軽油以外入っていない場合は、黒いガスを吐き出しはじめ、最終的にはエンジンが停止してしまいます。旅先などでエンジントラブルに発展して、他人の車を巻き込んだりしたら大変なことになります。

入れてしまった場合の対処

とにかく出来るだけ早く燃料を入れ替えることが大事です。エンジンをかける前に給油の間違いに気づけた場合は、給油所のスタッフにその旨を説明してください。

運よく整備士が在籍している場合は、急ぎで対処してもらえますが、在籍していない給油所の場合は保険会社などに連絡を取りましょう。タンク内のクリーニングのみで済めば、修理費用も抑えられます。

間違いに気づかずエンジンをかけてしまった場合は、すぐにエンジンを止め、JAFもしくは加入している保険会社へ連絡を入れます。この場合にはタンク以外のパーツに軽油が染みてしまうため、それらも含めてクリーニングが必須となります。

クリーニング後に運よくエンジンがかかるようになれば3万前後の修理費で済みますが、そうでない場合は、パーツの交換やエンジンのオーバーホールが必要になるため、修理費が約30万円ほどに膨れ上がる可能性があります。
軽油を軽自動車に入れてしまうと事故や高額な修理費が必要になることをお伝えしました。
ドライブや旅行を最後まで楽しく過ごすためにも、自分の車にはガソリンと軽油のどちらを給油すべきか事前に確認しておきましょう。
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