欧州高級車メーカーは、ボディを接着剤で留めているって本当?

どうして接着剤が使われているの?

接着剤

自動車のボディには、走行中にさまざまな方向からいろいろな力が加わります。コーナリング時にボディ全体が捩じられる荷重や、路面の突起を乗り越えたあとのショック、路面から伝わってくるロードノイズなど。そのすべてはボディに伝わり、車体振動としてあらわれます。ボディ剛性の向上は、こうした部分を改善するためには必須となります。

自動車のボディは、通常、複数のスチールパネルが組み合わさって構成されています。それぞれのパネルは、リベットやねじ止めなどの「点接合」や、レーザー溶接のような「線接合」にて固定しますが、接合が弱い部位に応力が集中してしまうことも少なくないため、どのメーカーも車体の組立には気を使っています。

そんななか、欧州の高級車メーカーを中心に、ボディのパネル同士をエポキシ樹脂接着剤を使って接着する方法が使用され始めました。

構造用接着剤というもので、パネル間に塗布し使用します。これによってパネル同士は「面接触」をすることになり、接合剛性が飛躍的に高まり、車体剛性も向上。ハンドリングや乗り心地の改善、不要な振動を低減することが可能となったのです。

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