カッコイイのに...日の目を見ることのなかったスポーツカーたち

その①:シトロエン GTbyCITROEN

シトロエン GT

「グランツーリスモ5プロローグ spec III」で登場したシトロエンのスーパーカーが、GTbyCITROEN(GT by シトロエン)です。

この車両は、2008年のパリモーターショーに展示され、市販計画も存在していました。デモ車両がロンドン市内を走行するなど、市販に向けて期待は高まっていたのですが、収益性を理由に販売が中止されました。

2008年といえばリーマンショックの年。察するに、量販車の販売低迷、シトロエン社の収益悪化などにより、GTbyCITROENに投資する資金を確保できなくなったといったところではないかと思われます。

その②:日産 MID4

日産 MID4

2代目から7代目スカイラインの開発に携わった桜井眞一郎が開発した幻のスポーツカーが、日産 MID4(ミッド フォー)です。プロトタイプで終わったものの、初代と2代目が存在します。

初代モデルのデビューは、1985年のフランクフルトモーターショー。ミドにVG30DE(230ps/6,000rpm、28.5kgm/4,000rpm)を横置きで搭載し、フルタイム4WDの駆動方式に4WSも搭載したプロトタイプモデルでした。

2代目にあたるMID4-IIが公開されたのは、1987年の東京モーターショーでした。MRレイアウト、4WD、4WS、リトラクタブルヘッドライトは継承されたものの、エンジンはツインターボ化されたVG30DETT(330ps/6,800rpm、39.0kgm/3,200rpm)を縦置きでミドに搭載。スタイリングは初代よりも流麗でエレガントなデザインとなり、スーパーカーの名に相応しい出来栄えでした。

市販化前提で開発さえたMID4-IIですが、モーターショーの時点ではいくつもの改良ポイントが残されていたこと、当時でも2,000万円近い販売価格が想定されていたことなどがネックとなって、実現にはいたりませんでした。

しかし”先進技術の搭載を前提とした開発車両”であったMID4から、エンジン、駆動系、4WSシステムなどが、のちのR32スカイラインシリーズ、Z32フェアレディZ、F31レパードに活かされました。

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