エンジンルームに動物を入れない対策

なぜ動物はエンジンルームが好きなのか?

日産 スカイライン(R30) エンジンルーム(L型)

人の往来の少ない場所に駐車した車のエンジンルームは、動物にとって居心地が良い空間です。狭く入り組んでいて、外敵から身を隠しやすく、雨風もしのげ、安心して過ごすことが出来てしまう場所なのです。

寒い日に暖を取りに来ることもありますし、暑い日の日差しを避けるために潜ることも。静かな環境で、落ち着いて眠ることができる場所を求め、入り込むこともあります。

ちなみに、エンジンルームに潜り込みやすい動物は、猫やヘビ、ネズミですが、なかには鳥が巣を作っていたという事例もあります。

どこから入り込むのか?

猫 車の下

では、どこからどうやって、動物たちはエンジンルームに入り込むのでしょうか?

じつはエンジンルームの真下から、わずかな隙間を通って入ってしまうのです。クルマの下からエンジン回りを見上げると、サスペンションやエンジン、ステアリングラック、トランスミッションなど、車のパーツが密集していてかなり狭いですが、子猫や小さい動物は、わずかな隙間さえあれば入ってしまいます。

ちなみに、大人の猫には狭すぎて入るのが難しく、エンジンルーム内に入ってしまう猫の9割は子猫といわれます。

エンジンルームに入れない対策は?

猫

もっとも手軽に出来るのはボンネットを叩くこと。通称「猫バンバン」。これは自動車メーカーも推奨しているやり方で、エンジンルームに潜り込んだ小動物が驚いて逃げ出すことを狙っています。

ただし、強く叩きすぎるのは逆効果。余計に奥に入り込んでしまう可能性があります。あくまでも動物に「知らせる」イメージで、やさしく叩きましょう。またクラクションを鳴らす、ドアを強めに閉めるというのも効果があります。これらは簡単にできるので試してみて下さい。

その他にも木酢液、コーヒーの出がらし、漂白剤、クレゾールを車の周りにまいておくという方法もあります。

ただし、これらの方法は一時期には来なくなっても、その匂いがなくなるとまたやってくるということもありますので、注意しましょう。

超音波発生器で小動物を寄せ付けない

ここ数年、車の動物侵入対策で注目されているのが、超音波発生器です。

この超音波発生器が有効な理由は、人間にはない動物の身体のつくりにあります。たとえば猫の場合、人間が14k~20kヘルツ(Hz)程度の音までしか聞き取れないのに対して、猫は100kヘルツ程度の周波数まで聞こえます。

つまり、20k~100kヘルツの音は、人間が聞きとれず、猫は聞き取ることができるのです。その高さの周波数の音(超音波)を大きな音で流すことで、嫌がって近づかないようにするのが、この超音波発生器なのです。

ただし機種によっては、耳が良いと聞こえてしまう人もいるようです。周波数の下限が18kヘルツの場合、モスキート音と呼ばれる音が聞こえることがあります。せっかく購入しても、モスキート音が聞こえるようでしたら、人間にも影響がありますので、購入時は周波数に注意してください。

少し値段が高め(10,000円程度)の超音波発生器を購入すれば、高い周波数帯の音を発生させることができますので、検討してみましょう。

ちなみに、超音波発生器を使用するメリットは、エンジンルームの侵入対策だけでなく、自宅の庭への侵入被害も防げるところです。庭に糞をされて困っている方などにも、超音波発生器の使用はおすすめです。

何気なくエンジンをかけたら、エンジンルームが大惨事!とならないよう、そして動物の命を守るため、昔ながらの猫バンバンでも構いませんので、対策をしてみてはいかがでしょうか。

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