車の売り時は2月がベスト!輸出や車種から見た売り時も徹底解説!

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車の価値は売るタイミングによって大きく変動します。

結論、年間を通して一番高く売れるのは1月下旬から3月上旬まで、次いでボーナス時期である7月、11月が高値になる傾向があり逆に急激に値段が落ちてしまうのは4月です。

本記事ではこのように時期によって価値が変動する理由や、年間ではなく年式や車種から見た売り時も徹底解説します。

Yoshiki|よしき

九州エリアで中古車買取専門店に4年間勤務した経験を活かし、少しでも高く売るための方法や、輸出相場、業界の裏事情などの情報を発信しています。
そして読者の方には少しでも知識武装していただき、車で損をしたり、騙されたりしないような内容の記事を書いていきます。

Yoshiki
Chapter
なぜ時期によって車の価値が変わるの?:2月が需要大
車種によって違う売り時とは?:季節による需要の違い
輸出される車の売り時とは?:予測が難しいが傾向がある
他に売り時となるタイミングはあるの?:車検・走行距離など
時期の変化に強い買取業者とは?
車の売り時に関するQ&A
車の売り時のまとめ

なぜ時期によって車の価値が変わるの?:2月が需要大

車の相場は市場での需要量に応じて変動します。

需要が多い時期に売れば高く売れやすいですが、需要が少ない時期に手放してしまうと安く売ることになってしまいます。

まずはその理由と背景について詳しくみていきましょう。

2月は新生活に向けた準備期間

2月は進学や就職、転勤や引っ越しシーズンである3〜4月の直前に当たる、新生活への準備をする時期です。

中古車は契約から納車までおおよそ1か月程度かかりますので、早めに準備しておかないと新生活に間に合わなくなります。

2月はそのタイミングにベストマッチする時期なので、車種や年式を問わず中古車市場全体が活気づいて買取相場が高騰する時期なのです。

具体的には、1月下旬頃から相場が上がり始め、2月半ばから下旬が需要のピークとなり、3月中旬以降は納車が新生活に間に合わなくなるため急激に相場が落ちていく傾向があります。

よって、車の売り時としては2月がベストタイミングとなります。

4月~5月は準備が終わって落ち着く時期

年間を通して最大の需要増加時期を過ぎた4月以降は新生活が始まるため、中古車の需要は急激に減少します。

この需要の減少に伴い買取相場も落ち込むため、4月〜5月は年間を通して最も車が売れにくい、「売り時ではない時期」と言えるでしょう。

この時期になると買取専門店も暇になり、業者オークションでは売れ残った中古車がいつまで経っても売れず、泣く泣く赤字で売却されることもあります。

そのため買取店も買取に消極的になり、競合したとしてもあまり強気な買取金額は提示してくれなくなります。

5月の大型連休に向けてレジャー用の車の相場があがるのでは?という意見もありますが、それは「相場が暴落した中でわずかに上がる」現象のため、特別高く売れるわけではありません。

5月連休中は車を探す人よりも、すでに所有している車に乗って遊びに行く人のほうが圧倒的に多いです。

結論、この時期に車を売るのは特別な事情がない限りおすすめはしません。

もう少し待てば売り時がやってきますので、それまで待ちましょう。

ボーナス時期は乗り換え需要がUP

一般的なボーナス時期は6月~7月、11月〜12月前半です。

この時期が近づくと、どの家庭も財布のひもが緩みがちで物欲が増し、車の乗り換えもその例外ではありません。

また、ローンを組んでいる人はボーナス払いで大金を引き落とされてしまう時期でもあります。

ボーナス払いをするのあれば、安い軽自動車に乗り換えるべきか悩むなど、支払いがきっかけで車の乗り換えを検討する人も増える時期です。

そのため、中古車市場が活性化し、買取相場も自然と上がっていく傾向があります。

2月の次に良い売り時となるのはこの時期でしょう。

年末年始は相場がDOWN

12月下旬は誰もが慌ただしくなる時期のため、車の売買には適さない時期となります。

ボーナス時期ではありますが、12月下旬はクリスマス、大晦日、初詣、帰郷、挨拶回りなどのイベントが多い為、車を新たに買うような時間はありません。

また、当然ながら中古車市場を回している買取店やオークション会社も休暇となり、買取相場を聞いても「年を越すと年式が変わり、相場が急に変わる可能性があるため来年の相場は断言できないから来年改めて査定したほうが良い」と返答する業者も多く、具体的な商談になりにくい時期でもあります。

このような理由から、年末年始は相場が落ち込みやすく、売り時ではないと言えます。

もう少し待てば2月の特需シーズンが到来するので、根気よく待ちましょう。

車種によって違う売り時とは?:季節による需要の違い

次に、時期ではなく車種によって違う売り時を解説します。

車種別で見た売り時には季節による需要の違いが関係しており、特にレジャー向けの車種に対する影響が大きいです。

レジャー向けSUVの売り時とは?:夏前・冬前

近年大人気であるSUVですが、そのほとんどは「街乗りSUV」です。

そういったSUVではなく、本格的なクロスカントリー系、レジャー向けの大型SUVの需要はレジャーシーズンを控えた夏前と冬前に上がる傾向があります。

具体的な車種を上げるとすれば、ジムニー、ランドクルーザー、フォレスター、エクストレイルなどの悪路走破性の高い車種やハイエース、キャラバンなどの積載性の高い車種がこれに当てはまります。

夏は海へ海水浴や釣りに出かけるために、砂浜走行できる大型SUVやボート等を牽引できる走行力のある車種の需要があがります。

冬はウィンタースポーツが盛んになるため、スノーボードを乗せられるような積載力のある車や雪道もガンガン走行できる4WDのクロスカントリー系車種の需要がUPします。

どちらもそのハイシーズンに相場が上がるわけではなく、その時期に納車が間に合う少し前の時期に需要があがることがポイントとなります。

ファミリーカーの売り時とは?:大型連休前

ノア、ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンなどのファミリーカーは基本的には季節的な影響はほとんど受けず、需要は各家庭ごとの結婚や出産に応じて生まれます。

しかし、連休中は旅行などで「家族全員で外出する時期」のため、それに合わせて「より大型のファミリーカーが必要だから乗り換えよう」と考える家庭は意外と多いものです。

「相場が高騰する」程ではありませんが、連休に納車が間に合う時期を見定めてファミリーカーを査定に出せば、わずかながら他の時期よりも高く売れる可能性があります。

スポーツカーの売り時とは?:春前・秋前

趣味性の高いスポーツカーは、窓を開けて気持ち良く走行できる時期に需要が高まります。

年齢でいうと10代~20代の若年層、子供が独立したセカンドライフ世代である50代以降のシニア層の男性に需要が集中しています。

スポーツカーは古くなればなるほど価値が上がるものもあるため、売り時を見定めるのは他の車種よりも難しいですが、暖かい時期の少し前を目安に一度査定に出してみると良いでしょう。

軽自動車の売り時とは?:年中需要が高い

維持しやすく小回りが利いて運転しやすい軽自動車は、季節問わず年中需要が高いです。

特に2月には免許取り立ての卒業生や、就職を控えた新社会人がこぞって軽自動車を買い求めます。

軽自動車はスライドドアのワゴンであれば若い世代のファミリーカーとしても機能し、運転技術が衰えつつある高齢者にとっても運転しやすく、セカンドカーとしても常に需要があります。

ただし、軽自動車は安価で大量生産されるためスポーツカーのようにプレミア化して価値が高騰することもなければ、SUV車のように海外輸出需要で相場が爆発的に高騰することもありません。

このように年間を通して安定した需要があるのが軽自動車の魅力ですが、やはり4月前後と年末年始は避けたほうが良いでしょう。

輸出される車の売り時とは?:予測が難しいが傾向がある

輸出される車の相場は特に激しく変動することがあります。

そのタイミングとは関税規制が変わる時期であり、関税は年式によって変動します。

ではそのタイミングと車種、売り時の見極めについて解説します。

輸出されやすい車種とは?

輸出されやすい車種を簡潔に言うと、「トヨタ車全般、および全SUV」です。

トヨタ車の中でも特に輸出需要が高くて有名なのはランドクルーザー、RAV4、カローラシリーズ、ハリアー、ハイエースなどです。

その他メーカーで海外輸出需要で買取金額が高騰するのは、スカイラインGT-R、シビックType-R、デリカD:5などの一部車種の一部グレードのみです。

スバルは北米で大人気で現地販売されているためわざわざ日本から輸出する必要がなく、レクサスもトヨタの海外ブランドなので輸出需要はありません。

また、軽自動車全般も海外では需要がなく、高騰することはほとんどありません。

SUVに関しては車種・メーカー問わず、世界的に人気が高まっているため国内需要も高く、売却の際には輸出需要にも当てはまる可能性が高いです。

何年落ちで手放すのがベストなの?

輸出する際の相場変動には一般的に、3年、5年、7年、10年、25年落ちという節目があります。

中古車の輸出には「年式規制」というルールがあり、これは初年度登録年月日や製造年で判断され、スリランカ、ケニア、マレーシアなど様々な国で採用されている制度です。

この規制の多くは3年落ち以内、5年落ち以内といったものが多いため、そのタイミングで手放せば年式規制に引っかからずに高めの相場で売却できる可能性があります。

例えばマレーシアでは1年落ち以上、5年落ち未満の中古車しか輸入できないことになっていたり、南米諸国に対しては7年規制というものもあります。

この年式規制から外れた中古車は輸入禁止、もしくは高額な関税の対象となるため需要減、買取金額も落ちてしまいます。

3年、5年、7年落ちは全て車検時期とも重なる時期ですので、車検を受ける前に手放すのは輸出需要の観点から見ても非常に合理的な判断だと言えます。

10年落ちは国内でも乗り換えの目安となり輸出需要の有無に関係なく、手放す際のひとつのタイミングとなります。

25年という節目はアメリカの通称「25年ルール」と呼ばれるクラシックカー登録制度に起因するものです。

25年ルールとは「日本車のような右ハンドルは全て輸入禁止、ただし製造から25年以上経過している車であればクラシックカーとして認める。右ハンドルでも輸入OK、関税も排ガス規制も対象外」というものです。

この25年ルールに当てはまる1990年台の名車・スポーツカーの需要が爆発的に増加し、現在ではトヨタスープラ(1998年)が1000万円、マツダRX-7(2001)が700万円以上、日産スカイラインGT-R(1990)が数千万円で取引されたりと、非常に高額で推移しています。

急激な輸出需要に備えるためには?

輸出需要による相場の高騰を知るためには、英語圏の情報網をあたる必要があります。

そのため、情報検索と英語に精通していなければ事前に情報を仕入れることが難しく、多くの方はある日突然、一定時期だけ高騰する経験をします。

この需要に合わせて車を乗り換えるのは非常に難しく、運の要素も大きいです。

この需要に対してできることは「常に車の相場を気にすることを習慣にしておくこと」です。

毎月一回は自分の車の相場をチェックしたり、常に乗り換え先の車を意識しておくことで、いざ値段が高騰したときに素早く行動に移せます。

自身が所有する車の相場チェックは、グーネットやカーセンサーで販売されている車の値段を目安にしたり、ナビクル等のシュミレーションサイトを活用したりするとよいでしょう。

ナビクル車買取相場シュミレーション

他に売り時となるタイミングはあるの?:車検・走行距離など

車検切れ

車検切れとなる初年度登録年月日から3年目、5年目、7年目、9年目はそれぞれ輸出需要にも関係があるタイミングであり、高額な車検費用がかかるタイミングなので売り時です。

車検を受けてから売却しても車検代を上回るほどの買取金額UPにはならないので、車検が切れる前に次の車に乗り換えるのはとても合理的なタイミングとなります。

また、車検時に発生する消耗品の交換費用やメンテナンス費用も買取金額には一切考慮されません。

売却意思があれば、タイヤ交換などはせずに車検前に売る事で余計な費用がかからずに済みます。

走行距離で見た売り時

走行距離も買取金額に大きく影響します。

中古車を探している方は「3万キロ以下で300万円以下」「5万キロ以下で200万円以下」などの条件を付けて車を検索するため、例えば3万キロ以下の車を探しているときに31000km走行した車は検索の対象外となります。

一般的には年式と同じく、3万キロ、5万キロ、7万キロ、10万キロが走行距離で見た売り時の節目となるため、その大台に乗る前の走行距離(例:28000km、49000km、95000kmなど)で売却すると高い買取相場で買取ってもらいやすくなるため売り時だと言えるでしょう。

モデルチェンジ

同じ車の次のモデルの発売日が発表された時点で、現行モデルおよび旧モデルの市場価格は下がり始めます。

そして次期新型の流通が始まると、現行だったモデルは型落ちモデルとなり買取相場は大きく下落します。

一般的なモデルチェンジの流れは以下となります。
  • 新型発売
  • 新型マイナーチェンジ
  • 新型ビッグマイナーチェンジ
  • 次期新型ニュースのリーク情報
  • 最終型特別仕様車の販売開始
  • 次期新型の仕様・発売日の発表
  • 次期新型発売
モデルチェンジでの値段の下落を防ぎたいのであれば、「4.次期新型ニュースのリーク情報」をチェックした時点で売却時期と次の車の検討を始め、「6.次期新型の発売日の発表」があった時点ですぐに売却すれば現行モデルを高い相場のまま乗り換える事が可能です。

身の回りに数年ごとに新車に乗り換えている方はいませんか?

そういう方の多くは、高く売れやすい車種を高く売れる時期に売却しているからこそ、余計なコストや売却ロスがないため高額な新車に乗り換え続けられるのです。

時期の変化に強い買取業者とは?

時期や季節の需要の変化は全国共通の相場変動なので、その変化に左右されない業者はいませんが、どんな時でも高価買取する事に長けている業者や輸出を得意とする業者は数多くありますので、その一部を紹介します。

リクルート

カーセンサー

 

圧倒的な提携業者数

カーセンサーは㈱リクルートが運営する誰もが知る中古車販売情報サイトですが、車の一括査定サービスも運営しています。

圧倒的な提携業者数を活かし最大5000社が閲覧する自社オークションへ査定情報を公開し、最も高い業者が買取るというオークション形式と、カーセブンやアップル等が提携する大手買取店で構成された30社の一括査定サービスを展開しています。

この中には輸出や廃車に強い業者も多数参加しています。

カーセンサーの車買取はとにかく楽に、高く売りたいという方におすすめです。

通常の一括査定
オークション形式
提携買取業者数
一括査定形式:700社以上、オークション形式:5,000社以上
大手買取業者との提携
8社 / 8社中
同時査定依頼数
30社
手数料
なし
営業電話対策
業者選択可否
JPUC監修
対応地域
全国

株式会社カーネクスト

カーネクスト

海外輸出業者と直接提携

中古車買取のカーネクストは、日本に拠点を置く全国の海外輸出業者と直接提携しており、海外での現地販売価格を前提とした高い買取金額を実現しています。

輸出先はアラブ首長国連邦、フィリピン、ミャンマー、マレーシア、ロシア、ニュージーランド、チリ、ケニア、南アフリカ共和国、ジャマイカ、ナイジェリアなど多岐に渡ります。

特に右ハンドル車の輸入を許可している国に対して強く、廃車であればパーツや鉄資源を海外へ輸出するなど、カーネクストは輸出需要に関して随一の強さを持つ業者です。

レビュー lus1qhp720m0zcdm4
あいす
0
4

カーネクストが1番良かった

他社とも見積もりしてもらったが、カーネクストが1番良かった。

査定額ももちろんですが、担当してもらったスタッフの対応も良くサービスも心地よく予想以上の対応に感謝しています。

カーネクストは安いとか噂を聞いていましたが、全然そんなことはなかった。


売却した車:ホンダ フリード (2019年式、走行距離3万キロ)
売却金額:100万円

みきまま
0
4

5万円の買取額がついた

走行距離が8万超えだったので査定はついても1万円かと思っていたが、5万円の買取額がついたので満足しています

スタッフの対応も親切で丁寧で安心して任せることができた。

振り込みも思っていたより早かった。また次回売却することがあれば利用したい。


売却した車:日産 デイズルークス (2013年式、走行距離8.2万キロ)
売却金額:5万円

しょくだいお
0
5

買い取ってもらえて良かった

かなり走行距離も多くなっていたので本当に買い取ってくれるのか不安だったのですが実際に買い取ってもらえて良かったです。

ネットで確認した通りレッカー引き取りや廃車手続き代行も無料でしてくれたので本当に助かりました。

こちらからの質問にも丁寧に早く答えてくれたので安心して任せられました。


売却した車:ダイハツ ミライース (2011年式、走行距離17万キロ)
売却金額:1万円

買取実績
2008年創業
手数料
無料
0円以上買取保証
申込方法
WEB、電話
電話対応時間
8〜22時(年中無休)
引取対応日時
平日、土曜日
キャンセル料
3万円
対応エリア
全国対応(一部離島を除く)

車の売り時に関するQ&A

SUVは2月に売るより海に行ったりする夏に売ったほうが良いの?

A 2月は季節的な需要以上に相場が高騰する時期なので、2月に売るほうが高く売れやすくなります

廃車になるような車も時期によって価値が変わるの?

A 車としての需要ではなく、金属資源としての需要や相場の変化はありますが、金額の変動は大きくありません。

廃車であれば手放すのが早ければ早いほど、自動車税の還付金等で手元に残る金額が大きくなります

車の売り時のまとめ

中古車の売り時は2月がピークで、不定期で訪れる輸出需要の波や、季節的な需要にも相場が左右されるため見極めは少し難しいです。

無理に2月に合わせて売ろうとしてもその間に事故に遭ってしまったり、モデルチェンジが行われたりする可能性があるので、まずは時期に拘らず早い段階で査定を受けてみてはいかがでしょうか。

商品詳細