優れた静寂性のオーリス ハイブリッド。試乗で唯一気になった事とは?

ヨーロッパで人気のオーリス(Auris)。ただ、プリウスやコンパクトカーサイズのアクアがあるため、オーリス ハイブリッドの知名度・売れ行きともにイマイチ・・・。オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の価格帯もプリウスとほぼ同じですしね。ただ、私もこのオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)を先日試乗させて貰ったのですが、乗り心地や走破性は予想以上に良かったです。またこのクルマを試乗していて驚いたのは、静寂性の良さ!ガソリン車・ターボ車でもこのクルマの静寂性の良さは好評でしたが、ハイブリッド車もかなり静か。プリウスに負けない静寂性を誇っていました。ただ、試乗をしていて若干気になる部分もあったのですが・・・。そんなオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の静寂性について徹底的にレビューをしたいと思います。

2016/8/1

Chapter
オーリス ハイブリッドの試乗の感想:静寂性レビュー
オーリスHV ハイブリッド走行時の静寂性はどうだった?
窓ガラスを閉めると若干のエンジン音が・・・
オーリスHVの静寂性で唯一気になったのは・・・
トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

オーリス ハイブリッドの試乗の感想:静寂性レビュー

今回私が試乗をさせて貰ったのはオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の最上級モデル”Gパッケージ”。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

運転席に乗り込んで、ハンドルの右側にあるハイブリッド車専用のブルーのエンジンスタータースイッチを押して、軽い力でシフトチェンジできる電子制御式シフトレバーを操作して”D(ドライブ)”ポジションに・・・。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

そして、サイドブレーキを下ろして出発。ブレーキペダルから足を離すとクリープ現象でゆっくりとクルマが前進していくのですが、ハイブリッド車らしく発進が滑らか。また、ハイブリッド車は発進時に”ヒュ~~”と、言った感じのモーター音が発進時に聞こえる事が多いのですが、窓を開けていた事もあり発進時のモーター音もまったく聞こえませんでした。私が試乗した日は風が強かった事も影響していると思いますが、モーター音すら聞こえない静かな発進は個人的には好印象でした。ちなみに、後に窓を閉めた状態で再度エンジンの立ち上げから発進までを確かめさせて貰ったのですが、とても静か。オーリス ハイブリッドは、先代モデルとなる30型プリウスのハイブリッドシステムを搭載されているので発進時の静寂性などあまり期待していなかったのですが、まったくそんな事はなし・・・。2016年12月に発売されたプリウス(Prius)の発進時もとても静かだと思ったのですが、このオーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)も勝るとも劣らないぐらい静かだと思いました。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

スポーツハッチバックらしいタイヤのグリップ感とハイブリッド車の静かさを兼ね備えた新型オーリス ハイブリッド(Auris HV)の発進は、とても快適でした。

オーリスHV ハイブリッド走行時の静寂性はどうだった?

オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)は、加即時の静寂性も高レベル。このハイブリッド車は最初モーターのみのEV走行で発進するのですが、アクセルの踏み具合によって時速約20km/h~40km/hくらいからエンジンも作動するハイブリッド走行に移行します。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

ただ、このEV走行からハイブリッド走行への移行もとってもスムーズ。ハイブリッド車でもいつエンジンが作動したか分かるクルマもあるのですが、オーリス ハイブリッド(Auris HV)は、窓を開けた状態では風切り音に紛れてしまい、いつエンジンが作動したかどうか分からないレベル・・・。メーターの左側にあるハイブリッドインジケーターやマルチインフォメーションディスプレイに表示されるエネルギーフロー画面を見てようやくエンジンの作動がわかるくらい。このスムーズなエンジンの立ち上がりと静寂性の良さは、オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)の魅力の一つなのかなと思いました。

窓ガラスを閉めると若干のエンジン音が・・・

オーリス ハイブリッドをした時は初めて窓ガラスを開けた状態で運転していたため、エンジン音が風切り音に紛れて全く気になりませんでした。しかし、窓ガラスを閉めると風切り音が全く気にならなくなるため、また、ロードノイズも比較的静かなためエンジン音が聞こえてきます。ただ、これはエンジン音が一番大きく聞こえてくると言うだけであって、決してエンジン音が大きくて騒々しいわけではありませんでした。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

窓ガラスを閉めた状態でアクセルを踏み込んでいくと、時速約20km/hを越えたあたりからエンジン音が聞こえてくるのですが、車内にダイレクトに侵入してくる感じは全くありません。エンジン音に耳を澄まして集中していないとまったく気にならないくらいの大きさなので、運転していてまったく気になりませんでした。また後部座席に私の妻が同乗していたのですが、エンジン音に会話を遮られる事もなく、会話もスムーズにできました。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

今回の試乗に同乗してくれた営業マンの話によると、このオーリス(Auris)は吸音材を遮音材を存分に使用しており、騒音対策にかなりチカラを入れているようです。今回の試乗ではどのくらい吸音材や遮音材が使われているのか確認する事ができなかったのですが、このクルマを運転してみると、ディーラーさんが言っている事が納得できるくらいの静寂性の良さ。実際にこのクルマに乗ってみると、剛性感も高く、窓ガラスを閉めると室内がしっかりと密閉されているのが分かります。このクルマにしっかりと守られている感じは、プリウス(Prius)やアクアとは違うなと思いました。

山道や急勾配の坂道を運転した際はエンジン音も大きくなると思います。ただ街中を試乗した感じでは、今回新発売されたオーリス ハイブリッドの静寂性で不満を感じる人は少ないのかなと思いました。

そのくらいオーリス ハイブリッドの静寂性は優れていて大満足でした。

オーリスHVの静寂性で唯一気になったのは・・・

走行時の静寂性はとても優れていたオーリス ハイブリッドですが、私が試乗をしていて唯一気になったのは、ブレーキを踏んだとき。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

このオーリス ハイブリッド(Auris HV)は他のハイブリッド車同様に回生ブレーキを採用しているのですが、ブレーキを踏んでクルマが停車するときのこの回生音がハイブリッド車の中で若干大きめ。

プリウス(PRIUS)でもブレーキを踏むと”ウィーン”と言った感じの回生ブレーキの音が聞こえてくるのですが、オーリス ハイブリッドの方がこの回生音が大きく感じました。また、耳を澄ますとこの”ウィーン”と言った感じの電子音意外にもも“カリカリ”と言った感じの今まで聞いたことが無い音も・・・。

ブレーキメダルを踏んだ時の感触も電子的で違和感があり、回生音も含めてクルマの停車時の静粛性はプリウス(Prius)など他のハイブリッド車よりも劣るのかなと思いました。

トヨタ オーリス ハイブリッド 2016

このように停車時のブレーキ音は若干気になったものの、オーリス ハイブリッドの静寂性はとても良く、快適に運転をする事ができました。特に良いと思ったのは、走行時の静寂性。ハイブリッド走行時やパワーモードで走行している時もまったくエンジン音が気にならない静寂性は大満足でした。ガソリン車やターボ車の静寂性が好評の新型オーリス(Auris)ですが、このクルマの静かさは、ハイブリッド車の中でも特にレベルが高いなと思いました。オーリス ハイブリッド(Auris Hybrid)は視界性や居住性がもう少し良かったら、もう少し人気が出るのかもしれませんね。静寂性や乗り心地は良いだけに個人的には少し残念です。

 

 

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