バレーノ ターボを試乗した感想。XTグレードの加速力の良さを体感
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インドからの逆輸入車として発売されているバレーノ(BALENO)からターボエンジンを搭載したXTグレードが登場しましたね。
一足早く発売された1.2リットルのノーマルエンジンを搭載したXGグレードも良いのですが、やはり気になるのは今回スズキ初となる1.0リットルのターボエンジンを搭載したXTグレードですよね。
私もこのバレーノ(BALENO)のXTグレードに搭載されている直列3気筒の”ブースタージェットエンジン”の実力が気になっていたので、発売日直後にディーラーに行って試乗をさせてもらいました。
実際にターボ車を試乗してみると、予想以上の出来!ディーラーさんが試乗する前に大絶賛していましたが、それも納得できるような加速力や乗り心地でした。
今回スズキ初となる1.0リットルターボエンジンを搭載したバレーノ(BALENO)のXTグレードの加速力はどうだったのか?
先日、このXTグレードを試乗した感想を紹介したいと思います。
2016/7/28
バレーノXTの試乗の感想:ターボ車の加速力レビュー
今回私が試乗させて貰ったスズキの5ドアハッチバックバレーノ(BALENO)はこちら。
以前試乗をした下位モデルXGグレードよりも小刻みな振動や揺れが大きいような感じが・・・。
この振動が若干気になりつつ、このクルマのセンターコンソールにあるサイドブレーキを下ろして、シフトレバーを”D(ドライブ)”に入れて試乗をスタート!
まずはブレーキペダルから足を離して、いつも通りクリープ現象で発進。XGグレードを試乗した時と同様にクリープ現象はスムーズで力強い。
渋滞中のちょっとノソノソと進むシーンや駐車する時などこのスムーズなクリープ現象は役立つだろうなと思いました。
バレーノXTグレードの加速力は気持ち良い!?
そして、路上に出てバレーノ(BALENO)のXTグレードのアクセルを少し踏み込んでみると、とても気持ちよく加速していきます。
同じスズキから発売されているコンパクトカーのスイフト(SWIFT)ようにチカラ強くグイグイと前に進んで行く感じとは異なり、スムーズにスーッと滑るように前に進んでいく感じの加速感。
試乗してスグに「これって本当に1.0リットルエンジンのクルマ!?」と、疑いたくなっちゃうくいらの乗り心地・加速力の良さでした。また、この滑らかに加速していく感じは、エレガント&優雅な外装・エクステリアが特徴のバレーノ(BALENO)にピッタリだなと思いました。
また、バレーノのXTグレードを試乗していて良いと思ったのは、アクセルを踏み込んだ時のレスポンス。
このクルマはアクセルをちょっと踏み増しをすればグーーンと一気に加速するタイプのクルマではありません。ただ、バレーノはアクセルの踏み込みの反応・レスポンスがとても良くいため、速度の微妙なコントロールがとってもしやすい。なので、街乗り&普段使いにピッタリ!
今回のバレーノ(BALENO)の試乗では、郊外の広めの道だけでは無く、若干ごみごみとした駅前の道なども運転させて貰いました。私がこのクルマで駅前の道を試乗した時は、ちょうど渋滞ラッシュ時。
慣れていないクルマを運転していると言う事もあり、アクセルワークに非常に気を使うちょっと緊張をするシーンですよね。しかし、このクルマはアクセルの反応がとても良く、また、速度の微調整がラクに出来るので予想以上に運転がしやすい。
初めて乗るクルマなのに、これほどストレスが無く乗りこなせると思いませんでした。
他のコンパクトカーと比べて約15cmほど横幅が広いので好き嫌いが分かれそうですが、個人的には街乗りや普段使いにはとても良いクルマなのかなと思いました。
バレーノのXTグレードは、発進時の加速力も良い!
また、今回ターボエンジンを搭載したバレーノのXTグレードを試乗していて良いと思ったのは、発進時の加速!
バレーノ(BALENO)XTグレードは、XGと同様アイドリングストップが装備されていません。
この点は少し残念だったのですが、信号が赤から青に変わった瞬間にアクセルを踏み込むと、タイムラグが無くとてもスムーズに加速していきます。
この加速していく感じも1.0リットルエンジンのクルマとは思えない程快適。走っている状態からの加速と同様にすべるように滑らかに発進していきます。
エンジンのパワーでグイグイと力強く前に加速していく感じではないのですが、本当に滑らかに加速していくので、気がつくといつの間にか法定スピードまで達しているといった感じ。
この発進時の加速力やフィーリングもとても良かったです。
また、この滑らかなゼロ発進時の加速とともに良いと思ったのは、バレーノ(BALENO)のエンジン音の小ささ。
普通アクセルを踏み込みエンジンの回転が上がるとともに、エンジン音も大きくなりますよね。クルマによっては加速時のエンジン音が大きく聞こえてくるのですが、このバレーノ(BALENO)では全く気になりませんでした。
元々バレーノ(BALENO)は遮音性に優れているクルマなので、エンジン音やロードノイズなどの騒音が車内侵入してくるのをしっかりとシャットアウトしてくれます。
この遮音性の良さも影響していると思いますが、このターボエンジンはエンジン音そのものがかなり小さいように感じました。
耳をエンジン音に集中させればもちろん分かります。しかし、このクルマを普段の運転のように運転したら全くエンジン音は、気にならないのかなと思いました
このエンジン音の小ささもバレーノ(BALENO)らしいエレガントな加速力や乗り心地に影響を与えているかなと思いました。
スズキ初となる1.0リットルターボの”ブースタージェットエンジン”を搭載したバレーノを試乗したのですが、加速力は思ったよりも良かったです。
バレーノカタログに描いてある通り1.6リットル自然呼気エンジン並みの加速感やパワーを楽しめると言われると若干言い過ぎかも!?と感じる部分はあります。
ただ、1.3リットルエンジンを搭載したホンダのフィット3のガソリン車や日産のノート(NOTE)よりも加速感や乗り心地は良いように感じました。
また試乗していて良いと思ったのは、バレーノ(BALENO)らしいエレガントで快適な乗り心地や加速感を味わえた事。今回バレーノ(BALENO)にはハイオクガソリンを使用しないといけないという欠点・デメリットがありますが、乗り心地や加速力だけを考慮するととても良いクルマだと思いました。
また、バレーノに搭載されたブースタージェットエンジンは、フルモデルチェンジをする次期スイフトに採用されると噂されています。今回このクルマを試乗をして、”ブースタージェットエンジン”が搭載されると噂されている次期スイフトもかなり楽しみになりました。