【セレナ(C27)試乗インプレ】前方・後方の視界性は競合車よりも良い!?

日産 セレナ 2016

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自動運転技術”プロパイロット機能”が注目を集めているセレナですが、このクルマを試乗してみると、先代モデルよりも格段に運転がしやすくなった印象を持ちました。

私が実際にこのセレナ(SERENA)を運転して特に良くなったと感じたのは、視界性。

前方も後方も視界性が良いので、競合車・ライバル車のトヨタのヴォクシーやノア、ホンダのステップワゴンよりも運転がしやすいように感じました。

そんな日産 セレナ(SERENA)の前方・後方の視界性について、実際の画像を交えて詳しく紹介していきたいと思います。
2016/9/7
Chapter
セレナの試乗インプレ:前方視界編
メーターのデザインの変更でイライラ解消
斜め前方の視界はバツグン
セレナの試乗インプレ:後方視界編
3列目シートを格納した時も視界性を確保
真後ろの視界も十分

セレナの試乗インプレ:前方視界編

セレナ(SERENA)の前方の視界は、このようになっています。
フロントガラスの大きさもよかったのですが、運転席に座ってみて印象的だったのが着座位置の高さ。
運転席からボンネットの先端は見えないものの、この5代目モデルは競合車・ライバル車よりも運転席の着座位置が高い設定になっています。また、フロントガラスのエリアも広いので、かなり見晴らしが良い視界になっている印象を持ちました。

セレナ(SERENA)は運転席の位置が高いので、乗り降りがしにくいと言うデメリット・欠点もありますが、高い運転席から遠くを見渡せる視界性の良さは、このクルマの魅力の一つなのかなと思いました。

メーターのデザインの変更でイライラ解消

C27型のセレナで良くなったと感じたのが、メーターのデザイン。

先代モデルのメーターはボコっと大きく曲線状に盛り上がっているデザインになっていたのですが、このモデルはメーターフードのトップ部分が水平になっているデザインを採用。
それによりメーターの位置が先代モデルよりも10mmほど低くなり、スッキリとしたインパネのデザインに・・・。

先代モデルのボコっと盛り上がったメーターは、運転中、常に視界に入るのがイヤだったのですが、今回はメーターの低くなった事によりかなり解消。

私がセレナ(SERENA)のようにインパネ上部に設置されているメーターのデザインに慣れていないので、試乗をしていて若干の違和感を感じましたが、先代モデルよりもかなりマシに・・・。

実際にこのクルマを試乗して、これなら慣れれば特に問題ないと思いました。

先代よりも視界が格段に良くなった事、また、運転中にメーターが視界を遮らないデザインになった事は好印象でした。

斜め前方の視界はバツグン

C27型セレナで良いと思ったのは、斜め前方の視界の良さ。このモデルではAピラーがかなり細く、このように大きい三角窓を採用。
ちなみに、こちらは競合車のヴォクシーのフロントガラスの三角窓。
大きさが全く違いますよね。

日産のセレナ(SERENA)の方がAピラーが細く、また、三角窓の高さもヴォクシーに比べて余裕がありました。

またこのモデルの良いところは、斜め前方の視界をしっかりと確保するために、三角窓付近のインパネをえぐって低くするデザインを採用。

このような工夫もあり、セレナでは、斜め前方の視界がかなり良くなっています。

私がこのクルマを試乗した時、横断歩道を横切って右折&左折をしたのですが、これだけ大きい三角窓があると、歩行者の認識がとってもラク。左折&右折前に歩行者を確認するために、体を前後左右に動かす必要はないのがとても良かったです。

この大きな三角窓も新しくなったC27型セレナ(SERENA)の魅力の一つなのかなと思いました。

セレナの試乗インプレ:後方視界編

また、後方の視界の良さもC27型のセレナの魅力の一つ。

元々日産のセレナ(SERENA)は、先代モデルから大きなウィンドウによる見晴らしの良さや開放感が評判でしたが、このモデルでもこの特徴をしっかりと継承。


トヨタのヴォクシーを見たときも十分に広いと感じましたが、このモデルはサイドウィンドウが一回り大きいように感じました。

そのため運転中、斜め後方の確認がしやすいように感じました。

私もセレナ(SERENA)で高速道路や広い一般道を試乗した時、車線変更を何度か試したのですが、広いサイドウィンドウのおかげで交通量が多い場面での車線変更もとてもスムーズに行うことができました。

3列目シートを格納した時も視界性を確保

また、セレナ(SERENA)の特徴の一つが3列目シートを格納した時もしっかりと視界を確保していること。

先代モデルと同様に3列目シートの格納に跳ね上げ式を採用しています。実際に3列目シートを格納すると、このような感じになります。
このセレナ(SERENA)では、3列目シートの格納位置が低くなっているので、格納時でも斜め後方の視界をしっかりと確保。
競合車・ライバル車のヴォクシー/ボクシー(VOXY)は、3列目シートを格納すると完全に窓枠を覆ってしまうので、斜め後方の視界が著しく悪くなってしまいます。

しかし、C27型セレナの場合、格納した3列目シートで覆われるガラスエリアは下部の3分の1程度。

なので、このように3列目シートを格納した状態でも斜め後方の視界がしっかりと確保されていました。
3列目シートを核のした状態でも半分以上のガラスエリアが確保されているのは、運転のしやすさの観点からはとても良いと思いました。

真後ろの視界も十分

また、セレナ(SERENA)の真後ろの視界は、標準的なレベル。

ただ、このように大きな3列目シート中央のヘッドレストは大きいので、装備をすると、真後ろの視界はかなり防がれてしまいます。

実際に3列目中央部分のヘッドレストを使用すると、このような感じ。
かなり後方視界が狭まりますよね。

このセレナ(SERENA)は荷室・ラゲッジスペースの右側に3列目シート中央のヘッドレストを格納するスペースが用意されています。
なので、3列目シートに3人乗車しない時は、ヘッドレストをこの収納スペースに格納しておいた方が良いのかなと思いました。

また、セレナ(SERENA)では、車両後方のカメラ映情をミラーに映し出す”スマートルームミラー”をメーカーオプションで装備する事が可能です。

■スマートルームミラー使用時
■スマートルームミラー未使用時
スマートルームミラーを使用すると、3列目に乗っている人やヘッドレストなどの死角がなくなるので、後方視界がスッキリ。かなり後方の視界が良くなりました。

3列目シートを頻繁に使って後方の死角が気になる方は、メーカーオプションのスマートルームミラーを検討しても良いかもしれませんね。
セレナ(SERENA)の視界性・運転のしやすさは、このようになっていました。

私がこのモデルを実際に試乗をした感じでは、前方・後方の視界ともに競合車・ライバル車のヴォクシーやステップワゴンよりも良いように感じました。特に大きい三角窓を採用した斜め前方の視界は特筆ものでした。

日産のミニバン"セレナ(SERENA)”は視界性が良く、運転がしやすいので、初めてミニバンを運転をする人にとっては、ピッタリのクルマなのかなと思いました。

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