エグゼクティブラウンジの3列目に不満が・・・アルファードの内装レビュー

トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ 2016

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トヨタの高級ミニバン30系新型アルファード(Alphard)の最上位モデル”エグゼクティブラウンジ(EL)”を先日試乗させてもらいました。

試乗した際、豪華さを極めたエグゼクティブラウンジシートと名付けられた2列目シートにも座らせて貰ったのですが、シートが他のクルマよりも格段に広く、VIP気分を味わう事ができました。

ただ、このエグゼクティブラウンジでは2列目シートの作りや豪華さを優先したために、そのしわ寄せが3列目シートに来ている気が…。

そんな30系アルファード(Alphard)のエグゼクティブラウンジ(EL)の3列目シートのデザインや座り心地などを徹底的にレビューしたいと思います。また、実際に私がこのクルマの3列目シートに座って気になった事も包み隠さずにお伝えしたいと思います。
2016/12/20
Chapter
アルファード エグゼクティブラウンジの3列目シートを徹底チェック
快適に過ごせる工夫が盛りだくさん
3列目シートはスライド機能も装備
アルファード エグゼクティブラウンジの3列目シートの欠点
欠点1:圧迫感&疎外感
欠点2:3列目シートへのアクセス

アルファード エグゼクティブラウンジの3列目シートを徹底チェック

30系アルファード(Alphard)のエグゼクティブ ラウンジの3列目シートは、このようなデザインになっています。
基本的なデザインやシートの機能は他のグレードと全く同じになっております。

ただートに使用されている素材は、フロントシートや2列目シートに採用されているのと同じ本革の中でも高級の部類に入るセミアニリン本革を採用。
そのため、他のグレードよりも高級感のあるデザインになっているように感じました。また、3列目シート横の壁面にも木目調のパネルが採用されており、このクルマの高級感を感じられるデザインになっているのも好印象でした。

快適に過ごせる工夫が盛りだくさん

また、今回新発売された30系アルファード(Alphard) エグゼクティブラウンジの3列目シートも他のグレードと同様に快適に過ごせる工夫が盛りだくさん。

まず私がこの3列目シートを見て良いと思ったのは、シートサイズ。
若干シートのフラットさは気になったものの座面が約470mm、背もたれが約590mmとなっており、3列目シートとしてはかなり大きめ。

なので、女性がこの3列目シートに座ると肩口までしっかりと背もたれがカバーしてくれます。

また、30系アルファード(Alphard)の3列目シートは、背もたれのリクライニング機能やシート中央にアームレストなども備えています。
それ以外にも3列目シート横の壁面には、アームレストを兼ね備えた小型収納ボックスとドリンクホルダーが2つ用意されています。
このように機能が充実しており居住性・快適性に優れているのも、30系アルファード(Alphard)の3列目シートの特徴・魅力の一つなのかなと思いました。

3列目シートはスライド機能も装備

3列目シートを使用した時の欠点・デメリットの一つが、荷室・ラゲッジスペースが狭くなってしまう事ですよね。

しかし、この30系アルファード(Alphard)では3列目シートにスライド機能を備えているので、3列目使用時でも車内の空間を有効活用する事ができます。
このクルマの3列目シートのスライド幅は約465mm。

3列目シートを前後にスライドした時では、荷室・ラゲッジスペースの広さがこのように全く異なります。

■3列目シートを一番前にした時の荷室・ラゲッジスペース
■3列目シートを一番後ろにした時の荷室・ラゲッジスペース
このように3列目に同乗者がいた時でも荷室・ラゲッジスペースの広さや使い勝手が損なわれいないのは、とても良いと思いました。

アルファード エグゼクティブラウンジの3列目シートの欠点

このようにアルファード(Alphard)の3列目シートの機能や装備はとても充実しているのですが、エグゼクティブラウンジならではの欠点・デメリットもありました。

私が実際にこのクルマの3列目シートに座って気になった欠点・デメリットを紹介したいと思います。

欠点1:圧迫感&疎外感

私がこのアルファード(Alphard)の3列目シートに座って気になった事の一つが、圧迫感。

このエグゼクティブラウンジの2列目シートは機能面ではとても優れているのですが、このようにシート自体は大型サイズとなっています。
なので、3列目シートに座ってみると、このしっかりといた作りの大型サイズのシートが目の前にあるので、思った以上に圧迫感があります。また、目の前に巨大な壁のような大型シートがあるので、運転席や2列目シートと隔離されているような疎外感を感じた場面もありました。

他のグレードよりも強く感じる圧迫感や疎外感は、このエグゼクティブラウンジの欠点・デメリットなのかなと思いました。

欠点2:3列目シートへのアクセス

また、今回フルモデルチェンジをして新発売されたアルファード(Alphard)の3列目シートへのアクセスも欠点・デメリットの一つ。

他のグレードの7人乗りモデルでは、2列目シートの間をウォークスルーをして3列目シートへ移動する事が可能です。

しかし、このエグゼクティブラウンジではこのようにシートサイズが大きいので、シートの中央から3列シートへアクセスする事ができません。
仕方ないとは言え、これはちょっと残念ですよね。

また、このようにエグゼクティブラウンジは大きいので、スライドドアから直接3列目シートへのアクセスするのもちょっと大変…。
私も何度かスライドドアから3列目シートへ直接アクセスしたのですが、身体を小さくしてようやく通れる感じ…。そのくらい3列目シートへの通路が狭かったです。

この3列目シートへのアクセスの悪さは、アルファード(Alphard)のエグゼクティブラウンジの欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。


アルファード(Alphard)の最上位モデル”エグゼクティブラウンジ”の3列目シートは、このようなデザインになっていました。

他のグレードと同様に座り心地やデザイン性はとても良かったのですが、3列目シートへのアクセスの悪さや圧迫感は少々気になりました。

アルファード(Alphard)のエグゼクティブラウンジは2列目シートの快適性や居心地の良さを最優先に作られたようですが、そのしわ寄せが3列目シートに若干来ているのかなと感じられました。

もしこのエグゼクティブラウンジに大人数で利用する事を考えているのなら、3列目シートの居住性や居心地の良さもしっかりと確認してみてくださいね。
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