日産スカイライン200GTt Type P内装画像レビュー 【先代モデルとの違い&変更点は?】

日産 スカイライン200GTt Type P

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今回のマイナーチェンジでは、インテリアにもクオリティをぐっと引き上げるアップグレードがなされています。マイナーチェンジ前後の比較をしながら、主な変更点をご紹介します。

2018/2/23


Chapter
ステアリング 、シフトノブの特長・変更点は?
インストルメントパネル(インパネ)の表皮を変更
メーターの特長・変更点は?
ナビの特長・変更点は?
まとめ

ステアリング 、シフトノブの特長・変更点は?

今回変更になったのが、ステアリングホイールの造形です。マイナーチェンジ前後で3スポークステアリングホイールには変わりありませんが、中央部が台形の形状から、六角形へと変更となり、周囲をアルミメッキの枠組みで覆われた形状となりました。また、中央から下方向のアームが、本革からアルミメッキ仕様へと変更になり、より豪華な印象を与えています。ちなみにこのデザイン、他の日産車にも採用されているトレンドのデザインなのです。

例えば昨年登場したプロパイロットを積んだ新型セレナにも、同様のデザインコンセプトに基づき、アルミメッキの華燭が施されたステアリングが装着されております。この点は、スカイラインというスポーツセダン、しかもインフィニティブランドとしてのデザインと考えると、ミニバンと同様のデザインとは若干、物足りなく感じるものがあります。

また、ステアリング上にあるスイッチのレイアウトも変更になりました。マイナーチェンジ前後での使用感はさほど変わりませんが、アルミ調メッキの華燭が入った分、マイナーチェンジ後の方が、より豪華に見えます。

ステアリングのグリップ部分は、体感できるほどの形状変更はありませんが、もともと手になじむ形状および本革表皮のため、程よい握りの良さを実現できています。

インストルメントパネル(インパネ)の表皮を変更

インストルメンタルパネルのデザインは基本的にはマイナーチェンジ前後での変化はありませんが、部分的に表皮の変更がなされており、ダブルステッチのラインが入りました。これまでの軟質プラスチックでできたものからの変更で、見た目のクオリティは飛躍的に上がっています。

スカイラインのような、エントリ高級クラスのトレンドともなっている内装の表皮とステッチラインの組み合わせですので、ようやく追いついたというところでしょうか。

インパネで最も目立つのが、中央に鎮座した大型ダブルディスプレイの液晶画面です。上部のディスプレイは主にナビゲーションを担当し、下側のディスプレイは各種のコントロールスイッチとなっています。このモニターの視認性は高いのですが、昼間の運転の際に光が映り込んでしまい、見づらいシーンがありました。

また映り込み以外にも気になる点があり、従来(前型V36スカイライン)では、何となくの感覚で操作できた各種調整が、メーターを凝視しないとできないことも多く、多少不便に感じることがありました。スマホのアプリのように操作できる機能を表示させていますが、やりたい操作が表示されるまでの階層が3階層、4階層と深く、直感的に操るのには、それなりの時間と慣れが必要です。

筆者は、ALC(アダプティブ・レーン・コントロール)をオンにするため、だいぶアプリ内部を探し回ってしまいました。あとで開発の方に聞きましたが、ステアリングホイールのスイッチの中に、ショートカットキーがあったそうです。

メーターの特長・変更点は?

メーターパネル自体は、マイナーチェンジ前後での変更点は特にありません。もともと、クリアな表示で見やすいため、変更は必要なかったのかと思います。タコメーターと速度計の間に表示される、車両状態も分かりやすく、直感的にすっきりとしたレイアウトのため、運転操作は非常にやりやすいです。

現時点は、オーソドックスなメーターと針による表示ですが、昨今、ベンツやBMW、フォルクスワーゲンのゴルフにも採用を始めた、フルデジタルのメーター化も、次期型のスカイライン(またはフーガ)には導入されるのでは、と予測します。

この画面に表示される内容は、ステアリングホイールの右側下の方のスイッチで切り替えることができます。瞬間燃費、航続可能距離、方位角、セーフティ機能の付加状態、タイヤ空気圧、シャシー制御の状態、ALC(アダプティブ・レーン・コントロール)など、ステアリングから手を離さずに、切り替えられるのは便利です。

ナビの特長・変更点は?

筆者は1世代前のV36スカイラインに乗っており、日産のナビゲーションには非常になれているおかげか、V37スカイラインのナビゲーションもすぐに馴染み、使いこなすことができました。目的地設定もスムーズです。ステアリングホイールの左にある音声認識ボタンを押し、ナビゲーションを声で起動すれば、すぐに設定が出来ます。マスクをしていたり、多少滑舌が悪かったりしても、1―2度リトライすれば反応してくれます。

音声以外の操作は、中央のタッチパネルの画面で行うか、センターコンソール上にあるジョグダイアルにて操作します。ただし筆者のシート位置だと、このジョグダイアルの操作がやや窮屈で、肘を後ろへぐいっとやらないと操作がやりにくい点もありました。足が短いのが原因の一つなので個人差ともいえますが。

最短経路検索や、渋滞回避も、もたつくこともなく、容易に使えます。この時は、センターコンソールのセカンドディスプレイでの操作となります。上部にナビ画面を表示しながら、下のモニターで設定変更ができるので、この時はセカンドディスプレイのありがたみが感じられました。

まとめ

今回のマイナーチェンジで、細かな変更の積み重ねではありますが、クオリティを上げる工夫を織り込んできたV37スカイライン。先進の安全機能を組み込み、快適な移動に活躍してくれる予感を感じさせてくれました。
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