ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説

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「タイヤは消耗品です。そのため質の良いタイヤをお手頃な価格で選ぶことのできる“スマートチョイス”という考え方をされた場合、ネクセンタイヤのN`blue 4Season(以降すべて、エヌブルー4シーズン)は間違いなく多くの方にとって選択肢に入ると思うんです」。試乗を終え、お話をうかがってみれば、ネクセンタイヤの担当者の方のおっしゃる“スマートチョイス”の意味が確かに理解できた。スマートチョイスってバリュー(価値)が認められるかどうか、だと思う。ネクセンタイヤというブランド、そして季節を問わず履いていられるオールシーズンタイヤのエヌブルー4シーズンには、「なるほど」と思えるポイントが色々とある。

文:飯田 裕子/写真:宮越 孝政

Chapter
グローバルタイヤメーカー”ネクセンタイヤ ”をご存知ですか?
”ミシュラン・コリア”時代に学んだ技術を活かしポルシェ認証タイヤメーカーへと成功した「ネクセンタイヤ 」
「エヌブルー4シーズン」は、”季節を問わず”走行できるオールシーズンタイヤ。でもオールシーズンタイヤってなに?
お世辞抜きでフツーに良い!エヌブルー4シーズンの夏タイヤとしての性能の高さを実感!
”欧州”では、履き替えタイヤの支持率が高い「エヌブルー4シーズン」

グローバルタイヤメーカー”ネクセンタイヤ ”をご存知ですか?

まずは読者の多くの方がネクセンタイヤというブランドをまだご存知ないのではないかしら。そもそもネクセンタイヤとはどのようなタイヤメーカーなのだろう。

ネクセンタイヤは韓国を拠点とするタイヤメーカーで創業は1942年、間もなく80周年を迎えようという企業だ。

創業時はフンアゴム工業という社名だったが、2000年に現在の『ネクセンタイヤ』に変更。これは“ネクスト・センチュリー”に想いを込めた造語だ。以降、同社の再生というか巻き返しを計ってきた結果が近年になって実を結んでいるようだ。

2000年代、米国やヨーロッパ、中国に法人会社や工場を設立し、2012年にはフルオートメーション生産を行える大規模な工場を韓国チャンニョンに新設、生産能力を拡大。その後もカナダやイタリアにも進出し、2019年には欧州の自動車メーカーとの事業拡大に伴い、チェコ共和国ジャテツの新工場が稼働を始めている。

ポルシェ認定タイヤも製造する”ネクセンタイヤ”

現在は日本を含む世界20ヵ国35拠点のネットワークを展開するまでに成長。そして、自動車メーカーとの関係に目を向ければ、ポルシェ・カイエンやマカン、VWポロやゴルフ、フィアット500、輸出向け三菱車など自動車メーカーのOE(新車装着)タイヤにも選ばれており、自動車メーカーのタイヤの承認をもらうのは大変なのだが、とりわけポルシェに認定されたことは大きい。ネクセンタイヤとしてそれを誇れるだけではなく、メーカーとのタイヤ開発はタイヤメーカー自身の製品/生産技術の向上にも繋がる。

欧州で高評価を受けたコスパに優れる”オールシーズンタイヤ”

市場の評価や人気はとくに欧州で高い。その背景には欧州では定評のある以下の性能試験の結果もユーザーが積極的に選ぼうと思う理由にあるのだろう。ADAC(ドイツでいうところのJAFのような機関。ADACは様々なテストを行い公表している)が行ったウェット路とアイス路の性能評価でメーカーの異なる11種類のオールシーズンタイヤのなかで最高評価を得たそうだ。

またドイツの自動車メディアAUTOBILD誌でも31種類のなかですべての気象条件下で安全性が確保されており、雪道でのブレーキング性能、耐摩耗性能、通過騒音の低さが認められてコストパフォーマンスに優れると評価されたという。

さらにこれは2016年のデータだが、北米におけるJ.D.POWERの顧客満足度調査では日本のブランド勢を抑え、第4位になったそうだ。しかもこれが装着後2年が経過した状態でのタイヤコンディションの満足度だというからよりリアル。

このような性能や品質が評価されていることも裏付けとなり、グッドプライスといえる価格によって“スマートチョイス”する人を増やしてきたと言えそうだ。

”ミシュラン・コリア”時代に学んだ技術を活かしポルシェ認証タイヤメーカーへと成功した「ネクセンタイヤ 」

ポルシェ・カイエン

品質と価格についても少しご紹介しておこうと思う。現在のネクセンタイヤの製品評価が高い背景には同社が独自で積み重ねてきたノウハウはもちろん、企業が成長する過程で共に仕事をしてきたパートナーにも恵まれていたこともありそうだ。例えば1987年にミシュランがミシュラン・コリアを設立した際に技術提携を結んだのがネクセンタイヤだったこと。これによって品質管理や生産性について他メーカーのノウハウを学ぶ機会を得たのだ。またタイヤづくり=開発技術については‘90年はじめに日本のオーツ(現在ファルケン)タイヤとの技術提携によって学ぶこともあったようだ。

生産クオリティについても、まだ一部の工場ではあるが世界でも数少ない最新の“フルオートメーション”=スマート工場を建設したことで、ネクセンタイヤは製品精度の高いタイヤを製造することもできる。正確かつ効率の良い製造を可能とすることで価格競争力を創出できる。価格と品質の両面で少しずつ信頼を得てきた結果、世界20カ国に35拠点のネットワークを張るグロバール企業へと成長し、世界各国に製品を供給、販路を拡大している。

ということで、日本でも2017年に日本法人が立ち上げられ、豊田通商とのジョイントベンチャーを設立。現在、アジアンタイヤひとくくりにされてしまっていた同社の製品とともにリブランディング&販売中なのだ。

「エヌブルー4シーズン」は、”季節を問わず”走行できるオールシーズンタイヤ。でもオールシーズンタイヤってなに?

そんなネクセンタイヤの製品のなかで今回試乗をさせていただいたのがオールシーズンタイヤのエヌブルー4シーズン。オールシーズンタイヤは最近日本でも見聞きする機会が少しずつだが増えてきているかもしれない?が、まだ馴染みがないという方も多いだろう。

そこでまずは少しだけオールシーズンタイヤについてご紹介しよう。これはその名のとおり、季節を問わず走行可能なタイヤなのだ。夏のドライ路からウエット、さらに軽めの積雪などでその性能を発揮してくれる。突然の降雪でも安心。

つまりスタッドレスタイヤを履くほどではない地域の方々にとって、サマータイヤとスタッドレスタイヤの“履き替え”が不要になる、すなわち“オールシーズン”、これ1セットでいける、履けるタイヤなのだ。

ちなみにアイスバーンはあまり得意ではないため、本格的な降雪エリアに住む方にはやっぱりスタッドレスタイヤがおすすめだ。しかしオールシーズンタイヤの登場で冬場も考慮したタイヤの選択肢が広がるのは間違いなさそう。

お世辞抜きでフツーに良い!エヌブルー4シーズンの夏タイヤとしての性能の高さを実感!

”街中”でのエヌブルー4シーズンは、軽快なトヨタ・ヤリスのドライブフィールを損なわない

ではエヌブルー4シーズンの性能はいかに?

試乗した感想からまず述べると、お世辞抜きでフツーに良い!「これで雪道もいけちゃうの!?」という言葉が呪文のように何度も頭のなかに浮かんだほど、一般的な夏タイヤと同レベルの考えていただいてもいいと思う。街中を走り始めてまず、交差点で停まる→曲る→走る、を体験したときに夏タイヤ並の良さを抱くことができた。減速して右折や左折をする際、道路に接するタイヤの全面で路面を捉えて減速するフィーリング、そして右左折時にハンドルに伝わるカッチリとした手応えは、夏タイヤとなんら違いはない。

加速をすればタイヤが軽々と転がっていってくれる印象を抱くことができ、結果、このタイヤを履くヤリスの身のこなしにそのものに軽やかさが増すようだった。

そもそも軽快なドライブフィールを持つヤリスの性能をまったく損なうことがない、ということだ。

ロードノイズや乗り心地は平均的なレベルと言えそう。決して完璧に静かではないし、ザラメのような路面ではザラリ、ゴロゴロという音や乗り心地が伝わる。

雪道の走行を考慮したサイプという細かな溝も、雨だけでなくシャーベット状の路面を走行した際の排水性も考慮し、溝も深く刻まれている。それでこのレベルを保っているのだから、十分と言っていいだろう。

”高速道路”でもイメージした走行ラインに沿ってハンドル操作ができる

高速道路を走るエヌブルー4シーズンを装着したヤリス

さらにエヌブルー4シーズンに対して興味深かったのは高速道路でもピシーっと路面を捉えた走りだ。このあたりはドイツをはじめ欧州でだいぶ鍛えられてきたそうだ。

ランプウエイのカーブではスポーツタイヤのようなグリップ感はないが、イメージした走行ラインに沿ってハンドルを操作していくと、楽々と曲ってくれたうえに安心感を抱くことができた。例えばちょっとずつハンドルを切り増していってもそのちょっとずつが正確だ。

こういうところの塵ツモが実は大事。最近の冬タイヤもそのあたりは頼もしさが増しているが、オールシーズンと聞いて“どっちつかず”な印象を抱く方がいたとすれば、エヌブルー4シーズンについては“NO”だ。

ピシーっと走る直進安定性もしっかり手元とお尻で感じられ、楽だ。これなら長距離ドライブも快適に行かれそう。

”欧州”では、履き替えタイヤの支持率が高い「エヌブルー4シーズン」

ところで、エヌブルー4シーズンは冬季にも使用可能であることを表示する「M+S(マッド&スノー)」マーク、更には、欧州の世界最大の標準化・規格設定機関である「ASTM」に認証されたスノーフレークマークが刻印され、 “スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク (3PMSF) の表記”は日本の高速道路などでの冬タイヤ規制も走行OKであることを表す。

オールシーズンタイヤはこのような認証を受けることでとくに欧州で人気がある。そんななかでもエヌブルー4シーズンはドイツのADACやAUTO BILD誌の高評価も後押しになり、履き替えタイヤとしての支持率が高いというわけだ。

冬でも一度も雪が降らないこともあるような地域の方にとって、突然の降雪に慌てる必要もないこのようなタイヤがこの性能&クオリティでお値打ちだったら知らないと損しそう!? というのが本音だ。

日常のクルマの移動コストにシビアな国々でユーザーを増やしているエヌブルー4シーズン。まだ実績の浅い日本でもこのオールシーズンタイヤを選ぶ際の理由になるのではないか。履き替えたら、履きっぱなしで一年中過ごせる性能はやはり頼もしいし嬉しい、お財布も手間も助かっちゃうのだから。

CarMe編集部では、日産・セレナにエヌブルー4シーズンを装着し積雪地域の北海道で走行させたところ、しっかりと雪をかき分けて走る性能の高さを実感した。

ぜひ私自身も「ドライ路面でもあれだけ走れたのに、これで雪道もいけちゃうんだ!?」となるのか、ウインター性能も知りたい。日本では2017年から正規販売を始めるべく準備を進めてきて、そろそろ・・・というときにコロナ禍に。まだまだ日本での販路拡大は不十分なようだが、タイヤ量販店などでの取り扱いも少しずつ増えてきているという。

ネクセンタイヤのオールシーズンタイヤ『エヌブルー4シーズン』を選ぶという“スマートチョイス”、先ずは知るところから始めてみてはいかがかしら。

島下泰久さん飯田裕子さんによるエヌブルー4シーズン【動画】

飯田裕子

短大卒業後、自動車メーカーに勤務しながら、弟(飯田章)とともに参加した自動車競技がきっかけで自動車ジャーナリストになる。
「クルマ×人×生活」に主眼を置く活動は、自動車専門誌/Web、新聞、ライフスタイル系メディアへの執筆、テレビ、動画サイト、ラジオなどへの出演のほか、講演やパネリストなど幅広く、女性からの支持も高い。
また、「クルマの性能の進化を使い手であるユーザーにもっと知ってもらいたい」という考えのもと、安全/環境啓蒙活動の一環として始めたドライビングスクールのインストラクターとしてのキャリアも15年以上。BMW、アウディ、アストンマーティン、メルセデスベンツなど自動車メーカーのほか、LPGA、一般企業などでも講師を務める。
日本自動車ジャーナリス協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、JAF環境・安全委員会 委員 、JAF Woman in Motorsport (ウインメン イン モータースポーツ) 座長、FIA ウイメン イン モータースポーツ 委員

飯田裕子