Spiegelの車高調を7万円のオンボロ軽自動車に装着させたらどう変化するのか?

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恒例となり始めてきました「7万円オンボロ軽自動車」シリーズの車高調編です。今回はこの車のオーナーである編集スタッフ自らがインプレをし、この記事を書き起こしました。

筆者は10年ほど前に某サスペンションメーカーの方から聞いた言葉があります。
「中古車はサスを変えれば新車も同然」
この言葉が事実なのかどうか、体感できるか否か、インプレをご覧ください。
Chapter
装着車両はこちら
Spiegel 車高調
装着はSpiegel本社で
スタイリングチェック 
いざインプレッション 走行性能はいかに?
まとめ

装着車両はこちら

装着車両はダイハツミラL700Vです。99年モデルのバンタイプになります。車両本体価格7万円で購入した格安オンボロ軽自動車です。

前回の企画
でBBS鍛造ホイール RG-F 15インチを装備してバージョンアップしました。そのおかげか車輪が足元から支えるようになり、コーナーもしっかり曲がるようになりました。
しかし、純正鉄ホイール装着時に関しては、サスペンションがフニャフニャで、曲がれたものではなかったです。いつかの峠道での某ホイールメーカー様のインプレッション取材で、撮影隊から逸れてしまうほどでした。

加えて、バン。さらには車齢18年故か、BBS鍛造ホイールを装備しても、リアサスペンション周りからいつもバタバタ・ガタガタと異音を発しておりました。

音・走行性能、これらを車高調で解決できるのでしょうか?

Spiegel 車高調

今回装備するのはSpiegel製車高調「プロスペック ステージⅡ」

ご存知Spiegelと言えば、軽自動車専門のカスタムパーツサプライヤー。実はこの年式のミラはまだまだカスタム趣向のユーザーには人気はあるのですが、如何せん年式が古くパーツがない!

過去はアフターパーツメーカー各社からリリースされていた車高調も、今となってはSpiegelが最後の砦。さすがは軽自動車ユーザーの強い味方ですね。
気になるスペックですが、一言で表すなら「すごい」です。筆者の偏見かもしれませんが、軽自動車のパーツと聞くと安かろう悪かろうなイメージがありました。

しかし、
・30段階の減衰力調整
※フロントだけでなくリアも
・全長調整式車高調整機能
※4輪で調整可能
・単筒正立式ショックアブソーバー
・可動式ピロアッパーマウント

と、充分すぎる内容です。筆者のような車の使い方にはちょっとオーバースペックな気がしてならないくらいです。

装着はSpiegel本社で

今回の装着はSpiegel本社で施工いただきました。

なんと、Spiegelはサプライヤーとしてだけでなく、取り付け対応も実施されています。※要予約制

製品を知り尽くしたサプライヤーが直接取り付け対応いただけるのは、ユーザーとしては安心ですね。
まずは車高の採寸からスタート。

理想の車高を実現するため前述の全長調整式車高調整機能を駆使し、ミリ単位の設定をします。


装着していた純正ショック+ダウンサスと比較。さすが18年使い続けられたサスペンション、見るからにやれています。
丁寧な作業で取り付けは完了。期待に胸が高まります。

スタイリングチェック 

ダウンサス装着時と比べて、フロントが若干以前より落ちた以外は大きな車高の変化はありません。もちろん、さらなるローダウンは可能です。

しかし走行性能・交通法規・車検等々を鑑みて、最適と言える車高に設定しました。

いざインプレッション 走行性能はいかに?

Spiegel担当者が言うには「スポーツ寄りのサスペンションです」。その言葉には嘘偽りはないと言えます。

なのであえて先に難点を述べるとすれば、スポーツサスペンションの宿命でしょうか?硬くなったぶん、ギャップ等を拾いやすくなります。

ただ、筆者個人的な見解では、許容範囲でありますし、同乗者がいるケースでは、減衰調整でカバーできるのではないかと考えられます。

それよりも、走りの部分にフォーカスしたいくらい、バージョンアップするのです。直線の街乗りであっても、障害物を避ける際のフラつきの無さ、ステアリングから伝わる道路状況などシビアに感じ取れます。
とりわけ、コーナーが楽しくなった。そう言い切れます。粘り気のある減衰で、車体を安定させたまま曲がり切る、クイックにステアリングに反応する、全くを持って別の車のようです。

コーナリングの安定性は一度体感すると、能動的にコーナーをもっと欲してしまうほどになりました(笑)
※筆者は今まであまり好きでなかった首都高速を楽しんで走るようになりました。

もちろん、以前から気になっていたリアのバタバタ音もなくなり、車がリフレッシュされたようです。長所短所も含めて、軽自動車・ミラバンには勿体なさすぎる、「スポーツサスペンション」と言えますね。

まとめ

今回の企画でまたひとつ、アフターパーツの効能で、オンボロ軽自動車の性能が上がりました。

経済的な理由で不本意に中古車を購入するケースは少なくないと思いますが、そんな時こそ、アフターパーツの装備で車をリフレッシュさせるのはいかがでしょうか?

タイヤ、ホイール、サスペンションなど全てを交換するのはなかなか難しいですが、一つでも変化は感じられます。事実、サスペンションは大きな変化や性能向上を実現できるのはないでしょうか。

今回の企画に協力いただいたSpiegelは軽自動車専門パーツサプライヤー。意外な車種にも適合を設定しています。所謂、「家の足車」をもっと楽しい車にすることもできるかもしれませんね。

商品詳細