ホリデー車検の評判は悪い?メリット・デメリットを解説

ホリデー車検

ホリデー車検とは、車検を専門に行っている大手のフランチャイズです。車検を受ける場所としてディーラーや民間の整備工場、カー用品店などが挙げられます。それぞれ、メリットやデメリットがありますが、ホリデー車検の車検にもメリットやデメリットがあるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ホリデー車検とは?|全国に220店舗を構える大手車検業者
ホリデー車検は立ち合い車検システムのパイオニア
ホリデー車検の特徴
ホリデー車検の3つのメリット
ホリデー車検の2つのデメリット
ホリデー車検の口コミ評判
ホリデー車検で車検を受けよう

ホリデー車検とは?|全国に220店舗を構える大手車検業者

ホリデー車検は、全国におよそ220店舗を展開している車検のフランチャイズです。

大阪の自動車整備会社だった双輪自動車を前身とし、1974年より車検の専門業者としてスタート。

1994年には客側の利便性を考えた土日の受付と、実際にお客立ち合いで行う車検をホリデー車検としてサービス展開を始めました。

その後、1995年に行われた車検制度の規制緩和にともない、全国にフランチャイズを展開。現在では車検専門業者の大手として220店舗を構えるまでに至っています。

ホリデー車検は立ち合い車検システムのパイオニア

ホリデー車検は、立ち合い車検システムのパイオニアといわれています。

立ち合い車検システムとは、文字通り車検のための点検や整備にお客が立ち会う方法です。

立ち合い車検システムの導入により、車検に対してユーザーが持っている不安を取り除くことができるようになったとされています。

ユーザーは車検に対して作業内容が分からなかったり、車検費用が不透明といった不安・不満を抱くことがあります。

立ち合い車検では、その場で整備士やアドバイザーから車両の状態や整備内容について説明を受けることができます。

そのため、ユーザー側からすれば車検作業に対する不信感が薄れ、納得度の高い車検を受けることができるようになるのです。

ホリデー車検の特徴

ホリデー車検には、ディーラーや他の業者で受ける車検では珍しい特徴があります。ここでは、ホリデー車検が持つ特徴について紹介します。

特徴①:完全予約制だから時間を短縮できる!

車検は法で定められている検査であり、どんな車も定期的に受ける必要があります。

車検が切れた状態では公道を走ることができず、車検が切れた車を公道では走らせた運転手には罰則が規定されています。

そのため、車検の有効期間が切れるぎりぎりになって車検を受けようとする人も少なくありません。

しかし、通勤や通学に車が必要になる人が増える4月やお盆、正月明けや土日は車検業者も混み合います。

そのような状況に対応するため、ホリデー車検では車検を完全予約制にしています。

飛び込みでの車検を受け付けないことで、車検にかかる書類の手続きや準備を事前に行うことができるようになり、結果として車検にかかる時間の短縮に繋がっているのです。

特徴②:徹底した作業のシステム化にも注目

ホリデー車検では、車検のための作業をスタッフ1人で行うのではなく、複数人で行っています。

複数人で作業を分担することで点検を同時進行し、作業待ちの時間を短縮してシステム化しているのです。

複数人で作業を分担すると、作業時間がより短くなるだけではありません。

車検の無駄を省くことでコストカットし、車検費用を抑えることでユーザーに還元しています。

特徴③:明朗会計で安心!

車検費用が明瞭であることもホリデー車検の特徴の1つとして挙げられるでしょう。

ホリデー車検では、立ち合い車検を行うため、その場で部品交換を初めとする費用面の説明が行われます。

この時、部品代や工賃だけでなく、それらを上乗せした車検の総額を出してくれます。そのため、お客は点検する部分を取捨選択することで、納得した金額で車検を受けることができるのです。

これは、見積もりの作り直しといった時間のかかる作業も減らすことができ、追加費用が発生するといったお客にとって想定外の出費が発生することも予防してくれます。

ホリデー車検の3つのメリット

この見出しでは、ホリデー車検のメリットを以下の3つに分けて解説します。

・車検が短時間で終了する
・車検費用が安い
・車検作業に立ち会える

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①:車検が短時間で終了する

ホリデー車検のメリットのひとつめは車検が短時間で終了することです。

ディーラーや民間の整備工場での車検は、車検が終わるまでに2~3日かかるのが一般的です。

一方、ホリデー車検での車検は、およそ60分程度しかかからないとされています。

交換しなければならない部品が多いといった場合には、それ以上に時間がかかる可能性もあります。

しかし、基本的な消耗品の交換などであれば、60分以内に終わることがほとんどでしょう。

メリット②:車検費用が安い

次に、車検費用が安いことがメリットになります。

そもそも、車検にかかる費用は、法定費用・車検の基本料・部品交換代で構成されています。

このうち、法定費用はどの業者で車検を受けても一律ですが、車検の基本料と部品交換代は業者が独自に決めているため増減します。

そこで、ホリデー車検では、車検基本料を整備の質とお客への還元できるバランスを取って、2万130円という低価格に設定しています。

さらに、部品の交換代については立ち合いでの説明時に、お客が自ら選択できる方式を採用していると前述しました。

車検に合格するために必要な部品以外の交換を省略することで、さらに価格を抑えているのです。

メリット③:車検作業に立ち会える

車検作業に、実際に立ち会えるのもメリットの1つです。

一般的な車検は、車検を受ける車を入庫した後は業者に任せきりになり、実際の作業を見るといったことはほとんどありません。

しかし、立ち合い車検は車がどんな点検を受けるのか、整備される箇所はどこなのかを見ることができます。

そのため、不信感を持たずに車検を受けることができるでしょう。

ホリデー車検の2つのデメリット

価格が安くて車検にかかる時間も短いホリデー車検ですが、以下の2つのデメリットがあります。

・点検項目が絞られている
・代車を借りるためにお金がかかる場合がある

それぞれのデメリットの詳細を解説します。

デメリット①:点検項目が絞られている

デメリットの1つ目は、点検項目が絞られていることです。

ホリデー車検は車検にかかる時間も短いのが特徴ですが、これは整備する箇所を車検に必要となる部分に絞っているためです。

そのため、車検が終わった数か月後に交換や整備をしなければならない部品や箇所が出てくる可能性があります。

これらは予防整備によって防ぐことができます。

しかし、立ち合い車検を行う観点からこれらの点検をするかしないかの判断もユーザーに委ねられているといえます。

そのため、予防整備を含めて点検作業を全て行ってほしいという場合には、整備項目が絞られていることはデメリットに感じてしまうかもしれません。

デメリット②:代車を借りるためにお金がかかる場合がある

代車を借りるためにお金がかかる場合があることもデメリットの1つです。

ホリデー車検では立ち合いで車検を行い、かつ1時間程度で車検が終わることから、基本的に代車が必要になる場面はほとんどないといえます。

しかし、車の状況によって時間がかかる場合には、代車を借りなければならない状況が生まれる可能性も考えられるでしょう。

そのような場合、店舗によっても扱いが異なるものの、基本的には代車の貸し出しは有料となるケースが多いようです。

ホリデー車検の口コミ評判

ホリデー車検に集まった口コミ評判を紹介します。

ホリデー車検で車検を受けよう

ホリデー車検では、整備する箇所を立ち合いで確認しながら見積もりを作るため、ユーザー自らが見積もりを作って行う車検と言い換えることができます。

そのため、整備内容や費用も明瞭であり、十分に納得したうえで車検を受けることができるでしょう。

また、アフターサービスとして次回の車検や定期点検の案内を、はがきや電話などで案内してくれます。

費用を抑えたスピーディな車検を受けたいのであれば、ホリデー車検は良い選択肢になるといえるでしょう。

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