日産スカイライン200GTtと350GTを比較!実際の購入金額、維持費はどのくらい?

日産 スカイライン 2017

※この記事には広告が含まれます

2014年に誕生した13代目V37型スカイラインには、大きくハイブリッドの350GTと、ガソリンターボの200GT-t、2つのグレードがあります。エンジンの違いとグレードの組み合わせによって、どのくらい購入価格が変動してくるのか、また、燃費を含めた維持費予測を比較をしてみました。
Chapter
車両価格はどのくらい差がある?
メーカーサイトで実際に見積もってみた!
乗り出し価格・ローンシミュレーション
燃料代などの維持費は?
車検時の費用を比較

車両価格はどのくらい差がある?

直列4気筒2.0Lガソリンターボの200GT-tの車両価格は、ベースグレードは4,164,480円、Type Pは4,433,400円、Type SPは4,713,120円です。

ベースグレードと最上級グレードのType SPの価格差は、約55万円。Type Pは、その中間に位置するグレードです。
対して、V型6気筒ハイブリッドの350GT(2WDモデル)の車両価格は、ベースグレードは4,955,040円、Type Pは5,223,960円、Type SPは5,559,840円となり、ベースグレードと最上級グレードの価格差が大きくなります。

200GT-tと350GTの価格差は、ベースグレードでも約79万円、Type SPでは、なんと約80万円にもなります。

これはおもに、ガソリンエンジンとハイブリッドシステム、ダイレクトアダプティブステアリング+アクティブレーンコントロール、後席の乗り心地に貢献するダブルピストンショックアブソーバーの有無によるものです。

ハイブリッドへのこだわりがなく、ドライバーズカーで使うのであれば、200GT-t Type PもしくはTypeSPに、オプションを装着した仕様がベストチョイスに感じます。

メーカーサイトで実際に見積もってみた!

200GT-t Type P+オプション仕様と、350GT Type P+同じオプション仕様を見積もり、比較をしてみましょう。

メーカーのWEBサイトにて見積もった結果、200GT Type P本体+BOSEサウンドシステム(21.9万円)+ダイレクトアダプティブステアリング+アクティブレーンコントロール(32.4万円)+リア6:4分割可倒式シート(約4.3万円)+電動ガラスサンルーフ(約11.9万円)+フロアカーペット(約5.6万円)を装備すると、諸費用込みの合計金額は、5,472,839円でした。
対して、350GT TypePの場合の合計金額は5,727,439円で、その差は25.5万円となります。価格差が詰まったのは、350GTにダイレクトアダプティブステアリング+アクティブレーンコントロールが標準装着されていることと、リアの分割可倒式シートが設定されていないためです。

こうして比べてみると、ハイブリッドが決して高額ではないことがわかりますね。

また、燃費(JC08モード)の面では、200GT-tは13.0km/L、350GTは17.8km/Lと、ハイブリッドのほうが約37%も良いため、普段の車の走行距離を踏まえて、どちらがリーズナブルか見極める必要があります。

乗り出し価格・ローンシミュレーション

続いて、諸費用を詳細を見てみましょう。

200GT-tの場合、諸費用は、取得税128,400円、重量税49,200円、自賠責保険36,780円、自動車税3,200円(2月の場合)、リサイクル費用11,160円、登録諸費用49,299円、合計で278,039円です。

対して350GTの場合は、取得税55,600円(エコカー減税:139,000-83,400円)、重量税7,500円(エコカー減税:30,000〜22,500円)、自賠責保険36,780円、自動車税4,800円(2月の場合)、リサイクル費用11,160円、登録諸費用49,299円、合計で165,439円。

なんと、350GTのほうが112,600円も安くなります!

さらに、ローンシミュレーションすると、頭金無し、下取り無し、60回払いの場合、月々支払は、200GT-t Type Pは71,300円、350GT Type Pは74,700円と、その差はわずか3,400円です。

では、それぞれの維持費はどれくらいかかるのでしょうか?

燃料代などの維持費は?

200GT-tと350GTのJC08モード燃費は、それぞれ13.0km/Lと17.8km/Lです。やはりハイブリッド車のほうが圧倒的に有利です。

年間走行距離を12,000kmとした場合、燃料代はそれぞれ129,232円と94,382円、年間で34,850円、毎月2,900円の差が生じてきます。年間走行距離が増えるほど、この差は大きくなりますので、距離を乗る人は350GTのほうが有利になりますね。なお、実燃費はカタログ(JC08モード)の数値に対して0.8掛け程度になりますので、ここでの数値はあくまでも目安です。

また、毎年かかる自動車税は排気量の大きさによって決まり、それぞれ39,500円と58,000円ですが、350GTの場合はエコカーのため初年度免税となります。3年目までは、総支払額がほぼ同一となります。4年以上所有するならば、4年目から毎年18,500円ほど200GT-tの方が安く済みます。

エンジンオイル交換代に関して最寄りのディーラーでは、200GT-tが5.8L(日産純正エクストラセーブXMスペシャル 0W-30)で約10,000円(オイルフィルター交換含まず)。対して350GTは、オイル量は4.6L(日産純正SMストロングセーブXEスペシャル 5W-30)で、費用は約8,000円(オイルフィルター交換含まず)。定期的な交換が必須なので、じわじわと効いてくる金額ですね。

車検時の費用を比較

最後に車検費用を比較してみました。

200GT-tも350GTも、基本費用は約30,000円(最寄りの日産ディーラー見積もり)、自賠責保険料25,830円までは同じですが、重量税がそれぞれ32,800円と20,000円になります。350GTのほうが安い理由は、エコカー減税が効いてくるためです。つまり350GTのほうが、車検毎に12,800円ほどお得になります。

また消耗品のタイヤは、ブリヂストン REGNO GR-XIの場合、費用は108,800円(Type Pであればいずれも225/55R18サイズ)かかるのは同等です。

ざっと比較した200GT-t Type Pと350GT type Pですが、装備の面や税金の面では、350GTのほうが有利のようです。それを踏まえたうえで、購入時の金額で200GT-tを選ぶか、複数年、所有することを前提に350GTを選ぶかということになるでしょう。

しかし、両車ともクルマとしてはすばらしい出来。自身のライフスタイルに合った、納得の仕様を選びたいものですね。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細