欧米で販売台数を伸ばしている韓国メーカー|2017年に韓国内で一番売れた車は?
更新日:2024.09.09
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開催前には、いろいろ心配されていた平昌オリンピックも無事閉幕。
日本人選手の活躍が目覚しい大会となりました。そんな韓国で売れている自動車はなんでしょう?
日本人選手の活躍が目覚しい大会となりました。そんな韓国で売れている自動車はなんでしょう?
韓国の新車販売事情
韓国の乗用車メーカーは、ヒュンダイ、キア、韓国GM、サンヨン(双竜)、ルノーサムスンの5つ。商用車は、ヒュンダイとタタデーウ(大宇)があります。
2017年に乗用車メーカー5社が国内販売した新車は、155万80台。内訳は、ヒュンダイ68万8,939台、キア52万1,550台、韓国GM13万2,377台、サンヨン10万6,677台、ルノーサムスン10万537台です。ヒュンダイとキアは、同じグループなので、ヒュンダイグループだけで8割の販売シェアを占めます。
一方輸入車は、23万3,088台で、トップ5はメルセデス・ベンツ6万8,681台、次がBMW5万9,624台、レクサス1万2,603台、トヨタ1万1,698台、ランドローバー1万704台と続きます。ドイツ勢が強く、売れていると評判の日本車を寄せ付けません。
韓国車と輸入車を合計した178万3,168台が、2017年に韓国で販売されたほぼ全新車台数と考えることができ、韓国の新車マーケットは年間180万台規模で、日本市場のほぼ7割です。韓国の人口は2016年度で5,125万人と日本の人口の半分以下なので、日本よりも自動車の購買意欲が高いと考えられます。
では、そんな韓国で2017年にもっとも売れた車種はなんでしょうか?
2017年に乗用車メーカー5社が国内販売した新車は、155万80台。内訳は、ヒュンダイ68万8,939台、キア52万1,550台、韓国GM13万2,377台、サンヨン10万6,677台、ルノーサムスン10万537台です。ヒュンダイとキアは、同じグループなので、ヒュンダイグループだけで8割の販売シェアを占めます。
一方輸入車は、23万3,088台で、トップ5はメルセデス・ベンツ6万8,681台、次がBMW5万9,624台、レクサス1万2,603台、トヨタ1万1,698台、ランドローバー1万704台と続きます。ドイツ勢が強く、売れていると評判の日本車を寄せ付けません。
韓国車と輸入車を合計した178万3,168台が、2017年に韓国で販売されたほぼ全新車台数と考えることができ、韓国の新車マーケットは年間180万台規模で、日本市場のほぼ7割です。韓国の人口は2016年度で5,125万人と日本の人口の半分以下なので、日本よりも自動車の購買意欲が高いと考えられます。
では、そんな韓国で2017年にもっとも売れた車種はなんでしょうか?
韓国の2017年新車販売台数ベスト3
新車購買意欲の高い韓国で、2017年にもっとも売れた車種は、ヒュンダイの高級セダン、グレンジャー(13万2,080台)で、2位は同じヒュンダイののポーターII(10万1,423台)、3位はヒュンダイ アバンテ(8万3,861台)と、ヒュンダイが上位を独占しています。
ポーターIIは2.5Lディーゼルエンジンを搭載したキャブオーバー型トラック。韓国では移動販売車のベースとして人気があるとのこと。2016年は第1位です。日本車では、乗用車と商用車は混在しませんが、この点は国により事情が違うのでしょう。
3位のアバンテは1.6Lの小型セダンで、ガソリン、ディーゼル、LPG各仕様から選択出来ます。
ポーターIIは2.5Lディーゼルエンジンを搭載したキャブオーバー型トラック。韓国では移動販売車のベースとして人気があるとのこと。2016年は第1位です。日本車では、乗用車と商用車は混在しませんが、この点は国により事情が違うのでしょう。
3位のアバンテは1.6Lの小型セダンで、ガソリン、ディーゼル、LPG各仕様から選択出来ます。
2017年度第1位!現代 グレンジャーとは?
ヒュンダイ グレンジャーは、1986年に登場。初代モデルは、ソウルオリンピックのために三菱自動車に依頼して開発してされたもので、早い話が、FFとなった2代目デボネアの兄弟車です。
2代目グレンジャーは、初代に続き三菱自動車が開発。3代目デボネアの兄弟車です。当時の現代自動車と三菱自動車は関わりが深く、1975年に現代自動車が開発した韓国初の国産自動車、ポニーのベースは当時の三菱 ランサーでした。
1998年にデビューした3代目は、ヒュンダイが開発した初めてのモデルです。グレンジャーXGが正式な車名で、日本や北米ではヒュンダイXGとして輸出されました。
日本国内価格はカムリより安く、サイズはクラウンより大きく広大な室内を魅力としましたが、高級車として細部の作り込みが日本車にはおよばなかった印象です。
2005年に4代目となったグレンジャーは、車名からXGが外されました。このモデルでは日本では乗用車初のLPG仕様で、先代XGより室内空間が広くなり、クラウンよりもかなり安価な価格設定だったため、個人タクシーで見かけることもありました。意欲的なモデルでしたが、2009年にヒュンダイが日本市場を撤退したため、日本での販売期間は3年に留まりました。
その後、2011年に5代目ではハイブリッドを設定。2016年のモデルチェンジでは、安全性能を充実させたモデルに進化。このモデルチェンジは、当初ガソリンエンジンモデルのみでしたが、2017年に入ってから外国人専用タクシーである模範タクシー仕様と、ハイブリッドもモデルチェンジを敢行。
この施策が功を奏したようで、2017年の韓国ベストセラーになりました。
2代目グレンジャーは、初代に続き三菱自動車が開発。3代目デボネアの兄弟車です。当時の現代自動車と三菱自動車は関わりが深く、1975年に現代自動車が開発した韓国初の国産自動車、ポニーのベースは当時の三菱 ランサーでした。
1998年にデビューした3代目は、ヒュンダイが開発した初めてのモデルです。グレンジャーXGが正式な車名で、日本や北米ではヒュンダイXGとして輸出されました。
日本国内価格はカムリより安く、サイズはクラウンより大きく広大な室内を魅力としましたが、高級車として細部の作り込みが日本車にはおよばなかった印象です。
2005年に4代目となったグレンジャーは、車名からXGが外されました。このモデルでは日本では乗用車初のLPG仕様で、先代XGより室内空間が広くなり、クラウンよりもかなり安価な価格設定だったため、個人タクシーで見かけることもありました。意欲的なモデルでしたが、2009年にヒュンダイが日本市場を撤退したため、日本での販売期間は3年に留まりました。
その後、2011年に5代目ではハイブリッドを設定。2016年のモデルチェンジでは、安全性能を充実させたモデルに進化。このモデルチェンジは、当初ガソリンエンジンモデルのみでしたが、2017年に入ってから外国人専用タクシーである模範タクシー仕様と、ハイブリッドもモデルチェンジを敢行。
この施策が功を奏したようで、2017年の韓国ベストセラーになりました。