ヒュンダイはスポーツカー開発を加速!? 次のターゲットは販売台数世界3位!
更新日:2024.09.09
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2010年をもって日本市場から乗用車部門が撤退した韓国・ヒュンダイ自動車ですが、キアも含めたヒュンダイグループは、韓国内シェア8割を超え、グローバルランキングでは世界4位の大メーカーです。そのヒュンダイが、スポーツカー開発に意欲をみせています。
ヒュンダイはBMW M、ランボルギーニからスタッフを招聘!
2018年3月1日、ヒュンダイ自動車はハイパフォーマンスモデルとモータースポーツ活動を強化するための新部門「ハイパフォーマンス・ビークル・アンド・モータースポーツ・ディビジョン」を設立することを発表しました。
部門責任者には、アメリカにおけるBMWとBMW Mの責任者を務めたThomas Schemera氏を招聘。ヒュンダイグループにはすでに、元BMW M研究所長のAlbert Biermann氏、元BMW Mブランド総括デザイナーのPierre Leclercq氏(現キアデザインセンター・スタイリング担当常務)が携わっており、BMW Mシリーズのデザインやブランディング手法の影響を受けることになりそうです。
さらにジェネシスブランドのデザインセンター長には、ランボルギーニでブランド戦略とマーケティングで活躍していたManfred Fitzgerald氏も2016年に加わっており、今後、ヒュンダイのスポーツカー開発が加速されることが予想されています。
部門責任者には、アメリカにおけるBMWとBMW Mの責任者を務めたThomas Schemera氏を招聘。ヒュンダイグループにはすでに、元BMW M研究所長のAlbert Biermann氏、元BMW Mブランド総括デザイナーのPierre Leclercq氏(現キアデザインセンター・スタイリング担当常務)が携わっており、BMW Mシリーズのデザインやブランディング手法の影響を受けることになりそうです。
さらにジェネシスブランドのデザインセンター長には、ランボルギーニでブランド戦略とマーケティングで活躍していたManfred Fitzgerald氏も2016年に加わっており、今後、ヒュンダイのスポーツカー開発が加速されることが予想されています。
ヒュンダイ自動車の高級車戦略
ヒュンダイはグループ会社のキアの他、ラグジュアリーブランドとしてジェネシスを展開しており、欧米で高い評価を得ています。トヨタとレクサスの関係と同じ戦略です。
さらにヒュンダイは、BMW Mやアウディ スポーツのように、モータースポーツイメージの強化を図っており、2015年秋より”N”を展開しています。Nは、ヒュンダイのグローバル研究開発センター”ナムヤン研究所”と、車両開発の舞台となる”ニュルブルクリンク”、それぞれの頭文字に由来します。
ハイパフォーマンス部門には、社内の複数部署に散在していた、高性能車事業に関わる企画・営業・マーケティング業務を統合したとのこと。この点からも、ヒュンダイが本腰を入れていることがわかります。
では、2018年現在ヒュンダイで生産されているスポーツカーは、どんな車でしょうか?
さらにヒュンダイは、BMW Mやアウディ スポーツのように、モータースポーツイメージの強化を図っており、2015年秋より”N”を展開しています。Nは、ヒュンダイのグローバル研究開発センター”ナムヤン研究所”と、車両開発の舞台となる”ニュルブルクリンク”、それぞれの頭文字に由来します。
ハイパフォーマンス部門には、社内の複数部署に散在していた、高性能車事業に関わる企画・営業・マーケティング業務を統合したとのこと。この点からも、ヒュンダイが本腰を入れていることがわかります。
では、2018年現在ヒュンダイで生産されているスポーツカーは、どんな車でしょうか?
ヒュンダイが生産するスポーツカー
現在、ヒュンダイが展開するスポーツモデルは、デトロイトショー2018でお披露目されたばかりのヴェロスター Nと、i30 Nがあります。
ヴェロスター Nのボディタイプはハッチバッククーペで、運転席側1ドア、助手席側2ドア、リアハッチの左右非対称変則4ドアを採用。初代モデルから継承されるヴェロスターならではの特徴で、エンジンは1.6LのNAと、同じ1.6Lのターボ。
このヴェロスターのホットバージョンが、デトロイトショー2018で発表されたヴェロスター Nです。搭載エンジンは、2.0L直噴ターボで、最高出力205kW(279ps)。それにヒュンダイ初のDCTが組み合わせられています。
市場投入は2019年モデルからとのことなので、イヤーモデル制が採用されるアメリカ市場では、早ければ2018年9月ごろになると考えられます。
ヴェロスター Nのボディタイプはハッチバッククーペで、運転席側1ドア、助手席側2ドア、リアハッチの左右非対称変則4ドアを採用。初代モデルから継承されるヴェロスターならではの特徴で、エンジンは1.6LのNAと、同じ1.6Lのターボ。
このヴェロスターのホットバージョンが、デトロイトショー2018で発表されたヴェロスター Nです。搭載エンジンは、2.0L直噴ターボで、最高出力205kW(279ps)。それにヒュンダイ初のDCTが組み合わせられています。
市場投入は2019年モデルからとのことなので、イヤーモデル制が採用されるアメリカ市場では、早ければ2018年9月ごろになると考えられます。
一方、i30 Nは、ヒュンダイNシリーズの市販第1号です。5ドアハッチバックに2.0L直噴ターボを搭載。187kW(254ps)仕様と202kW(275ps)仕様が用意されます。
このi30 Nをベースに開発されたi30 N TCRは、2018年度からスタートするツーリングカーレースのWTCRにイタリアと韓国のチームからエントリーが決まっており、活躍が期待されています。
ヨーロッパで人気のツーリングカーレースに参戦、好成績を残すことで、ブランド力を高める仕方は、欧州メーカーが得意とするところ。すでに本格的なスーパースポーツを開発している噂もあるヒュンダイ。その準備は着々と整っているように思います。
このi30 Nをベースに開発されたi30 N TCRは、2018年度からスタートするツーリングカーレースのWTCRにイタリアと韓国のチームからエントリーが決まっており、活躍が期待されています。
ヨーロッパで人気のツーリングカーレースに参戦、好成績を残すことで、ブランド力を高める仕方は、欧州メーカーが得意とするところ。すでに本格的なスーパースポーツを開発している噂もあるヒュンダイ。その準備は着々と整っているように思います。