道路にあるひし形マーク。どんな意味?

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道路上には、さまざまな標識があり、安全かつ円滑な交通に役立っています。なかでも制限速度や進入禁止の標識は馴染み深く、多くのドライバーが理解しています。しかし、道路上に描かれたひし形のマークは、馴染みがあるのに理解しているドライバーが少ないのだとか…。これって、なにを意味しているのか知っていますか?基本的なことですが、今回はおさらいしてみましょう。
Chapter
道路にあるひし形マークは何?
住宅街にはこんな標示も

道路にあるひし形マークは何?

車を運転していてひし形マークを見かけても、ドライバーが意味を知らなければ、それはただの飾りにすぎません。

このひし形のマークは、信号機のない横断歩道や見通しの悪い交差点の手前の路面に標示されています。つまり、ひし形のマークは「この先横断歩道がありますよ」いうことを教えてくれているのです。

たとえば、あなたが運転している道の先に見通しの悪い横断歩道があるとします。そのとき、普段通りのスピードで走行していれば、横断歩道を渡っている人を見つけても停まることができずに、人身事故を起こしてしまうかもしれません。

そう考えると、ひし形マークの重要性が感じられますよね。実際、ドライバーの約7割はこの意味を知らないと言われており、より多くのドライバーがひし形マークの意味を理解するだけでも事故率は変わってくるのではないでしょうか?

いままで、気にしていなかったドライバーの皆さんも明日からぜひ、意識してみてください。

住宅街にはこんな標示も

住宅街など道幅が狭い道路では、「ゾーン30」という標示もあります。

取り組みが始まったのが2001年からなので、一般にも馴染みが薄いかもしれませんが、これもとても重要な標示です。

警視庁のHPでは下記のように記されています。
「ゾーン30は、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つです。区域(ゾーン)を定めて時速30キロの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内におけるクルマの走行速度や通り抜けを抑制します」

このゾーンの入り口には、時速30km制限の速度規制標識とゾーン30を表す看板が設置されています。(もちろん路面にも)

通常の30km/h制限との違いは、ゾーン30の道路では車道の中央線を無くし車幅を狭めて路側帯を広くとることで、歩行者の通行空間を広めています。

こうすることでドライバーの緊張感が高まり、慎重な運転になることを狙っています。

道路標識は、それぞれ意味があって設置されています。知っているようで知らないはNG。わからない標識は、積極的に知る努力をしたいものですね。

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