エンジン音が電子化!? アクティブ・サウンド・コントロールとは?

レクサス GS F 2018

現代の自動車は、NVHに加え車外騒音に関しても、大幅な進化をとげています。しかしスポーツカーにとって、ドライバーの耳に届くエンジンサウンドが大事なポイント。自動車メーカーは、さまざまな方法を用い、車内で聞こえるエンジン音を”強化”しています。そのひとつが「アクティブ・サウンド・コントロール」です。いったい、どんなシステムなのでしょうか?

Chapter
アクティブ・サウンド・コントロール「ASC」ってなに?
なぜASCを搭載するのか?
車のエンジン音は今後の課題に

アクティブ・サウンド・コントロール「ASC」ってなに?

アクティブ・サウンド・コントロール(ASC)とは、最適なエンジン音をスピーカーを通してドライバーに届けるシステムです。

仕組みとしては、エンジン回転数や走行モードに応じて、車内のスピーカーから電気的に生成されたサウンドを発生させるというもの。

かつてマツダ ロードスター(マイナーチェンジ後のNC)では、生の音を車内に響かせる技術がありましたが、ASCはデジタル音源をスピーカーで流す技術です。

同じ技術として、スバルのサウンド・クリエーター、マツダのオーディオメーカーBOSEと共同開発したアクティブ・エンジン・サウンド等が挙げられます。

ASCは現在、レクサス、日産スカイライン200GT-t、BMWのハイブリッドスポーツカーのi8に標準装備されています。

他にも、アルファロメオ ジュリエッタ、トヨタ クラウン、86、スバルBRZには、オプションで用意されています。

では、なぜASCを搭載するのでしょうか?

なぜASCを搭載するのか?

ASCを搭載する理由は、走行音を抑えるためです。

日本には騒音に関する法規制があるためにエンジン音を大きくすることが出来ません。しかし、スポーツカーなどは、ドライバーに届くサウンド(メカニカルノイズ)も、性能の重要なファクターになっています。

そこで、車外は静かに、車内はエンジンのサウンドをスピーカーを使って車内に音を聞かせようということになったのです。

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