交通事故にあった場合、一番安全、危険な席はどこ?

交通事故

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交通事故にあった場合、一番危険なのは助手席で安全なのは運転席背後の後部座席と良く言われます。しかし、これはセダンボディで正面衝突の場合。ボディタイプは多様化し、事故も正面衝突だけではありません。はたして、どの席が一番安全なのでしょうか?
Chapter
座席別交通事故死亡者の推移
多様化するボディタイプと交通事故
ボルボが考える安全な座席
日本のチャイルドシートメーカーが推奨する取り付け座席

座席別交通事故死亡者の推移

いまさらですが、シートベルト着用は義務であり、交通事故での被害を最小限に抑えるためにも必須です。

2017年2月23日に警察庁交通局が発表した「平成28年における交通死亡事故について」によれば、シートベルト着用時の死亡率が0.18%であったのに対し、非着用時は2.65%。じつに14.5倍にものぼります。シートベルト着用が、交通事故時の被害低減に役立つかを物語っています。

また同資料によると、2016年度もっとも死亡者の多い座席は後部座席、次いで運転席、助手席となっています。この傾向は基準数値となる2006年以降、同じです。一般的に言われる後部座席が安全は、真っ赤なウソなのでしょうか?

じつは、この資料の後部座席には、バスの座席が含まれています。高速バスなら各座席にシートベルトが備え付けられていますが、乗り合いバスにはありません。立っている乗客すらいます。この状態で交通事故に巻き込まれたら、死者も多発するでしょう。

また、シートベルト着用率は28%で、非着用または不明が72%と、着用率の低さも死亡率を高めることに起因しています。

乗用車だけの統計は発表されていないため、どの座席が安全か検証は難しいところです。

多様化するボディタイプと交通事故

俗に言う後部座席が安全の前提条件は、正面衝突事故でセダンの場合です。最近では2BOXや1BOXも人気ですし、地上最低高の高いRVもあります。さらに事故の衝突部位も側面や後部追突もあります。

運転席側面から衝突されれば、一番安全とされる運転席背後の後部座席は危険に晒されます。後部から大型車が突っ込んでくれば、後部座席は一瞬にして潰れるでしょう。

3BOXならトランクがあるので多少の衝撃は吸収されますが、1BOXや2BOX車では、そもそもクラッシャブルゾーンはほぼゼロです。ボディタイプによっては、後席が安全とは言えないのです。

では、世界一安全と称されるボルボが考える安全な座席とはどこになるのでしょうか?

ボルボが考える安全な座席

交通事故を徹底的に研究し、車作りに活かしているのがボルボです。本社があるスウェーデン・イエテボリ市から半径100km以内で発生した交通事故で、ボルボ車が関与した案件はすべて警察立会いのもと同社でも調べ、テストセンターで事故を再現し、乗員になにが起こったのかを検証しています。

そんなボルボ車が推奨するチャイルドシートを取り付ける座席、すなわち安全な座席は、エアバッグを非作動に設定した助手席とのことです。理由は多くの人の目が行き届き、手が届く範囲だからとのこと。交通事故に対する安全性には言及されていません。

これはボルボ車の座席は全席が同等に安全だからとのことです。ボルボ車は座席による交通事故被害の程度の高さを、克服している自信が垣間見えますね。

日本のチャイルドシートメーカーが推奨する取り付け座席

交通事故はいつ、どこで、どちらの方向から襲ってくるかわからないもの。また自車が起こすにしても一般ドライバーなら、パニックハンドリングで自車のどの部分が衝突するか把握しづらいですね。

そんな交通事故時での大切な乳幼児が生還できる可能性が高い場所、つまりチャイルドシートの設置場所として最適とチャイルドシートメーカーが主張するのが、後席中央部です。ただし、形状が盛り上がっておらず、3点式シートベルトを備えていることが条件です。

後部中央席は大人には座りづらいものの、前方と各側面からは距離があります。また正面にエアバッグもなく、作動するときの衝撃からも守れます。道理に適っているようにも思えますが、追突事故時には3BOX車ならトランクルームしか緩衝区域がないのは、左右後部座席と同じです。

結局、自動車事故においてはどの座席も同等に危ないと言えるでしょう。であるからこそ、衝突時の被害を低減するシートベルトは全席で必ず着用を心がけたいもの。

また、新車を購入を検討する場合、お金が許すのであれば、最新の運転サポートシステムや安全装備を取り付けたモデルを選び、交通事故に遭遇する機会や交通事故時の被害を減らしたいものです。

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