ハンドルがまっすぐなのに曲がっていく…その原因は?

運転

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車は本来、ハンドルがまっすぐであれば、まっすぐに進んでいく乗り物です。しかし、長期にわたるメンテナンス不足や不意の衝撃で正常な状態を維持できなくなってしまうこともあります。ドライバーは、つねにハンドルを握り、微修正を行うので、症状が出ていても気づかないこともありますが、多くの場合はハンドルから手を放すと少しずつ左に曲がっていきます。なぜ、このような現象が起きてしまうのでしょうか?
Chapter
空気圧が原因?
シャフトが原因?
アライメントの狂い、サスペンションの歪み
いつでも車はベストコンディションを

空気圧が原因?

車がまっすぐに走らない原因はいろいろ考えられますが、日常点検で確認ができるもので空気圧があります。

何ヶ月も空気圧を確認せず、車がまっすぐに走らないというドライバーは、まずタイヤの空気を疑ってみましょう。

タイヤの空気圧が、前後左右で著しく違っていると、ハンドルがどちらかに取られるという症状がでます。また、空気圧が低いと路面との摩擦が増えるのでハンドルが重く感じ、路面のわだちにもハンドルを取られやすくなります。

空気圧はガソリンスタンドでも手軽に調整ができるので、まずは確認してみましょう。

道路は中央部が盛り上がっているので、通常の状態でもわずかに路肩側(左)に寄っていく傾向にありますが、手を離した状態で明らかに左に曲がっていく場合は、点検が必要かもしれません。

シャフトが原因?

ステアリングシャフトは、ドライバーによるハンドル操作をタイヤに伝達する重要なパーツのひとつですが、それほどトラブルになる箇所ではありません。

それよりも多いのは、ステアリングが正しく取り付けられていないこと。修理や点検でステアリングを外した際に、正しく取り付けることができず、真っすぐ走っているのにステアリングの向きが曲がっている(センターが出ていない)といった症状になることがあります。

では、これらが特に原因ではない場合、どうしたらいいのでしょうか?

アライメントの狂い、サスペンションの歪み

特に不具合が見られない場合は、アライメントが狂っていることが考えられます。アライメントとは、サスペンションのトー、キャンバー、キャスターといった要素のことで、それらを適正な状態に揃えるアライメント調整と言います。

他には、なんらかの衝撃を受けてサスペンションの取り付け部などが歪んでいることも考えられます。心配な方は一度アライメントを測定されることをおすすめします。安いところであれば5,000円ほどからで測定できます。

いつでも車はベストコンディションを

車がまっすぐ走らない!というドライバーは、紹介した内容を疑ってみてください。

左右の空気圧の違いというのは意外によくあることで、ガソリンスタンドで調整を行えば簡単に直ってしまうこともあります。また、症状が大きければ、タイヤが偏摩耗していることも考えられます。こういった場合は素人が簡単に直せるものではありませんが、異常があれば、日常点検ですぐに見つけることができます。

そのまま放っておくと、出先でトラブル、レッカー移動なんてことになってしまうかもしれません。いつでも快適なドライブを、そして愛車と長く付き合っていくために、ベストコンディションを維持できるよう日々の点検をしっかり行いましょう。

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