【試乗記】415PSのランドクルーザーGR SPORT 300で全日本ラリー選手権の碓氷峠に挑む!?

ランドクルーザーGR SPORT

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ランドクルーザーGR SPORT 300ガソリンモデルで東京、軽井沢を往復。
長距離ドライブの適性と、小さなコーナーが連続するワインディングでのコーナーリング性能を、
全日本ラリー選手権の碓氷峠コースで試してみます。
Chapter
ランドクルーザーGR SPORTで東京から全日本ラリー選手権が開催される碓氷峠へ
全日本ラリー選手権、MONTRE 2025のコースとその周辺をドライブ
舗装されたワインディングでの走りは
ロングドライブと峠、どちらを走らせても感じる安心感

ランドクルーザーGR SPORTで東京から全日本ラリー選手権が開催される碓氷峠へ

6月上旬、東京から軽井沢まで300系のランドクルーザーGR SPORTで往復、
全日本ラリー選手権が開催される碓氷峠(モントレー2025)のコースを走る機会をいただいたので、レポートします。

以前300系には発売時に何度か乗る機会がありましたが、ステアリングを握るのは久しぶりですので、当時の記憶を辿りながら試乗していきます。

搭載されるガソリンエンジンは、3.444LのV6ツインターボで、415PSの最高出力を5200rpmという比較的低回転で発揮します。
数値的には650Nmの太いトルクを2000〜3600rpmで発生させるため、一般的には低回転高トルク型エンジンと言えるでしょう。
しかし、このエンジンは、6気筒の快音を響かせ、スムーズに高回転までよく回ります。ついついアクセルを踏みたくなってしまうので、速度制限を意識した自制心が必要です。

使用燃料はハイオクガソリンで、燃費はWLTCで7.9km/Lです。今回300キロ近くを走り、燃費は約8.0km/lでした。

全日本ラリー選手権、MONTRE 2025のコースとその周辺をドライブ

道中の高速道路では、ラダーフレームとバネ下の重さなど、いわゆるクロカン4WDの乗り心地を思い出しますが、
路面の大きな凹凸を高速で乗り越えた際の2次的な振動が若干気になる程度で、
風切り音も小さく、広く快適な移動空間を提供してくれました。
以前の多くの本格クロカン車からは、信じられないレベルで快適性や操縦安定性が進化しています。

内装の質感も高く、プラスチックもソフト素材で構成されているものが多く、オフロード用途を考えた物理スイッチはダイナミックなデザインですが、
シボ(模様)やチリ(隙間)に高級感があり、緻密に組まれています。

舗装されたワインディングでの走りは

早速、SSに設定されている碓氷峠の一般道コースで少々ペースを上げてみます。
スポーツモードにすると、統合制御によってステアリングに手応えが増し、高回転向けのシフトパターンでコーナー出口を気持ちよく駆け抜け、
サスペンションの特性の変化で、2.55tの巨体を忘れるほどクイックに曲げやすく仕立ててくれます。

しかしながらボディは幅2m弱の巨体ですし、装着されるタイヤはオフロードでの性能を追求した265/65R18と空気量の多いサイズのタイヤですので、
ガードレールが近い急カーブが続く狭い舗装路をハイペースで走り続けるには、鋭い加減速性能を持て余し気味になります。

ロングドライブと峠、どちらを走らせても感じる安心感

高速道路を含めた峠道を長距離長時間走行しましたが、特にADAS含め快適かつ素直なハンドリングで、長距離運転が苦になりません。
狭い峠道でも車幅は気になりますが、統合制御でグイグイ曲がっていく巨体に安心感を感じます。

久しぶりの試乗でしたが、ロングドライブでも快適な移動空間のみならず、ドライバーにも操る楽しさが感じられるクルマに仕上がっていました。
車体は大柄ですが、リセールを考えても、ファーストカーとしてオススメできる一台です。

<スペック>
トヨタ ランドクルーザー GR SPORT(ガソリン)
サイズ 全長4995mm 全幅1990mm 全高1925mm
車重 2550kg
エンジン V型6気筒インタークーラー付ツインターボ 3.444L
最高出力 415PS/5200rpm
最大トルク 650N・m 2000〜3600rpm
WLTC燃費 7.9km/L
価格 783万6400円
※撮影車両 881万4520円
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商品詳細