日本一高い県道は富士山の登山道!? なぜ登山道が県道に?

富士山 登山道

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日本にはいくつもの県道がありますが、調べてみると日本一高い県道は、登山道となっており、もちろん車が通行することはできません。なぜ、このようなことになっているのでしょうか?
Chapter
日本一高い県道
登山ルートでもっとも標高が高いのは?
なぜ登山道が県道に?

日本一高い県道

自動車が通行できる県道の最高地点は、長野県にある県道84号線「乗鞍エコーライン」の標高2,716mです。ただし、開通期間はマイカー規制が行われるため、自家用車での走行はできません。

しかし、県道で一番標高の高い地点として認められている場所が他にありました。それが、富士山頂です。この山頂に続く4つの登山道が、なんと県道なのです。

国道や県道といえば、幹線道路のイメージがあり、車が通行できることが大前提のように思いますが、いずれの県道も車で通行できるのは途中まです。

なぜ登山道でも県道と言えるのでしょうか?

登山ルートでもっとも標高が高いのは?

登山道が県道になっている理由の前に、富士山を登ったことがある方ならご存知かもしれませんが、4つの登山道の終点はそれぞれ異なっています。

富士山の標高はよく知られている通り、剣が峰の3,776mですが、登山道の起終点はそれよりも下、静岡県の県道152号線と県道180号線となる富士宮口登山道の最高地点は、3,712mです。

一方、山梨県側から富士山に登ることができる吉田口登山道は、山梨県の県道701号線であり、その起点は3,715mの場所にあるそうです。ただし、須走口・吉田口山頂は静岡県道150線にも属しており、こちらの標高は3,706mとされています。

なぜ登山道が県道に?

話を先に進めてしまいましたが、なぜ登山道が県道に指定されているのでしょうか?

経緯についてはっきりしたことは、静岡県、山梨県ともにわかっていないようですが、管理はそれぞれの県が行っています。つまり、県が管理する道路だから、県道ということなんですね。

ちなみにマイカーで通行できる県道のもっとも標高の高い地点は、静岡県道152号・180号の富士宮口登山道の五合目で、その標高は2,380mとなっています。

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