BMW 8シリーズが復活!新型8シリーズはどんなモデル?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
8シリーズといえば、BMWがかつて生産していたフラッグシップクーペです。それまでのBMWがあまり採用していなかった新機軸も多く塔載し、フラッグシップモデルに相応しい要素が多分にありました。しかし、実用性があまりにも低く、ライバルであるメルセデスSLクラスにセールス的にも破れ、21世紀を待たずにカタログから消滅した不遇のモデルでした。そんな8シリーズが、2018年、ひさびさに復活するとの報が入りました。
BMW 8シリーズの約20年ぶりの復活
※画像はコンセプト8シリーズ
毎年5月にイタリアのコモ湖畔で開催されるコンコルソ デレガンツァ ヴィラ デステは、BMWのコンセプトモデルが発表される場としても、近年、自動車関係者から注目されています。そのヴィラ デステで今年発表されたのは『コンセプト8シリーズ』でした。
かつてのようなリトラクタブルヘッドライトの採用は、現代のモデルではありえませんが、通常のモデルよりもかなり低く構えたフロントマスク、そしてしっかりと主張するキドニーグリルがBMWの血統を強く主張しています。ともすれば押しが強すぎ…と感じる方もいるでしょう。とはいえ、全体的なフォルムとの整合性はキッチリとれており、非常にグラマラスなクーペに仕上がっていますね。
気になる発売時期は2018年と発表されており、BMWが自身を持って送り出すフラッグシップクーペの復活に、ファンのみならず盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
毎年5月にイタリアのコモ湖畔で開催されるコンコルソ デレガンツァ ヴィラ デステは、BMWのコンセプトモデルが発表される場としても、近年、自動車関係者から注目されています。そのヴィラ デステで今年発表されたのは『コンセプト8シリーズ』でした。
かつてのようなリトラクタブルヘッドライトの採用は、現代のモデルではありえませんが、通常のモデルよりもかなり低く構えたフロントマスク、そしてしっかりと主張するキドニーグリルがBMWの血統を強く主張しています。ともすれば押しが強すぎ…と感じる方もいるでしょう。とはいえ、全体的なフォルムとの整合性はキッチリとれており、非常にグラマラスなクーペに仕上がっていますね。
気になる発売時期は2018年と発表されており、BMWが自身を持って送り出すフラッグシップクーペの復活に、ファンのみならず盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
BMW 8シリーズって?
1990年〜1999年まで生産されたBMWのフラッグシップクーペが、8シリーズです。70年代~80年代のレースシーンで活躍したBMW M1以来のリトラクタブルヘッドライトの採用や、トップグレードにはV型12気筒エンジンを搭載するなど、フラッグシップにふわさしい要素・装備が奢られていました。
なかでも、1994年に追加された850CSiの5.6L V12エンジンは、381psを発揮する高いポテンシャルを持っていました。ル・マン24時間レースでも活躍したマクラーレンF1のパワーユニットは、このエンジンをさらにチューニングしたもので、幻に終わったM8に搭載されるものだったようです。
■初代8シリーズ スペック(850CSi)
・ボディサイズ:全長4,780mm×全幅1,855mm×全高1,340mm
・エンジン:5.6L V型12気筒SOHC
・最高出力:381ps/5,300rpm
・最大トルク:56.1kgm/4,000rpm
・車両重量…1900kg
・トランスミッション:6速MT
・販売価格(新車当時):1,680万円
V8エンジンを搭載する840Ci(4.0Lもしくは4.4L)もラインナップされていましたが、850系と比べて装備が簡略化されていました。
しかし8シリーズは、ゴルフバッグが収納できないほど収納性・利便性が悪く、肝心の購入層にも受けが悪い失敗作…なんて不名誉な呼ばれ方もした不遇のモデルでした。
なかでも、1994年に追加された850CSiの5.6L V12エンジンは、381psを発揮する高いポテンシャルを持っていました。ル・マン24時間レースでも活躍したマクラーレンF1のパワーユニットは、このエンジンをさらにチューニングしたもので、幻に終わったM8に搭載されるものだったようです。
■初代8シリーズ スペック(850CSi)
・ボディサイズ:全長4,780mm×全幅1,855mm×全高1,340mm
・エンジン:5.6L V型12気筒SOHC
・最高出力:381ps/5,300rpm
・最大トルク:56.1kgm/4,000rpm
・車両重量…1900kg
・トランスミッション:6速MT
・販売価格(新車当時):1,680万円
V8エンジンを搭載する840Ci(4.0Lもしくは4.4L)もラインナップされていましたが、850系と比べて装備が簡略化されていました。
しかし8シリーズは、ゴルフバッグが収納できないほど収納性・利便性が悪く、肝心の購入層にも受けが悪い失敗作…なんて不名誉な呼ばれ方もした不遇のモデルでした。
新型8シリーズはどんなモデルになるのか
※画像はコンセプト8シリーズ
今回、エクステリアやインテリアデザインが概ね明らかになりましたが、パワーユニット等、詳細なスペックは明らかになっていません。
初代8シリーズは、V12エンジンと高出力が売りのモデルでしたから、恐らくフラッグシップクーペとしてV12エンジン搭載モデルは用意されるはず。
現在でもダウンサイジングの流れに抗った、6.6L V型12気筒DOHCエンジンを7シリーズ(M760Li)に搭載しており、最高出力610ps/5,500-6,500rpm、最大トルク81.6kgm/1,550-5,000rpmといった凄まじい出力を誇っています。
このエンジンをさらにチューニングしたものを搭載する可能性が高いのではないでしょうか。
また昨今の環境問題にも配慮し、i8などで培ったハイパワーハイブリッド仕様も用意するのでは、と噂されています。このあたりはレクサスのフラッグシップクーペ、LCでも同じ戦略が採られており、可能性が高いと考えます。
かつては失敗作、なんて呼ばれてしまった8シリーズですが、21世紀に甦る8シリーズは、世界に誇るフラッグシップモデルとなる、そんな予感をひしひしと感じますね。
今回、エクステリアやインテリアデザインが概ね明らかになりましたが、パワーユニット等、詳細なスペックは明らかになっていません。
初代8シリーズは、V12エンジンと高出力が売りのモデルでしたから、恐らくフラッグシップクーペとしてV12エンジン搭載モデルは用意されるはず。
現在でもダウンサイジングの流れに抗った、6.6L V型12気筒DOHCエンジンを7シリーズ(M760Li)に搭載しており、最高出力610ps/5,500-6,500rpm、最大トルク81.6kgm/1,550-5,000rpmといった凄まじい出力を誇っています。
このエンジンをさらにチューニングしたものを搭載する可能性が高いのではないでしょうか。
また昨今の環境問題にも配慮し、i8などで培ったハイパワーハイブリッド仕様も用意するのでは、と噂されています。このあたりはレクサスのフラッグシップクーペ、LCでも同じ戦略が採られており、可能性が高いと考えます。
かつては失敗作、なんて呼ばれてしまった8シリーズですが、21世紀に甦る8シリーズは、世界に誇るフラッグシップモデルとなる、そんな予感をひしひしと感じますね。