年代別の車種....あなたはどの世代の車が好きですか?
更新日:2024.09.09
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この30年で、世界の自動車造りは大きく変化しています。従来の手法が円熟期に達した90年代、環境性能と高出力に対応し始めた00年代、追突予防安全装備から自動運転へと変化している10年代。あなたはどの年代の車が好きですか?
90年代の名車3選
各時代の名車を3台ずつ紹介します。当記事で名車とした基準は、カタログモデルであることと各時代の経済や自動車産業事情を反映した車です。
90年代の経済状況は前半は好景気、1994年頃から就職氷河期と呼ばれ「失われた20年」に突入。デフレ時代の幕開けです。
自動車業界では映画の影響でSUVブームが起こり、クロスオーバーSUVブームへと続きます。軽自動車では、日本初トールボディのワゴンRが大ヒットしました。
90年代の経済状況は前半は好景気、1994年頃から就職氷河期と呼ばれ「失われた20年」に突入。デフレ時代の幕開けです。
自動車業界では映画の影響でSUVブームが起こり、クロスオーバーSUVブームへと続きます。軽自動車では、日本初トールボディのワゴンRが大ヒットしました。
スズキ 初代ワゴンR
デフレ時代入り口の1993年に発売されたスズキ ワゴンRは、コストカットにより内外装が簡素になるなか、簡素であることをセールスポイントにして、男性ユーザーを中心に大ヒット。
資産ではなく、ホビーや移動の道具として、自動車が認識されるきっかけになった1台です。
資産ではなく、ホビーや移動の道具として、自動車が認識されるきっかけになった1台です。
三菱 2代目パジェロ
1980年代後半、映画の影響もあり、スキーブームが再来します。その際、自動車がスキーの必須アイテムになり、人気を集めたのがRVでした。(映画では、セリカGT-FOURというクーペが使われていたのですが、実際の市場では走破性に優れるRVが人気でした)
そのなかで人気を集めた車が、2代目パジェロです。ショートボディは軽快で、値段も200万円台前半からとお手頃でした。
そのなかで人気を集めた車が、2代目パジェロです。ショートボディは軽快で、値段も200万円台前半からとお手頃でした。
トヨタ 初代ハリアー
※画像は特別仕様車“プライムセレクション”です
世界に先駆けてSUVボディの使い勝手の良さとワゴンの乗り心地を両立した、クロスオーバーSUVの元祖です。
オンロードでの快適性を向上。セダンに並ぶ乗り心地実現のため、カムリのシャーシをベースに開発されました。
世界に先駆けてSUVボディの使い勝手の良さとワゴンの乗り心地を両立した、クロスオーバーSUVの元祖です。
オンロードでの快適性を向上。セダンに並ぶ乗り心地実現のため、カムリのシャーシをベースに開発されました。
00年代の名車3選
1989年から続いた280馬力規制が2004年に解禁となり、高出力を前提とした自動車造りにより日本車の品質は欧州プレミアムメーカーに肩を並べます。
一方で環境対策車では、トヨタ 2代目プリウスが2003年にデビュー。世界的に注目されることになります。
一方で環境対策車では、トヨタ 2代目プリウスが2003年にデビュー。世界的に注目されることになります。
トヨタ 2代目プリウス
2代目プリウスは、空力のために5ドアハッチバックボディを採用。HVの認知度が高まったこと、ガソリン高などの影響もあり、一気にブレイク。現在の環境対策技術へとつながります。
日産 GT-R
国産車ハイパワー車の到達点が、日産 GT-Rです。
2007年登場時の最高出力は、353kW(480ps)。スーパーカー並のハイパワーを手なづけ、快適性、操縦性、環境性能も高次元。価格も996万840円からと、ハイパワースポーツ車としてはリーズナブルな価格もエポックでした。
2007年登場時の最高出力は、353kW(480ps)。スーパーカー並のハイパワーを手なづけ、快適性、操縦性、環境性能も高次元。価格も996万840円からと、ハイパワースポーツ車としてはリーズナブルな価格もエポックでした。
4代目レクサス LS
トヨタ セルシオが3代で廃止され、4代目よりレクサス LSとして日本でも販売されました。
3代目までのレクサス LSは、メルセデス EクラスやBMW 5シリーズと同等、もしくは少し上だったのですが、4代目からはSクラス、7シリーズと同等の車格になり、今秋登場の新型はこれらライバル車を圧倒する完成度のようです。
3代目までのレクサス LSは、メルセデス EクラスやBMW 5シリーズと同等、もしくは少し上だったのですが、4代目からはSクラス、7シリーズと同等の車格になり、今秋登場の新型はこれらライバル車を圧倒する完成度のようです。
10年代の名車3選
自動車購入の決め手が、低い燃費とランニングコスト、パッシブセーフティ装備の充実度となりました。
環境対策車は、燃料を電気や水素へシフトしつつありPHEV、EV、FCVが実用化されています。また自動運転技術が急速に発達しています。
環境対策車は、燃料を電気や水素へシフトしつつありPHEV、EV、FCVが実用化されています。また自動運転技術が急速に発達しています。
三菱 アウトランダーPHEV
日本のHV技術の最高峰。この1台で「パラレル走行モード」、「EV走行モード」、「シリーズ式モード」を実現。HVの進化系統樹を具現化したかのような車です。
マツダ 2代目CX-5
最高出力より使い勝手の良さを追求した、実質優位の自動車が2代目CX-5です。日本の自動車文化の成熟度が伺えます。
特にディーゼル車は低速走行で、最大トルクを発揮。法定速度内でパワー不足は感じず、意のままに運転できます。CX-5に限らず、マツダ車はクリーンディーゼルを日本に根づかせたことでも、大きな役割をはたしています。
特にディーゼル車は低速走行で、最大トルクを発揮。法定速度内でパワー不足は感じず、意のままに運転できます。CX-5に限らず、マツダ車はクリーンディーゼルを日本に根づかせたことでも、大きな役割をはたしています。
新型アウディ A8
2017年中に発売となる予定の新型アウディ A8は、世界初レベル3対応の自動運転技術を備えています。
その頭脳となるのが、nVIDIA社のGPUです。毎秒25億回の演算機能を誇るチップを6基搭載し、車両各部のセンサー情報を瞬時に解析、対応予測を立てます。
このAIでは、得られたデータをGPUディープラーニングで蓄積。日本の複雑な混合交通にも対応できる可能性を秘めています。
その頭脳となるのが、nVIDIA社のGPUです。毎秒25億回の演算機能を誇るチップを6基搭載し、車両各部のセンサー情報を瞬時に解析、対応予測を立てます。
このAIでは、得られたデータをGPUディープラーニングで蓄積。日本の複雑な混合交通にも対応できる可能性を秘めています。
1台のみ選ぶなら?筆者のチョイスはこの1台!
上記9台のなかで、筆者が1台だけ選ぶなら三菱 アウトランダーPHEVです。
その理由は、2013年発売ながら、その先進的なパワートレーンは他車の追従を許さず、2017年現在世界で最も優秀なPHEVだと考えるからです。
燃費が良いこと、自然災害の時には電気を外部出力できることも魅力のひとつ。これからの災害多発が予想されるサバイバル時代に、より環境に優しく走行可能な車です。
その理由は、2013年発売ながら、その先進的なパワートレーンは他車の追従を許さず、2017年現在世界で最も優秀なPHEVだと考えるからです。
燃費が良いこと、自然災害の時には電気を外部出力できることも魅力のひとつ。これからの災害多発が予想されるサバイバル時代に、より環境に優しく走行可能な車です。