フロントグリルや観音扉など…ファントムに隠されたエレガントなデザインの特徴
更新日:2024.09.09
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ロールスロイスのファントムは、見た目からしてただならぬ雰囲気を持っていますが、車体の細部を見てみると明らかに普通の車とは違う箇所がいくつか存在します。じつは、1998年にBMWがロールスロイスブランドを買収し、2003年以降に販売されているファントムは、BMWが設立したロールスロイス・モーター カーズが手掛けたものです。しかし、経営が変わってもファントムの特徴的なデザインは受け継がれています。今回は、ファントムのエレガントなデザインを紹介します。
- Chapter
- ファントムとは?
- ①パルテノングリル
- ②観音扉
- ③ボンネットマスコット
ファントムとは?
ファントムはロールスロイスの最高級サルーンです。全長6m近い大柄のボディにV12気筒6,749ccのハイパワーエンジンを搭載しています。
価格は4・5人乗車のSWB仕様が4,725万円、ストレッチモデルとなるEWBが5,480万円となっています。まさに限られた人しか乗ることのできない夢の車ですね。
大排気量のエンジンを搭載しながらも、車内は恐ろしいほど静かなのもロールスロイス車の特徴です。エンジンの存在を感じさせないことから、幽霊に例えてファントムというネームが付けられたといいます。
それではファントムのデザインの特徴を見ていきましょう。
価格は4・5人乗車のSWB仕様が4,725万円、ストレッチモデルとなるEWBが5,480万円となっています。まさに限られた人しか乗ることのできない夢の車ですね。
大排気量のエンジンを搭載しながらも、車内は恐ろしいほど静かなのもロールスロイス車の特徴です。エンジンの存在を感じさせないことから、幽霊に例えてファントムというネームが付けられたといいます。
それではファントムのデザインの特徴を見ていきましょう。
①パルテノングリル
ロールスロイスには、ブランドの顔としてパルテノン神殿をモチーフとした大胆なフロントグリルを採用しています。ファントムも例外ではありません。メッキ処理されたいくつものスリットが、ロールスロイスファミリーであることを物語っています。
通常、闇雲にメッキを施したフロントマスクは後手後手感が強く品がなくなりがちです。しかし、ファントムではそのようなことは一切なく、優雅さを増しています。
通常、闇雲にメッキを施したフロントマスクは後手後手感が強く品がなくなりがちです。しかし、ファントムではそのようなことは一切なく、優雅さを増しています。
②観音扉
通常の車は前後のドアが同じ向きに開くようになっていますが、ファントムは後部座席のドアヒンジが普通の車とは逆に取り付けられ、観音開きになるようになっています。これだけでもファントムのすごさがひしひしと伝わってきますね。
ドアはとにかく重厚感たっぷりで何度も開閉してみたくなります。
ドアはとにかく重厚感たっぷりで何度も開閉してみたくなります。
③ボンネットマスコット
ファントムのボンネットには、「スピリット オブ エクスタシー(フライングレディともいう)」というロールスロイスの公式マスコットが飾られています。
昔の車ではよく見られたボンネットマスコットですが、近年は衝突時に突起物となり危険と判断され、数は少なくなっています。
ファントムのボンネットマスコットは、いたれり尽くせりの高級車というだけあってそのあたりも解決済み。手を触れると一瞬にしてボンネット内部に格納されるようになっています。ロールスロイスは伝統のために安全性をないがしろにしているわけではないのですね。
とはいえこれは、ロールスロイスの象徴であるマスコットを盗難から守るためとも言われています。
昔の車ではよく見られたボンネットマスコットですが、近年は衝突時に突起物となり危険と判断され、数は少なくなっています。
ファントムのボンネットマスコットは、いたれり尽くせりの高級車というだけあってそのあたりも解決済み。手を触れると一瞬にしてボンネット内部に格納されるようになっています。ロールスロイスは伝統のために安全性をないがしろにしているわけではないのですね。
とはいえこれは、ロールスロイスの象徴であるマスコットを盗難から守るためとも言われています。