日本では発売されていないトヨタ アイゴってどんな車?
更新日:2020.01.08
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国内トップの自動車メーカーであるトヨタ。VWグループと世界のトップシェア争いをするほどの存在です。そんなトヨタは、さまざまなセグメントにそれぞれ魅力的なモデルを投入していますが、なかには日本で発売されていないモデルもあります。コンパクトカー、アイゴ(AYGO)もそんな1台です。
日本に投入されていないトヨタ アイゴとは?
トヨタは2017年現在、世界でもトップクラスの自動車メーカーとして君臨しており、さまざまなモデルを世界中で展開しています。
コンパクトカーの人気が高い欧州にて、低廉なAセグメントモデルでの販路拡大を考えていたトヨタは、PSAグループ(プジョーシトロエン)と合弁会社「TPCA(Toyota Peugeot Citroën Automobile Czech)」を2002年に設立。2005年より生産を開始しました。
この工場では、欧州市場向けにデザインされたエントリーレベルの小型乗用車をおもに生産し、アイゴ(AYGO)もそのなかの1車種です。
徹底した軽量化と低コスト化が行われたアイゴは、リアハッチはガラス、内装もドアの一部が鉄板むき出しとなっているほか、姉妹車であるプジョー 107、シトロエン C1と共有できるようデザインされています。
現行型は、2014年にモデルチェンジを受けた2代目。フロントマスクは、ヤリス(ヴィッツ)との共通点を感じるデザイン。
面白いのは、フロント部のエンブレムが付くX型のパネルやAピラー下のパーツ、リアのナンバープレートが装着されているディフューザーパネルに、着せ替えパーツがオプションで用意されているところです。インテリアのパネルも、同様にいくつかの着せ替えパーツが用意されます。
パワーユニットは、国内ではパッソに採用されている1.0L 直列3気筒エンジン(1KR-FE型)。51kW(69ps)と、出力はそれなりですが、5速MTと900kgを切る軽いコンパクトなボディでキビキビと走るモデルとして人気を博しているようです。
■トヨタ アイゴ(現行モデル)
ボディサイズ:全長3,455mm×全幅1,615mm×全高1,460mm
車両重量:855kg
エンジン:1.0L 直列3気筒DOHC
最高出力:51kw(69ps)/6,000rpm
最大トルク:95Nm(9.7kgm)/4,300rpm
トランスミッション:5速MT or 5AT
スマート フォーフォー、プジョー107、シトロエン C1、VWアップなど、アイゴのセグメントには、ライバルがひしめき合っている状態です。
そんなアイゴですが、日本導入はいまだされていません。これはなぜなのでしょうか?
コンパクトカーの人気が高い欧州にて、低廉なAセグメントモデルでの販路拡大を考えていたトヨタは、PSAグループ(プジョーシトロエン)と合弁会社「TPCA(Toyota Peugeot Citroën Automobile Czech)」を2002年に設立。2005年より生産を開始しました。
この工場では、欧州市場向けにデザインされたエントリーレベルの小型乗用車をおもに生産し、アイゴ(AYGO)もそのなかの1車種です。
徹底した軽量化と低コスト化が行われたアイゴは、リアハッチはガラス、内装もドアの一部が鉄板むき出しとなっているほか、姉妹車であるプジョー 107、シトロエン C1と共有できるようデザインされています。
現行型は、2014年にモデルチェンジを受けた2代目。フロントマスクは、ヤリス(ヴィッツ)との共通点を感じるデザイン。
面白いのは、フロント部のエンブレムが付くX型のパネルやAピラー下のパーツ、リアのナンバープレートが装着されているディフューザーパネルに、着せ替えパーツがオプションで用意されているところです。インテリアのパネルも、同様にいくつかの着せ替えパーツが用意されます。
パワーユニットは、国内ではパッソに採用されている1.0L 直列3気筒エンジン(1KR-FE型)。51kW(69ps)と、出力はそれなりですが、5速MTと900kgを切る軽いコンパクトなボディでキビキビと走るモデルとして人気を博しているようです。
■トヨタ アイゴ(現行モデル)
ボディサイズ:全長3,455mm×全幅1,615mm×全高1,460mm
車両重量:855kg
エンジン:1.0L 直列3気筒DOHC
最高出力:51kw(69ps)/6,000rpm
最大トルク:95Nm(9.7kgm)/4,300rpm
トランスミッション:5速MT or 5AT
スマート フォーフォー、プジョー107、シトロエン C1、VWアップなど、アイゴのセグメントには、ライバルがひしめき合っている状態です。
そんなアイゴですが、日本導入はいまだされていません。これはなぜなのでしょうか?
トヨタ アイゴが日本に導入されない理由
非常に優れたパッケージのトヨタ アイゴ。コンパクトカーのニーズが高い日本でも、ヒットモデルとなりそうですよね。しかし2017年現在、国内発売はされていません。
その理由は日本独自規格、軽自動車が原因のようです。
先ほどのアイゴと軽自動車規格のサイズを比較してみましょう。
・アイゴ…全長3,455mm×全幅1,615mm
・軽自動車規格…全長3,400mm×全幅1,480mm
このように、全幅は130mmほどアイゴのほうが大きいですが、基本的に軽自動車とサイズが大差ないのです。
また出力をチェックしても、ターボ付きの軽自動車とほぼ同数値。となると、日本のマーケットにおいては、税制度等で圧倒的に軽自動車が優位になってしまうのです。これはアイゴに限らず、日本でAセグメントモデルがあまり普及しない理由といえるでしょうね。
他方で、軽自動車規格の存在しない欧州などでは、取り回しの良さ、環境性能、といった面で評価されているわけです。つまり、日本以外のマーケットにおける軽自動車の代替モデル、といった位置づけがアイゴといえるでしょう。
ちなみに最もベーシックなモデルの価格は、8,995英ポンド(約131万円)。これに輸送代を載せると、ヴィッツよりも高額になってしまい、序列に逆転現象が起こってしまうのかもしれません。
とはいえコンパクトで使い勝手が良く、デザインも洗練されているトヨタ アイゴ、日本でも乗ってみたいと思いませんか?
その理由は日本独自規格、軽自動車が原因のようです。
先ほどのアイゴと軽自動車規格のサイズを比較してみましょう。
・アイゴ…全長3,455mm×全幅1,615mm
・軽自動車規格…全長3,400mm×全幅1,480mm
このように、全幅は130mmほどアイゴのほうが大きいですが、基本的に軽自動車とサイズが大差ないのです。
また出力をチェックしても、ターボ付きの軽自動車とほぼ同数値。となると、日本のマーケットにおいては、税制度等で圧倒的に軽自動車が優位になってしまうのです。これはアイゴに限らず、日本でAセグメントモデルがあまり普及しない理由といえるでしょうね。
他方で、軽自動車規格の存在しない欧州などでは、取り回しの良さ、環境性能、といった面で評価されているわけです。つまり、日本以外のマーケットにおける軽自動車の代替モデル、といった位置づけがアイゴといえるでしょう。
ちなみに最もベーシックなモデルの価格は、8,995英ポンド(約131万円)。これに輸送代を載せると、ヴィッツよりも高額になってしまい、序列に逆転現象が起こってしまうのかもしれません。
とはいえコンパクトで使い勝手が良く、デザインも洗練されているトヨタ アイゴ、日本でも乗ってみたいと思いませんか?