愛車で世界一周旅行するためには何が必要?
更新日:2024.09.09
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『愛車で旅をする』というのは、非常に冒険心をくすぐられるものですよね。日本の最北端や最南端を目指したり、日本一周というのも想像するだけでワクワクします。ところが世界一周となると、これはなかなかハードルが高そうです。はたして、どんな準備が必要になるのでしょうか?
車で世界一周するには?|世界を旅する為に必要なものを考えてみる
2017年6月24日にスタートしたアメリカ最大級のヒストリックカーイベント「GREAT RACE」に、自動車評論家の国沢光宏氏が参戦していたことをご存知の方もいるかと思います。
このイベントは、今年は、フロリダのジャクソンビルからミシガン州トラバースシティまでのおよそ4,000kmを9日間で走破するという、公道タイムラリー。
1972年以前に製造された車両が対象ですが、国沢氏がエントリーした車両が、50年以上前に生産されたスバル360だというのも大きな話題となりましたね。なんとも冒険心をくすぐられる挑戦です。
国沢氏のチャレンジには、専属のメカニックのほか、スペアパーツも持ち込むなど、万全のバックアップ体制で挑んでいるようです。とはいえ、50年以上前の2スト360ccエンジンで走破できるのか、現時点ではまだ結果が届いていませんが、完走が気になるところです。
さて、私達が世界をクルマで旅する場合、当然こうしたバックアップ体制は望めません。では世界をクルマで旅をするには、何が必要なのか考えてみましょう。
このイベントは、今年は、フロリダのジャクソンビルからミシガン州トラバースシティまでのおよそ4,000kmを9日間で走破するという、公道タイムラリー。
1972年以前に製造された車両が対象ですが、国沢氏がエントリーした車両が、50年以上前に生産されたスバル360だというのも大きな話題となりましたね。なんとも冒険心をくすぐられる挑戦です。
国沢氏のチャレンジには、専属のメカニックのほか、スペアパーツも持ち込むなど、万全のバックアップ体制で挑んでいるようです。とはいえ、50年以上前の2スト360ccエンジンで走破できるのか、現時点ではまだ結果が届いていませんが、完走が気になるところです。
さて、私達が世界をクルマで旅する場合、当然こうしたバックアップ体制は望めません。では世界をクルマで旅をするには、何が必要なのか考えてみましょう。
車で世界一周するには?|様々なコンディションでの走行かつ、車中泊が出来ることが絶対条件
日本は、世界でもトップクラスのインフラが整った国であり、道路事情も然りです。
しかし、世界には国道という名前こそついているものの、実際に走ってみたら未舗装だったり、舗装であっても路面に大きな凹みがあるなど悪条件の道路もザラ。最悪の場合は、雨による増水で渡川ができないなんてこともあります。
そのため、相棒として使うクルマは、悪路走破性に優れたモデルがベストです。
近年、流行のSUVモデルも高い走破性を持っていますが、頑丈なラダーフレーム構造を持つトヨタ ランドクルーザーのような本格的な走破性能を持ち、なおかつ信頼性の高いこと。そして、世界中で修理ができることが重要です。複雑な電気系統や代替のできないパーツが付いていると、簡単に走行不能に陷りますからね。
また、車中泊ができる車内の広さも重要でしょう。可能であれば安ホテルなどで疲れをとりたいところですが、長旅の中では、車中泊を余儀なくされることもあります。さらに、荷室の広さ・積載性というのも長旅には必須ですから、おのずと車種選定は絞られてきそうです。
ちなみにネットでは、軽のワンボックスで世界を走っているご夫婦もいるようですね…。
もちろん、最低限のメカの知識、工具を扱えることは言うまでもありません。
しかし、世界には国道という名前こそついているものの、実際に走ってみたら未舗装だったり、舗装であっても路面に大きな凹みがあるなど悪条件の道路もザラ。最悪の場合は、雨による増水で渡川ができないなんてこともあります。
そのため、相棒として使うクルマは、悪路走破性に優れたモデルがベストです。
近年、流行のSUVモデルも高い走破性を持っていますが、頑丈なラダーフレーム構造を持つトヨタ ランドクルーザーのような本格的な走破性能を持ち、なおかつ信頼性の高いこと。そして、世界中で修理ができることが重要です。複雑な電気系統や代替のできないパーツが付いていると、簡単に走行不能に陷りますからね。
また、車中泊ができる車内の広さも重要でしょう。可能であれば安ホテルなどで疲れをとりたいところですが、長旅の中では、車中泊を余儀なくされることもあります。さらに、荷室の広さ・積載性というのも長旅には必須ですから、おのずと車種選定は絞られてきそうです。
ちなみにネットでは、軽のワンボックスで世界を走っているご夫婦もいるようですね…。
もちろん、最低限のメカの知識、工具を扱えることは言うまでもありません。
車で世界一周するには?|国境を頻繁に超える旅に必要なもの
さて、クルマの用意はできたとして、次に必要なのは国際免許です。加えてパスポートやビザ等、普通に海外旅行する際に必要なものは必須となります。
そして、クルマで国境を超える際には、他にも手続きが必要となります。国によって手続きの内容は異なりますが、一貫して必要なのが「国際自動車登録証」「保険加入証」といったものです。
また、クルマを他国に持ち込む(一時輸入する)ためには、通関手続きが必要です。旅のために使っているクルマですから、基本は途中で売り払ってしまうことはありません。そんなクルマを対象に、輸入手続きを簡素化できる「自動車カルネ」というものを取得します。
JAFのHPでチェックすると、
『この自動車カルネとは、自家用自動車(含自動二輪)の一時輸入の通関手続を簡素化する書類。これによって一時輸入された自動車は、“その国に登録する必要はなく日本登録のままで外国を走行することができます”が、定められた期間内に再輸出しなければなりません。カルネの有効期間は1年間で、ご使用後はJAFへご返却いただきます。
・カルネを利用できる条件
車両が日本で登録されており、車検が切れていないこと
かならず日本へ持ち帰ること
カルネ名義人本人が海外へ渡航すること
滞在国への持込期間が、その国が定めた期限を越えないこと』
このように記されており、世界を自分のクルマで旅するなら必須の手続きです。ただし、その国に1年以上滞在する場合や、仕事で滞在したり、そのクルマを現地で売却するなど予定がある場合は、このカルネは使えないので、注意が必要です。
そして、クルマで国境を超える際には、他にも手続きが必要となります。国によって手続きの内容は異なりますが、一貫して必要なのが「国際自動車登録証」「保険加入証」といったものです。
また、クルマを他国に持ち込む(一時輸入する)ためには、通関手続きが必要です。旅のために使っているクルマですから、基本は途中で売り払ってしまうことはありません。そんなクルマを対象に、輸入手続きを簡素化できる「自動車カルネ」というものを取得します。
JAFのHPでチェックすると、
『この自動車カルネとは、自家用自動車(含自動二輪)の一時輸入の通関手続を簡素化する書類。これによって一時輸入された自動車は、“その国に登録する必要はなく日本登録のままで外国を走行することができます”が、定められた期間内に再輸出しなければなりません。カルネの有効期間は1年間で、ご使用後はJAFへご返却いただきます。
・カルネを利用できる条件
車両が日本で登録されており、車検が切れていないこと
かならず日本へ持ち帰ること
カルネ名義人本人が海外へ渡航すること
滞在国への持込期間が、その国が定めた期限を越えないこと』
このように記されており、世界を自分のクルマで旅するなら必須の手続きです。ただし、その国に1年以上滞在する場合や、仕事で滞在したり、そのクルマを現地で売却するなど予定がある場合は、このカルネは使えないので、注意が必要です。
車で世界一周するには?|まずは愛車を輸出しなければならない
愛車で海外を廻るには、このようにさまざまな手続きが必要になってきます。それだけハードルが高い冒険となりますが、意欲と健康な身体があれば不可能ではないでしょう。
旅の始まりに欠かせないのが、クルマの輸出です。日本は島国のため、スタート予定地最寄りの港に、愛車を船便で送ることになります。これも個人輸出となりますから、先ほど紹介したカルネを使った手続きなどが必須です。
また、貨物船の到着は時間がかかるため、港への到着を逆算して、現地入りの日程を(航空便など)も調整する必要があるでしょう。ともすれば、クルマは現地調達することでコストを抑える、というのも一案かもしれません。
このように,、ざっとわかるだけでもいろいろな手続きや準備が必要となってきます。さらに、十分な蓄えが銀行口座にあることも重要…でしょうね。
とはいえ、こうしたチャレンジは冒険心をくすぐるもの。人生に一度は、こうしたロマンを求めてみたいものですね。
旅の始まりに欠かせないのが、クルマの輸出です。日本は島国のため、スタート予定地最寄りの港に、愛車を船便で送ることになります。これも個人輸出となりますから、先ほど紹介したカルネを使った手続きなどが必須です。
また、貨物船の到着は時間がかかるため、港への到着を逆算して、現地入りの日程を(航空便など)も調整する必要があるでしょう。ともすれば、クルマは現地調達することでコストを抑える、というのも一案かもしれません。
このように,、ざっとわかるだけでもいろいろな手続きや準備が必要となってきます。さらに、十分な蓄えが銀行口座にあることも重要…でしょうね。
とはいえ、こうしたチャレンジは冒険心をくすぐるもの。人生に一度は、こうしたロマンを求めてみたいものですね。