乗れば乗るほどゴールド免許になりにくい日本…なぜこのような選定基準なのか?

日本のゴールド免許の選定基準に、疑問を抱いたことはありませんか?世の中ではペーパードライバーと呼ばれる人は皆、ゴールド免許。車を普段から運転する人の方がゴールド免許率は低いのが現実です。運転が慣れている人の方が免許証のレベルは低くなってしまう傾向にあるのです。なぜ、日本のゴールド免許の選定基準このようになっているのでしょうか?明確な答えはありませんが、考えられる可能性を探ってみました。

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お金に対する私たちのイメージとは?
運転が上手い人=ゴールド免許という感覚は間違い?
道交法の改正によりゴールドとブルーの感覚的差はほぼなくなった

お金に対する私たちのイメージとは?

金(ゴールド)といえば金属の中でも、高価な物として扱われ、オリンピックなどの競技では優勝者の印として金メダルが贈呈されます。

他にも、コアなメンバーであることを表すゴールド会員や、クレジットカードのワンランク上のゴールドカードは審査基準が一般的なものに比べて厳しくなっています。

そんなことからゴールドと聞くと、「選ばれた人が手にできるもの」というイメージが定着しているかと思いますが、運転免許に関してはこの考えは通用しないと考えた方が良いかもしれません。

運転が上手い人=ゴールド免許という感覚は間違い?

日常的に車を運転する人であっても、無事故・無違反でゴールド免許を取得している人も大勢います。しかし、それと反対に日常的に運転をする人であっても5年の間のたった一度の違反でブルー免許という人も大勢いるのです。

運転免許を持っている人すべてが、日常的に車を運転する人であれば、ゴールド免許は「事故を起こさない人、安全運転ができる人」の象徴という考え方もできます。

しかし、車を運転する機会がないために無事故・無違反でゴールド免許という人と同じ扱われ方をしてしまうのでは、なんだかゴールド免許の価値は薄れてしまいます。

そもそもゴールド免許とは1994年の道路交通法の改正によって新設されたもので、5年間、無事故・無違反の優良ドライバーが取得できるものです。

努力によって取得できる物であれば、努力したいものですが、どちらかと言えば運に近いものもあるのかもしれません。(道交法を順守する努力という考え方もありますが)

道交法の改正によりゴールドとブルーの感覚的差はほぼなくなった

実は、2002年の道路交通法の改正によって、過去5年間に軽微な違反1回(3点以下)のドライバーは、ブルー免許でありながら有効期間が5年間に変更されています。

それまではブルー免許の人は3年毎の更新、ゴールド免許の人は現在と同じ5年毎の更新でした。ブルー免許の人の方が免許センターに行き、更新する頻度は多かったので、ゴールド免許の人に、少なからず劣等感はあったのではないでしょうか?

しかし現在はそのように感じている人はほとんどいないでしょう。

今更ゴールド免許の選定基準を見直すにも費用がかかりそうですし、そこまでして区別してほしいと考える人もいないでしょう。

何もペーパードライバーがブルー免許やゴールド免許保持者に迷惑をかけている訳でもないので、害がなければ改正の必要もありません。

運転免許証は資格ではないあくまで免許なので、技量は関係なく、無事故•無違反を区別するためのものという認識で考えるべきかもしれませんね。


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