ワックスとコーティングどちらを選ぶ?それぞれのメリット・デメリット

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車の外観のお手入れは、以前ならしっかり洗車してワックスを掛け、最後にやわらかいウェスで拭き取りが定番でしたが、カーコーティングが普及され、最近では新車時からガラスコーティングをかけてピカピカの状態を保とうというカーケアもあります。それぞれのメリット・デメリットは何でしょう?
Chapter
なぜワックスやコーティングを行うのか?
ワックスはまるで化粧品
コーティングは安く頻繁に行うか、高く一発で済ませるか
ライフスタイルに合わせた選択が一番

なぜワックスやコーティングを行うのか?

違いの前に、まず「なぜそれを行うのか?」から考えましょう。ワックスにしろコーティングにしろ、目的は同じで、直射日光やホコリ、大気中を漂う微細な鉄粉、冬期の融雪剤などから車の塗装面を守ることにあります。そのため、両者とも以下のような効果が期待できます。

・塗装面にツヤが出て、新車のような輝きを保てる(濃色系のボディカラーでは、その光沢がさらに際立つ)
・高い撥水性

しかし、このように施工の目的は一緒ですが、それぞれメリット、デメリットの違いがあります。またワックスにしろコーティングにしろ一種類ではないのが、製品や業者選びで悩ましいところですね。

ワックスはまるで化粧品

ワックスの第一のメリットは「手作業で細かく行えば、多少ムラが出てもリカバリーしやすい」ことです。もちろんそれだけ細かくやれば時間はかかりますが、大事な愛車の手入れをしているという気持ちは、ボディの輝きというかたちで確実に反映されます。

ただ、ワックスは効果の持続期間が短く、雨風や直射日光をしのげる環境で2~3ヶ月、吹きさらしの青空駐車でワックスの油分が溶け出すほど車が熱せられる真夏なら、カンカン照りの後の夕立に合うと、一発でドロドロに流れ出すことも珍しくありません。

そのため、よほど恵まれた駐車条件でなければ、小まめなメンテナンス(再ワックス)が必要になります。それを怠れば、溶け出したワックスがガラスに付着して油膜になりますし、ボディに残ったワックスは酸化して汚れになってしまいます。その手間ゆえに、これをデメリットと感じるユーザーも少なくありません。

そのため、ワックスは青空駐車など条件が悪いほど頻繁なメンテナンスが必要になってしまうことから、近年は業者によるコーティングが注目されています。

コーティングは安く頻繁に行うか、高く一発で済ませるか

対するコーティングには、大きく分けてガラス系コーティングとポリマー系コーティングにわかれます。どちらも塗装表面への皮膜を構成して傷を埋め、あるいは傷がつかないように保護をして、艶と光沢を出すという目的で行います。

被膜の形成というのがワックスと大きく違うところで、ワックスには傷を防止する効果まで無いので、その点はコーティングが優れています。

DIYで簡単にできるポリマー系のコーティング剤は、安価にコーティングを実現できるというメリットがありますが、効果は約3ヶ月とメンテナンスはワックスより若干長い程度です。

安心して施工を任せられるお店が近くにあればいいのですが、皮膜の酸化による劣化などの問題が出るので、ライフスタイルによっては安易に選択しないほうが良いでしょう。

最強といえる業者によるガラス系コーティングは、気象条件や劣化への耐久性が高く、光沢や撥水性なども優れているという頼もしいメリットがありますが、その代償として施工時間や料金も高額なのがデメリットです。

ライフスタイルに合わせた選択が一番

カーワックスとカーコーティング、どちらを選択するかは、ライフスタイルによります。ただひとつ言えることは、愛車にマメに愛情を注げる環境があるなら、ワックスでピカピカにするほうが良いでしょう。

小まめに自分でメンテナンスをすることで、小キズやへこみなどに気づくことが可能になります。また、たとえば家族みんなで我が家の大事な愛車をキレイにする、などというイベントは、家族の絆を深める思い出にもなります。

コーティングにはそうしたイベント性はありませんが、日当たりのいい未舗装の青空駐車で、ボディカバーも無く、使用頻度も少ないというラフなかたちで車を所有しているのであれば、軽い洗車で愛車の輝きを復活できるガラス系コーティングがベストな選択です。

ポリマー系コーティングはその中間で、イベントとして洗車にかける時間は無いけども、3ヶ月から半年に一度程度は施工の時間を取って愛車のコンディションをそれなりに保っておくという方法です。

ボディのメンテナンス方法は、自分のライフスタイルに合わせて判断しましょう。
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